Life is

気づけばアラ還。

静かなイブに

2023-12-24 | 人生観

映画『ラーゲリより愛をこめて』をアマプラで観ている。
旧満州・ハルビン陥落から物語は始まる。

昨年、母の戸籍謄本が必要となった折、結婚前の父の戸籍も稚内から取り寄せてみたら父の出生地がそこだった。
「満州生まれだ」「いやその時生まれていなかった」と父の兄弟さえも記憶があやふやな中確かな証拠が出てきて、ハルビンという街に一気に興味が湧いた。
父が生まれて間もなく一家は日本に引き揚げ、その4年後にハルビンは陥落した計算となる。
情勢を知る者が手助けしてくれたのか祖父の判断なのかは知らないが、きわどいタイミングだったのだなと思う。

ラーゲリ(収容所)シーンが大半で観ていて辛いが、しっかり見ておきたい。
北海道に住んでいて、時間と距離を超えた旅をしている。


とらぬ狸

2023-12-22 | 人生観

来年を占ってもらった3日後に、持病の三か月検診があった。
血液検査、画像診断ともに異常はなし。
「お薬飲むのもあと1年ですね。がんばりましょうね」と先生にしみじみ言われた。

そう、「あと1年かぁ」と気づいた時に、「5年明けたら何かしよう」ではなく「5年目にも何が起きるかわからないんだったら今から何かしても」と「前倒し」の気分になっていたのだ実は。
バリバリ今の仕事を頑張って、趣味も充実させるつもりだった。


が実際は、仕事の内容がどんどんハードになっていき、慣れるどころかついていけるかどうかも危ぶまれてきたので、先月現状にストップをかけた(つまり退職願いを出した)。
正直、身の危険を感じたのだ、「このままいけば絶対心身を病む」と。
そしたら「この時期に始めることは続かない」の占い結果だったので、「当たってるなー」と頷いた次第である。

その時期が過ぎればなんか余裕のありそうな期間が来るらしいので、旅行でもするような気がする。
旅がきっかけで次の展開でも見えるんじゃないかな、というのがぼんやりした来年の見通しだ。



星の雑談

2023-11-09 | 人生観

最近「ワークライフバランス」という言葉を耳にする。
西洋占星術では、山羊座の冥王星が水瓶座に移行しようとしているここ数年の期間と一致している。

仕事とプライベートのバランスについて考える事は個人的な範囲なら昔からあったろうけど、パンデミックまであらわれて全世界的な規模になったのは「破壊と再生」の星・冥王星の威力としか思えない。
では冥王星は何を破壊しようとしているのか。

山羊座の冥王星は年功序列、積み上げることの尊さ、確固とした役割分担にスポットを当てる。
(信頼も含めて)今まで積み上げてきたものの崩壊により、大企業や政府への不信感がいや増し、一時的な混乱を引き起こす。
そこから水瓶座に移るということは、これからは組織ではなく、個人の性質や能力を重視するようになっていくという事。
分をわきまえ俯瞰の目を持ち公私のバランスを保てる者たちが、自主独立の社会を作っていく。

ま、平たく言えば
「組織なんてあてにならねぇよ、締めつけるばっかりでさ。なら自分のことは自分で考えるよ。それぞれそうやってくしかねぇじゃん。まずは見通しのきかないがむしゃらな働き方はやめるかなー」
と各人が「ワークライフバランス」を考えるようになったという流れである(やっと帰結した)。
無論「自主独立」なので他人に迷惑をかけちゃいけない範囲で。

補足:隣の星座に星が移動するという事は「ひとつ前の性質を受け継いで変化する」ことなので、山羊座冥王星時代の「よきもの」まで失われるという事はない・・・と私は解釈する。


みんな自分が好きなのよ

2023-11-04 | 人生観

人って自分の境遇からしか意見を言えないものなんだろうか。

私は結婚するまで実家暮らし、離婚して初めて独り暮らしをした。
当時は不安だったけど今は(開き直りもあって)一人の生活を満喫している。
結婚してても生活の不安、老後の不安はある。
ましてや私のようにパートナーに裏切られたとなると、二人(以上)であることが必ずしも幸せとは限らないことを悟らざるを得ない。

かつては主婦だったので、二人暮らしの満足感や安定感はよーく知ってる。
今が違う生活だからってそれを否定するつもりはない。

が、それはそれ
再び手にしたいとはそれほど思わないのだ。


進化したんだと思う。
そうさせてくれた元ダンには感謝している。

冒頭のことを思わせてくれた人、実は占い師。
自分の人生に基づいた人生観しか語ってないなぁと感じたもので。