歩いてゆく播州清水寺
赤松氏の墓所等を確かめたいこともあり、登山道(遊歩道)を歩きました。
料金所の手前に十数台利用できる駐車場があり、登山口は左にあります。
(入山料は無料です。車で行った場合は、乗車一人500円です。)
大きな石碑には「昭和3年 山門まで新坂十八丁歩道」とあるので、この歩道は昭和3年に出来たもので、その昔は参道が別にあったのだろう。
距離18丁(約2km)、時間徒歩40分とある
18丁から始まり17丁、16丁とカウントダウンしていく。 一丁は私の足で、200歩足らずで、おおよそ100m。40分かかるとして、一丁当たり、2分と少しなどと、歩きながら計算する。杉林を歩き始めるが、道が石でごつごつしてけっこう荒れている。
あと4丁の道標を過ぎたあたりに東屋があり、その近くに5~6m程の板状の「稚児岩」という巨石があった。
この場所は、南朝に与していた赤松氏範(赤松円心の子)が山名・細川の大軍に攻められた時、5男乙若丸を薩摩へと陥ちるようにと袂別した場所とある。
いよいよお寺に近づいてきた。長い石段が上まで続いている。
本坊の長い白壁を通り過ぎると、大講堂に着く。
地蔵堂の右下に、赤松氏範の切腹石がある。
さらに、第一駐車場の手前から少し入った所に氏範と一族の墓がある。
駐車場からの写真
下から車が上がってくるので、車道を渡るのに注意が必要。
岩場から杉林の間を少しばかり歩いたところに墓があった。この墓は兵庫県の史蹟となっている。
切腹岩や墓など怖いものを出しましたが、近くにある月見亭や手水舎の写真をいくつか貼り付けます。
弁財天の放生池
手水舎の水の波紋
大講堂から