フーアーユー？ （韓国映画）

『フーアーユー？』(ネタバレあり）
ネットゲームの開発者ヒョンテと試作テストユーザの一人インジュ（イ・ナヨン）。ヒョンテは、フーアーユ掲示板に誹謗する文章を書いた女性（これがインジュ）の正体を探っていくうちに、彼女に惹かれていく。というもの。

今のところ、韓国ラブストーリ映画の中で、ｍｙベスト　はこれっ！。ストーリとか映像とかは、クラシック（ラブストーリー）のほうが、よく練ってあるし、内容も純愛の王道をいく作品だと思う。でも、これが好きなのよーーー。（*^_^*）　なんたって、主役のチョ・スンウがいいっ。彼は、クラシックで初めて知ったんだけど、この作品の主人公　ゲームプランナーのヒョンテ役がめちゃんこハマってるの。クラシックで70年代の古風な若者ジュナ、その素朴で純粋なジュナ役の演技と今回の仕事にクールでシャイな現代若者役のギャップに、心を完全に役者チョ・スンウに持っていかれました。ヒョンテがタイプっていうのもあるけど…。彼が演じる役柄は全部タイプになってしまうから恐い。（笑）　しばらくは、このまいぶぅむチョ・スンウは続きそう…。

ヒョンテは開発者なわけだから、彼女が何処の誰なのか解ってるんですよ。でもインジュは解らない。二人はバーチャルな世界でメルロとピョリという名で心の交流をはかっていくんだけど…。バーチャルという見えない友達メルロに悩みを素直にぶつけてくるピョリに対して、現実の自分自身と向き合ってほしいと思うようになってくるヒョンテの葛藤する様がいい。
一番琴線に触れたのは、ヒョンテが自分にではなく、メルロに心を開いていることのやるせなさをぶつけるように　生ギターで創作（？）ラブソングをシャウトするシーン、で、その後ついに、「マンナジャ！（会おう）」（本当はここはハングルで記述したいところ…。）と打ち込む。
こういうシチュエーションはだめなんだよねぇーー。弱いっ！。コードと音程の微妙なずれも計算？。それにまた、チョ・スンウが歌も上手いだもん。聞いてるとなんだか照れくさくって、だけどドキドキしてしまう。^^;;
他にもヒョンテが、画面に向かってぶつぶつ言いながら、キーボードをうつ仕草とか、徹夜明けのジャージに無精ひげの姿とか、妙にリアルで同業者としては、かなりツボでした。カラオケで歌いまくるシーンとかね。あと、最後のゲームCMもよかったです。きっと「会いたい」とピョリに書かれてから、覚悟を決めて作った精一杯の正直な思いなんだよね！。（*^_^*）