今年は武漢ウィルスが世界中に広がって、恐怖をまき散らしている。私たちも日本行きの往復航空券をキャンセルした。半額しか戻ってこないらしいが、途中の空港やヒコーキの中で感染する恐れがなくなったから、これで良かったかなと諦めた。
そのおかげで野の花観察の時間がたっぷりできた。このところ毎日の様に素晴らしい天気が続き、しかも野の花もまだ虫に食べられることがなく、とても新鮮な状態だ。昨日はビーチにでかけたが、フランス人やイギリス人たちが目についた。彼らは寒い国からやって来たので、ポルトガルの25℃の温度を夏に感じるのか、さっそく泳ぎ始めた。私たちはセーターを着こんで彼らを眺めていた。
大西洋を見下ろす断崖に群生する野生のペチコートスイセン。(2020年2月20日撮影)
岬の灯台の下も香りよいサルビアやカモミールなどの花盛り。(2020年2月20日撮影)
草丈10cmほどの地上蘭オフリス・テンツレディニフェラ。(2020年2月20日撮影)
山道に咲くアナガリス・モネリ瑠璃ハコベ。(2020年2月21日撮影)
アナガリス・モネリもパリッとして新鮮。(2020年2月21日撮影)
アナガリス・モネリの反対側には昆虫に擬態したクモラン。(2020年2月21日撮影)
石ころだらけの荒れ地に彩を添えるオルキス・マスクラ。(2020年2月25日撮影)
いつもすっくと花径を伸ばし紳士面のオフリス・フスカ。(2020年2月20日撮影)
太陽光線を反射、鏡蘭とも呼ばれるオフリス・スぺクルム。(2020年2月25日撮影)
山頂の岩場にはチューリップの原種とオルキス・マスクラ野生蘭のブーケ。(2020年2月27日撮影)
丁度今が見頃の野性蘭オルキス・マスクラ。(2020年2月25日撮影)
誰よりも早く春を告げるサルビア・ヴェルべナカだが今年は他の花と同時に咲きそろったセトゥーバル半島。(2020年2月20日撮影)
©2020 MUZVIT 写真は何れも2020年2月20日から27日までの間にセトゥーバル半島内で撮影。