NO TRAIL,NO LIFE

会社仲間と仕事の傍らトレーニングに励み、数々のレースで上位を目指しています。
最近は子どもがストライダーを始めました。

エタップ・デュ・ツール2007参戦記(2)

2012-01-08 18:02:51 | エタップ・デュ・ツール

いよいよ決戦当日です。

朝はAM5:00頃起床。

観光バスでスタート付近まで移動します。

 

 ↑

準備完了し日本人参加者たちと記念撮影。

 

 

    

スタート地点まで自転車で移動します。

 

 

今回エタップに選ばれたコースは2007年ツールドフランスの第15ステージです。

全長196km、後半のカテゴリー超級の山がかなりヤバいピレネー山脈超難コースです。

 

後半の3つの峠の詳細勾配です。

赤色のところは勾配10%超、黄色のところは勾配5%超です。

 

●峠の難易度
ポール峠(27km地点):標高1,249m/上りの距離11.4km/勾配値5.3%
ポルテダスペット峠(98km地点):標高1,069m/上りの距離5.7km/勾配値6.9%
マンテ峠(114km地点):標高1,349m/上りの距離7.0km/勾配値8.1%
ポールドバレス峠(159km地点):標高1,755m/上りの距離19.2km/勾配値6.2%
ペイルスールド峠(184km地点):標高1,569m/上りの距離9.7km/勾配値7.8%

 

日本のヒルクライムレースを1日で何回も体験できそうなコースです。

 

 

今だったら、明らかにこのコースのヤバさがわかったのですが、ロード始めたばかりの当時は、「まあ何とかなるだろ・・・」ぐらいに思っていました。

 

 

そして、いよいよスタートを迎えます。

     ←スタート地点です。

当然ですが、外国人の方がほとんどです・・・。

8000人ぐらいが参加する中で私たちは5100番ぐらいの為、スタートの合図から5分ぐらいはほとんど動けません。

 

徐々に動き出したと思ったら、すぐに猛スピードでレースがスタートします。

まあレースといっても嫁と一緒に併走しながら走るので、自分のペースで走らずにサイクリングです。

ここで私が置き去りにしてぶっ飛ばしたら後で大変なことになりますので、行きたい気持ちを抑えて走りました。

 

最初は街の中を走り抜けます。

沿道の応援もまさしくツールドフランスそのもので、気分がかなりハイテンションになります。

街を抜けると1つめの峠に入っていきます。

 

  ←峠でもガードレールはありません。

 

既にかなりの人に抜かれ、辺りにはかなりまばらになっています・・・。

 

 

    

Championのロゴに「おぉ、ツールだー」とテンション上がります。

とにかく景色がきれいで、日本ではまずお目にかかれない絶景に驚きます。 

 

そして、スタートから約40Km地点、後ろから回収バスが迫って来る。

嫁が白バイに止められバスに収容。

後は一人で行けるとこまで行ってもいいとのことだったので、

一緒にいた私もフランス語らしき言葉で話しかけられるも、

「NO.NO」と言って、逃げ切り猛スパート。

 

ここから一人旅。

しかし、もうすでに後ろは回収されてほどんど誰もいない状態。

バスから逃げるためひたすらダンシングで一つ目の峠を通過。この時点でかなりダメージが大きくなる。

下りになると追ってこないので一安心。

 

しかし、余計なエネルギーを消費したせいで徐々に脚が動かなくなってくる。

二つ目の峠の頂上までは20kmぐらい上りが続き、ヘロヘロ。

三つ目の峠の途中でTHE END。

全く脚が動かなくなりました。

 

       

自転車置いて写真撮影して休憩・・・。

レースではなくサイクリング。

 

 

あとは、回収バスが来るのを待って、来たのでバイクをトレーラーに預ける。

バスに乗ると嫁が一人寂しく座っていたので、隣に座ってゴール地点へ。

会話はなく爆睡。

 

私の挑戦はあっけなく終わりました・・・。

人生初のリタイヤをここで経験しました・・・。

 

←ゴール地点です。

ゴールに続々と帰ってくる選手たち。

この時かなり悔しく思いました。

 

   ←ゼッケンを記念にとっておきます。

 

 

   

最高に景色は綺麗ですが、あの遠くに見える山を越えるにはまだまだ実力不足でした。

 

ちなみに、ここと同じコースのツールドフランス第15ステージの優勝者は・・・

アレクサンドル・ヴィノクロフ・・・5時間34分28秒 (平均35.16km/h) 

化け者です・・・。

まあドーピングやってましたが・・・。

 

レース翌日からは、楽しい観戦と旅行が待っています。

 

 

本物のツールドフランス観戦はコチラ

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿