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高校研究

高校入試に関わってから早20年の月日が過ぎました。ブログ執筆も10年目。様々な角度から、入試の今を見つめていきます。

多摩科学技術高校、2016年偏差値「65」の脅威

2015-05-16 00:51:52 | 日記

多摩科学技術高校が凄いことになってきた。2016年度入試用のVもぎ・Wもぎの合格確実圏偏差値が65になったのだ。(都立高校偏差値を参照)

2010年の開校時が51程度だったとうから、6年間で10以上も偏差値が上昇したということになる。こんなに急激に偏差値が上がる学校、かつてあっただろうか??

普通科進学校とは違う、ホンモノに触れることができる理数専門の進学校というのが学校ノコンセプト。この特異な学校スタイルが、理系生の生徒の心をつかんだようだ。

進学実績もスゴイ。2015年春は国立大学に現役で30人。ちょっと驚きだ。同じ塾の業界人も、こんなに進学実績が出ることに驚いていた。

多摩科学技術高校は、少人数の精鋭集団というのが売りだから、1学年の生徒数が少なく、210人だというから、そこから30人が国立大にストレート合格。ほかの進学校と比べた合格率はいかに?

多摩地区の人気進学校といえば、武蔵野北高校、小金井北高校、調布北高校。いわゆる三北(サンキタ)だが、この3校よりも、国立大現役合格率は多摩科学技術高校の方が高い。

凄いことだ。だって、この実績を出した学年というのは、Vもぎ・Wもぎで偏差値54程度だったと記憶している。国立大なんて数人合格すれば御の字のレベルではないか。

今年の入学世代は偏差値60オーバー。西高校、国立高校のような都立トップ校レベルの入学者もいる。この代が卒業するころには、冗談ではなく、都立2番手校の立川高校、国分寺高校、武蔵高校、八王子東高校ぐらいの進学実績を出すのではないか。

多摩科学技術高校。夢のある進学校だ。今後、大成長しそうな予感。進学指導重点校を志望している生徒も、理系生なら一度見に行ってほしい。


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