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ってゆーかというか

なんとなくな徒然なるままの情報発信だよ。

アネット・メサジェ 「聖と俗の使者たち」を観る 森美術館

2008-08-24 22:15:18 | ART
知り合いに薦められて、森美術館で開催しているアネット・メサジェの「聖と俗の使者たち」を観た。 その人は、いたずら気に笑いながら「何も言わないので、自分で感じてきてください」と。 アネット・メサジェの作品は、インスタレーションと呼ばれるものだろう。 柔らかい彫刻だ。 特に気になったのは、 「つながったり分かれたり」と 「たよったり自立したり」。 奇しくも似たタイトル。 (ほかにもたくさんの作品 . . . 本文を読む

Antony Gormley(アントニー ゴームリー) 身体の中の空間

2008-07-21 20:05:13 | ART
 「英国美術の現代史:ターナー賞の歩み展」を観た。とても印象に残った作品があった。アントニー・ゴームリーの作品。 四角い石柱があり、回って見てみるとその石柱の中に人が入っていたらしく、手の跡や足の跡が見て取れる。 また、鉄で造られた彫像がある。それは両手を何か支えるようにあげているが、体はかがみこんでいる。 この彫像は全て作者のアントニー・ゴームリーの身体自体を基として、造られている。 原始 . . . 本文を読む

ルネサンス前後の画家

2008-04-29 19:14:13 | ART
蘭が好きで、家の蘭をよく写真に撮っていたら、家の人が近所の人で蘭愛好家がいるとの事。 名前だけは聞いていたことがあったので連絡してみた。「蘭を見たい」と申し出たら、快く迎えてくれた。 実際にお邪魔して部屋に入ると「これは、まあ、なんという・・・」という驚き。きちんと育てられた蘭はここまで見事に咲くものかと。 多種多様な蘭を見せてもらい、写真を撮らせてもらった。 老夫婦で蘭が好きらしく、初めはあ . . . 本文を読む

Interface(インターフェイス)理論

2008-01-02 21:25:49 | ART
Interface(インターフェイス)理論。 去年の暮れに大江健三郎の講演を聞いた時に知った。 T.S.エリオットの詩を翻訳、紹介した深瀬基寛という学者が唱えた詩の理論のこと。 Interfaceとは物理学で“界面”と訳される。ある相とある相が接している境界のこと。 詩を何かの相と何かの相の界面として捉え、内部と外部が効果的に意味を交換しあう特別な場所を指す。 (※詳しくは朝日新聞12/18(火 . . . 本文を読む

ハリー・キャラハン/Harry Callahan not Dirty Harry

2007-11-04 21:44:57 | ART
昨日載せたユーチューブの映像。 ベートーヴェンの弦楽四重奏のop132の映像。 その映像の写真がどうにも気になっていた。 クレジットに載っていた。 Harry Callahan ハリー・キャラハンというフォトグラファー。 かの「ダーティ・ハリー」もハリー・キャラハンという名前。 クレジットの(not Dirty Harry)というややお茶目なコメントにも惹かれた。 結局、買った。彼の写真集を . . . 本文を読む

「パルマ-イタリア美術 もう一つの都」展 @ 国立西洋美術館

2007-08-19 23:20:52 | ART
「パルマ-イタリア美術 もう一つの都」展を観た。 国立西洋美術館。 以前に書いたパルミジャニーノの絵を実際に見てみたかった。 「長い首の聖母」はなかった。 彼の絵を観て、ゴンブリッチの解説と全く重なるというわけではなかった。 「ルクレティア」という絵が印象的だった。 ルクレティアという女性(古代ローマ時代の女性)を描いているのだけど、絵の上手さだけでなく、真っ黒な背景が特徴的だった。漆黒の黒。 . . . 本文を読む

countless(カウントレス)

2007-08-12 23:26:56 | ART
マグダレーナ・アバカノヴィッチという芸術家がいる。 ポーランド人。 彼女の作品の特徴は巨大、無数、反復。 それぞれにテーマはあるらしいのだけど、彼女は、彼女の訴えだけでなく、こちらの自由な反応も問いかけたいようである。作家の意図と読み手の反応。ここに関係性が生まれると面白いと思う。 実物がかなり巨大かつたくさんあるので、今は写真で見ることしかできないが、いつか実際の作品を見てみたい。 マグダ . . . 本文を読む

パルミジャニーノ

2007-08-04 10:52:04 | ART
 ゴンブリッチの「美術の物語(the Story of Art)」を断片的に読んでいる。    この本のある章でパルミジャニーノ(1503-1540)という画家を知った。 ルネンサンス期のダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロから少し時代を後に生れた人物。  「ルネサンス期の巨匠達は画家たちが目指していたことを、達成してしまったのだ。  その後に何を描けばいいのだろう?」  という問題に多く . . . 本文を読む

セゾン文化

2007-06-14 21:15:08 | ART
とある人にマグダレーナ・アバカノヴィッチというポーランドの彫刻家を教えてもらった。 セゾン現代美術館に作品が所蔵されているとのこと。 まずはインターネットで調べてみようと思い、検索したら以下の記事を見つける。 浅田彰【セゾン文化を継ぐ者は誰か】 『VOICE』1999年3月号(PHP研究所) この記事読んで、自分も“セゾン文化”なるものには影響を受けているはずなんだろうなって思った。 買い物 . . . 本文を読む

京都にて ②

2007-06-03 20:13:28 | ART
大山崎美術館のあとに、  京都国立近代美術館に行った。 去年、奈良に行った時、帰りにここに立ち寄った。 「藤田嗣治展」を観た。 その時、この美術館が好きになったので、今回もとりあえず行く、という流れ。  行っていた展示会は「福田平八郎展」だった。 この画家は全然知らなかった。 展示している「雨後」という屏風絵と「牡丹」という絵が印象に残った。 色がきれい。 カタログを買った。  この美術館の . . . 本文を読む