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高校研究

高校入試に関わってから早20年の月日が過ぎました。ブログ執筆も10年目。様々な角度から、入試の今を見つめていきます。

桐朋中学校 2月2日入試の予想偏差値は…

2015-06-11 03:12:26 | 日記

多摩地区で都立中高一貫校志望者で、私立中併願を考えているご家庭には気になるニュースです。

かつての進学校、桐朋中学校が、2月2日にも入試をおこなって、1日と合わせて2度の複数回入試をおこなうということです。

「かつての進学校」と言う枕詞をつけたのは、2015年の中学受験で入学した新1年生は、偏差値40台が約半数を占めるので、もはや進学校とは言えない学力レベルが入学する学校になっているからです。

20~30年も前の昔の桐朋中学校の隆盛期を知る人間からしたら、目が飛び出るような数字でしょうが、これが現実です。伸びる進学校、落ちる進学校と二極化する私学。桐朋中学校は負のスパイラルから抜けていません。

今年、2015年の進学実績の惨敗も学校関係者からしたらショックでそうが、それよりも、これから卒業を控える世代の学力レベルのほうがマズい状況。

偏差値からして、たぶん5年後の桐朋高校の進学実績は

東大3(現役1)

東工大6(現役3)

一橋大4(現役2)

ぐらいにまで激減しているはず。都立2番手校と同じかやや劣るぐらい。東大は0になるとも言われてますけど、桐朋小学校出身者に期待ってところでしょうか。

大切なのは、普通に学校についてちゃんと調べている保護者なら、桐朋が5年後には、もはや中堅校レベルの進学実績しか出せなくなる運命なのは知っているということ。塾でも、親切な先生ならば、「桐朋は来年以降にどんどん実績は落ちることが確実ですが、それを了承して志望しますか?」と確認してくれるはず。

2月2日入試を設けたからといって、もはや偏差値60以上の層は帰ってきません。メインは偏差値46~53ぐらいの層でしょう。よって、今年の進学実績でマイナス偏差値2下がるとして、+2ぐらいが桐朋中学校の2月2日入試の妥当偏差値。

おそらく、2月1日は偏差値52、2月2日は偏差値54ぐらいになるでしょう。桐朋中学校復活とはまずなりません。残念ですが……。


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