この間のプロ野球の試合でいい題材がありました。
8月1日の広島VS阪神の試合、最終回、一死一塁(西岡選手)で打者は上本選手。
上本選手は空振り三振、その間に西岡選手が二盗に成功。
何もなければ、二死二塁で試合続行のところですが、上本選手の捕手に対する守備妨害により、西岡選手がアウトとなり、3アウトで試合終了となりました。

写真から「妨害」は明らかと思います。
このケースでは、妨害した上本選手は妨害時には既に空振り三振アウトになっていますので、ペナルティの対象になりません。なので、二盗に成功した西岡選手にペナルティを課してアウトとします。
もし、これが上本選手の2ストライク目に発生していたら、上本選手にペナルティを課してアウトとし、二盗に成功していた西岡選手を一塁へ戻して、二死一塁で試合再開です。
ここからは、私の私見ですが、少年野球においては概ね間違っていない解釈と思っています。
このように、バッターボックスから出て“物理的に”捕手を妨害したようなケースはわかりやすいのですが、実はそうでない場合も【守備妨害】となることがあるので注意が必要と思います。
空振りした後にバッターボックスから出なくても、明らかに打つ気のないスイング(空振り)をした場合、【守備妨害】をとられる場合があります。
*とてもゆっくりとスイングした場合
*投球が捕手のミットに入ってからスイングした場合
*まったく投球に当たらないような軌道でスイングした場合
つまり、「まったく打つ気のないスイング=捕手の送球を妨害する意図がある」と判断され【守備妨害】が適用される恐れがあると思います。
走者を助けよう、などと思って安易なスイングをすると、打者も走者もアウトになって、一瞬にしてチャンスを失うという結果が待っていますので、気をつけましょう。指導者の方々も、子供たちに対して安易なアシスト指導は禁物ではないでしょうか。
YouTubeの動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=VQ967yKNJoU
この動画を視て、大変違和感を感じてしまいました。(映像ではなくて解説に)
「捕手が送球したから守備妨害、投げなかったら妨害にはならない。」と解説されていますが、私は、「送球した・しないとか、タイミングはセーフだった」とかは審判の判定に関係ないと思っています。。
審判が判断するのは、捕手のプレイ・守備・送球を妨げたどうかです。
二盗のタイミングが投げてもセーフかどうかなんて、送球前に妨害が発生しているので考慮することではありません。
捕手によっては、打者の顔面や体に当たることを避けて送球をやめる場合もあるので、投げなかった(投げれなかった)場合も、送球動作することを妨害した(=守備妨害)とみなします。
【野球規則】には、6.03a(3)項に、
「バッターがバッターボックスの外に出るか、あるいは何らかの動作によって本塁でのキャッチャーのプレイおよびキャッチャーの守備または送球を妨害した場合」
とありますので、妨害の対象行為は、捕手のプレイ・守備・送球ですので、送球したかどうかは関係ないというのが私の見解です。
8月1日の広島VS阪神の試合、最終回、一死一塁(西岡選手)で打者は上本選手。
上本選手は空振り三振、その間に西岡選手が二盗に成功。
何もなければ、二死二塁で試合続行のところですが、上本選手の捕手に対する守備妨害により、西岡選手がアウトとなり、3アウトで試合終了となりました。

写真から「妨害」は明らかと思います。
このケースでは、妨害した上本選手は妨害時には既に空振り三振アウトになっていますので、ペナルティの対象になりません。なので、二盗に成功した西岡選手にペナルティを課してアウトとします。
もし、これが上本選手の2ストライク目に発生していたら、上本選手にペナルティを課してアウトとし、二盗に成功していた西岡選手を一塁へ戻して、二死一塁で試合再開です。
ここからは、私の私見ですが、少年野球においては概ね間違っていない解釈と思っています。
このように、バッターボックスから出て“物理的に”捕手を妨害したようなケースはわかりやすいのですが、実はそうでない場合も【守備妨害】となることがあるので注意が必要と思います。
空振りした後にバッターボックスから出なくても、明らかに打つ気のないスイング(空振り)をした場合、【守備妨害】をとられる場合があります。
*とてもゆっくりとスイングした場合
*投球が捕手のミットに入ってからスイングした場合
*まったく投球に当たらないような軌道でスイングした場合
つまり、「まったく打つ気のないスイング=捕手の送球を妨害する意図がある」と判断され【守備妨害】が適用される恐れがあると思います。
走者を助けよう、などと思って安易なスイングをすると、打者も走者もアウトになって、一瞬にしてチャンスを失うという結果が待っていますので、気をつけましょう。指導者の方々も、子供たちに対して安易なアシスト指導は禁物ではないでしょうか。
YouTubeの動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=VQ967yKNJoU
この動画を視て、大変違和感を感じてしまいました。(映像ではなくて解説に)
「捕手が送球したから守備妨害、投げなかったら妨害にはならない。」と解説されていますが、私は、「送球した・しないとか、タイミングはセーフだった」とかは審判の判定に関係ないと思っています。。
審判が判断するのは、捕手のプレイ・守備・送球を妨げたどうかです。
二盗のタイミングが投げてもセーフかどうかなんて、送球前に妨害が発生しているので考慮することではありません。
捕手によっては、打者の顔面や体に当たることを避けて送球をやめる場合もあるので、投げなかった(投げれなかった)場合も、送球動作することを妨害した(=守備妨害)とみなします。
【野球規則】には、6.03a(3)項に、
「バッターがバッターボックスの外に出るか、あるいは何らかの動作によって本塁でのキャッチャーのプレイおよびキャッチャーの守備または送球を妨害した場合」
とありますので、妨害の対象行為は、捕手のプレイ・守備・送球ですので、送球したかどうかは関係ないというのが私の見解です。
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