よろず戯言

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糸田あじさい園

2012-06-27 01:05:02 | フラワー・園芸

先日の休みに、田川郡糸田町にある、あじさい園へ行ってきた。

このあじさい園、正式名称は不明。

 

通勤に国道201号線を利用する。

行きは、筑豊烏尾(からすお)トンネルをまっすぐ通って飯塚へ抜けるが、

帰りは、八木山峠を下った後、飯塚中心部を抜け、そのまま烏尾峠を越えて田川に入る。

 

烏尾峠を下りきって、201号線の合流地点の交差点の直前、

いつもは一般車両は進入できず、ダンプ等が出入りしている脇道の入口に、

一週間ほど前から、「あじさい園入口」と、手書きの看板が立っていた。

え?こんなとこに、あじさい園?

勝手に入ってもいいの?

ずっと不思議に思っていた。

そういえば烏尾トンネルの脇、路側帯の先の緑地帯にも、たくさんのアジサイが植えられている。

もしや、そこに辿り着くのか?

そんなふうに考えていた。

 

_

こういう手作り看板好きだわ~。

 

すると、一週間ほど前に、新聞の筑豊のページに、

「糸田町でアジサイ見頃」の見出しで、満開のアジサイの写真付きで、記事が掲載されていた。

>国道201号沿いにある道の駅「いとだ」から約500メートル離れた~

この場所の記事を見て、「あの烏尾峠の看板の先じゃん!」と、判った。

 

で、先日の休日を利用して行ってきた。 

初めて進入する脇道。

しかもえらく整備されてきれいな道路。

農道だか、工業用だか解らないが、ふだん利用されないのに、こうもきれいに整備されているとは。

糸田町もなかなかの土建行政なようだ。

 

脇道から、ほんの数百メートル先に、中心にため池のような施設が設けられた、すり鉢状の丘があり、

その斜面にびっしりと、色とりどりのアジサイが植えられていた。

車が二台ほど止められていた。

大きな一眼レフで写真を撮っている男性も居た。

係員が居るわけでもなく、駐車場が整備されているでもなく、

道路はこの先 行き止まりだし、車の往来もなく、その辺に乱雑に止めていいようである。

 

01_2

なんの施設なんだろう?

 

行き止まりにあった空き地に車を止め、デジカメを手に車を降りた。

隣に止められていた車のそばに、きれいなガクアジサイがあったので、

さっそく近寄ると、なんだか車内に人の気配が・・・

ハッと思って車を見ると、凄い形相でオバハンがこっちを睨んでいた。

オバハン、弁当のパックをかかえ、モックモックと食事中。

助手席にも誰か座って、やはり食事中。

・・・失礼しました。

そそくさと車を離れる。

 

01_3

ガクアジサイ

 

ちょうど正午だったもんな。

道の駅いとだで、弁当でも買うて来たんだろう。

天気もいいし、せっかくなんだから外で食えよと言いたかった。

 

01_4

西洋アジサイ

 

で、アジサイを見ようと、斜面を見下ろす。

かなり急斜面で、入るのは危険。

というより、しっかりとガードレールが設置されており、進入してはいけないようだ。

雑草もボーボーで、新聞記事に取り上げられたわりには、

あまり手入れがなされていなうようである。

まあ地元住民らがボランティアでやっているんだろうから、多くは望めない。

 

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西洋アジサイ

 

しかしこの斜面、上から見下ろすのではなく、

下から見上げる方が絶景ではないかと思うのだが、

すり鉢状斜面の中心部は、ため池のような施設。

金網もあって、当然ながら進入はできなさそう。

仕方なく、斜面から手前の方のアジサイを観察しながら撮影した。

 

02

写真だと分からないが、けっこう急な斜面。

 

斜面の上をグルッと回り、ひととおりアジサイを鑑賞して車へ戻る。

自分が歩いている間に、写真撮影をしていた男性の車も、

さっき弁当を食っていたオバハンの車も、去っていった。

車を止めていた空き地の前方には、国道201号線を挟んで対岸にある鉱山が見える。

セメントの原料となる石灰石が採掘されている鉱山だ。

筑豊・北九州地区には香春町の香春岳はじめ、良質の石灰岩の採れる山が点在する。

低い位置からは見ることができない、鉱山の姿を記念撮影。

 

Photo

仮面ライダーや戦隊モノが戦う場所は、たいていこのような採石場。

姿は見えないが、重機の音が響いていた。

 

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こっちは採掘が一時休止されている山肌。  

 

車に戻って、乗り込み汗を拭いながらエンジンをかける。

さて帰るか・・・と思って、ふと見た先に、見覚えのあるゴミが棄てられている!

ふたつきれいに重ねられ、割り箸もきれいに箸袋に収められ、

輪ゴムできっちりと止められた、弁当のパック。

投棄されて間もない、真新しいゴミ。

焼きそばか何かだったのか、紅ショウガや鰹節が付着しているのが判る。

値段シールに、“おじゅごんち市場”、の文字。

やっぱり、そこの道の駅で購入してここへ来て食ったやがったんだ。

 

棄てられていた場所は、あの車が止まっていた場所。

さっき自分を睨みつけていた糞ババアだ!!

ちくしょう、あのババア!!

まだ近くに居るのならば、追いかけてゴミを運転席に放り込んでやる!!

・・・・と思ったが、既に数分経っており、ババアの車が捕まるわけがない。

 

こんな自然に囲まれた山奥で、

地元の方がせっせと植えた、きれいなアジサイが咲き誇っている場所で、

なんで、こう平気でゴミを捨てて帰ることができるのだろうか?

これだから、筑豊の人間は、クズよばわりされるんだよ・・・。

 

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ババアの車の写真でも撮っときゃ、ここで晒したったものを・・・。

 

 



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