「たとえ世界が終わっても」を観た後、観後感を味わっていた。
題名と役者の役回りから、ヴィム・ヴェンダースの『UNTIL THE END OF THE WORLD (夢の果てまでも)』を思い出し、ムショーに観たくなってしまった。
ビデオで借りた。
1991年の作品で1999年が舞台の近未来ロードムービー。
この映画はヴェンダース史上最悪の作品とのもっぱらの評判なのだが、
僕は好きなのだ。
あの淀 . . . 本文を読む
「絶対に金曜の夜に観る(決意)」、と思った映画を観る、8月の終わり。
夜9:00から始まるレイトショー。
多分間に合うなって思いながらも、やや遅れて映画館に向かった。
映画館に入るなり、意外な人ごみ。
「立ち見です」と言われた。マジでー。
一瞬、迷ったが、「絶対観る(決意)」と思ったので、いいトシこいていようが立ち見することにしてチケット購入。
並んでいたら、映画館の職員が座布団出してきた。 . . . 本文を読む
映画「Walk The Line(ウォーク・ザ・ライン)」を観た。
カントリー歌手、ジョニー・キャッシュの自伝映画。
ホアキン・フェニックスとリーズ・ウィザースプーンが本当に好演していた。
歌がすごく上手い。
それ以上に、ジョニー・キャッシュの人生がすごい。
自伝って難しい。それを描く人の視点からの物語になる。
だから、いろいろな角度から知るのがいいと思う。
彼を知ったのはU2繋がりだ。
ヴ . . . 本文を読む
今朝、新聞を取りにドアを開けたら、道の本当に真ん中に後姿で白い猫が座っていた。
道の向こうを見つめていた。「なんだ、この猫?」と思い見ていた。
その猫がオレに気づいたらしく、こちらを向く。
「邪魔しないでくれる?」みたいな表情だった。
そのまま、ドアを閉じた。
朝の支度して家を出たら、もうその猫はいなかった。
・・・まあ、よく見る近所の猫なんだけど。
久々にヴェンダース監督の映画(DVD)を観 . . . 本文を読む
この前紹介した映画「リスボン物語」のプログラムを読み直す。
ヴィム・ヴェンダースのインタビューが載っていて、面白い記事があった。
これは1994年か1995年頃の記事。10年前の話だよ。
一つ、今は映像を批判的な視点で捉えることが求められること。←今では映像を浴びっ放しなのかな。
一つ、イノセンスを持ち続けなくても、優しさと好奇心はなくならないということ。
以下が、記事から一部抜粋。
. . . 本文を読む
なんだか、最近の映画が面白くないと感じてきた。
なんでだろう?と思った時、そもそも映画って何だろう?って思った。
最初にカメラがあったんだよな。
それで映像を見て楽しんでいたのだと思う。
物語はなかったんだろう。
その後、長い年月にたくさんの物語ができて、今は飽和状態になっているのかな。
ヴィム・ヴェンダース監督の映画「リスボン物語」を思い出した。
百才を迎えた映画への、ヴェンダース監督なりの . . . 本文を読む
なぜか、ヴィム・ヴェンダースに想いを馳せる。
彼の作品の一つ。
「Far Away, So Close(時の翼にのって)」
は「ベルリン・天使の詩」の続編。
今度はカシエルという天使の物語。
そのカットがYouTubeに投稿されていた。
「Far Away, So Close」(05:23)
ナスターシャ・キンスキーがきれい。
カシエル役のオットー・ザンダーがかっこいい。
最後の自分の動き . . . 本文を読む
「スペース・カウボーイ」を観た。
黒田硫黄の「映画に毛が三本」で紹介されていて、
クリント・イーストウッドの“男っぷり”、“俺様っぷり”を説いていた。
観て、やっぱり“俺様っぷり”全開と感じた。
話の展開はチープだけど、なんか金が掛かっていそう。
イ-ストウッドもカッコいいんだけど、
トミー・リー・ジョーンズがすげえカッコいい。
ドナルド・サザーランドも、ジェームズ・ガーナーも。
というわ . . . 本文を読む
「僕を葬(おく)る」も借りたので観た。
これは短編(80分)。
これも話の筋が要(かなめ)ではないようだった。
余命3ヶ月を宣告された青年。
この映画を通して彼の生(せい)の営みの中から様々な“境界”が映し出されるようだ。
男と女。
男と男。
子供と大人と老人。
子と親。
自分と他人。
生と死。
映画の中でその青年はデジカメで折々の瞬間を捉える。
恋人、家族と触れ合おうとする。
ゲイではある . . . 本文を読む
フランソワ・オゾン監督の「8人の女たち」をDVDで観た。
オゾン監督の作品はオレの歳では分からない大人の心の微妙な揺らぎがあるのだろうと思い敬遠していた。
実際に観てみると、いや、なかなか、どーして、
とってもおもしろいすばらしい映画でした。
いや、これはホントに良くできてる。
軽いカルチャーショックだ。
なんと表現したらいいのだろう。
話の筋は、
ある家でその家の主が殺される。
殺人事件 . . . 本文を読む