goo blog サービス終了のお知らせ 

べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

記憶(きおく)は、どこで決まる?(1)|感覚記憶と短期記憶

2013年07月31日 | 私から保護者へ
 記憶力って、どこで決まるのでしょうか?


 ヒトはまず、カラダの"感覚"をとおして記憶をします。ほかの生き物とおなじです。眼や耳や鼻や舌や皮膚(ひふ)といった五感から"脳へ"と、記憶が整理されていきます。

【感覚記憶】
映像や音などの感覚を最大1~2秒ほど、記憶する。

 感覚記憶は五感を使いますから、カラダも使いながら記憶すれば記憶力が上がります。指で指しながら読んだり声に出しながら確認したりすることも、感覚記憶を利用しているのです。ほかにどんな方法があるでしょうか?


【短期記憶】(short term memory)
短期間保持(ほじ)され、約20秒間保持される。5つから9つまでの情報しか保持できない。短期記憶の情報は時間の経過(けいか)とともに忘却(ぼうきゃく)される。これを防(ふせ)ぐためには維持(いじ)リハーサルを行う必要がある。短期記憶から長期記憶に記憶を転送するためには、精緻(せいち)化リハーサルを行う必要がある。

 ヒトが一度に記憶できる数は決まっています。たくさんのことを覚えなければならない場合、どうすれば良いでしょうか。そう、"分けて"覚えることです。

 「ジャガイモとー肉とーカレー粉とー…」とダラダラならべるのではなく、「鳥肉のカレーを作る。買うものは五つ。」と"分けて"覚えるほうが忘れません。

 簡潔に分けるには、日本文の基本”主語+述語"を意識します。文末にくる"述語で言い切って"ください。また、指を折りながら確認もします。指も使う理由は、おわかりですね。


 "リハーサル"とはなんでしょうか。メモを取ったり復唱する。こういった忘れてしまう"前の作動"のことです。これは後でやっても記憶の維持はできません。短期記憶が維持できる時間が20秒ほどと短いためです。

 ここまでの記憶の仕組みには、ヒトの個体差はほとんどありません。それぞれ上限は決まっていますから、その範囲内で上手に記憶をする工夫はできます。どんな工夫の例をあげていたでしょうか?


 続きます。(塾長)


記憶(ウィキペディア・パソコンむけ)

指導法に悩みがあります(3)|10%のボクたち


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。