食べ物シリーズも、ひとまず今回で最終回です。最終回はベルゲンのレストランを2件ほどご紹介します。
1件目はノルウェー産の食材を使った創作料理レストランHanne på Høyden。Hanne på Høydenは口コミサイトでベルゲン第1位を獲得しており、ネット上で予約もできます(しかも英語でOK!)。余談ですが、ノルウェーで評価の高いレストランの多くは、ノルウェー産の新鮮な食材をフレンチやイタリアンの技法を応用しつつも、それぞれのテリトリーに固執せず柔軟にアレンジした料理を出す店です。古典的なノルウェー料理(サワークリームシナモン粥など)とはちょっと違いますが、僕はノルウェー文化研究家ではないので、ノルウェーの食材を美味しく味わうことができれば全く問題ありません(ちなみに、ノルウェー人の友人に「伝統的なノルウェー料理の店知ってる?」と聞いたところ「そんなもん食べない方がいいよ!」と言われました。確かにサワークリームシナモン粥はショッキングな味わいだった。。。)。
レストランはベルゲン大学の裏にあり、店内は非常にカジュアルな雰囲気です。テーブルの横にはインテリアと暇潰しを兼ねて本が置いてあります。ただ雑然と本が置いてあるだけなのに、なぜか僕のオフィスとは似ても似つかぬ有様です。まぁ単に気の持ちようだと思いますが。


まずは前菜としてトマトの冷製スープ。トマトのまろやかさと酸味を活かした冷たいスープが食欲をかき立て、メインへの期待が高まります。

そしてメイン。僕は、「ノルウェーの海岸沿いで、特別な飼育法で育てられた」らしいビーフを注文。肉質は柔らかく、脂身も少ないのでサラッとした味わいです。そしてソースがやっぱり美味しい。ただ、美味しかったですが、日本にはすでに素晴らしい牛肉がたくさんあるため、「こんなに美味しい肉は日本では味わえない!」というほどではありません(このレストランのレベルが低いのではなく、日本の和牛のレベルが高いという意味です)。

妻はノルウェー西海岸産のラムを注文。このラムこそが、最近のblogで何度か登場した絶品ラムです。ミディアムレアに焼かれた全く臭みのない新鮮なラムに、何かは分からないけれどやたらと美味しいソースがかかっています。僕はこんなに美味しいラム料理を食べたことがありません。半年間のノルウェー生活で最も美味しい料理でした。ノルウェー食べ物ランキング、堂々の第1位。

そしてデザート。このレストランはデザートもハイクオリティです。マスカルポーネか何かのクリームに季節のベリーが鏤められています。これも非常に美味しい。

このレストランはかなり当たりでした。特にあのラムはノルウェーにいる間にもう一度食べに行かなければなりません。
続いて2件目はEnhjørningenというレストラン。このレストランは世界遺産ブリッゲン(過去blogを参照)の中にあり、世界遺産建築の中で食事ができます。


写真左奥にある、壁から茶色の馬(ユニコーン)が飛び出ている建物がレストランです。いかんせん世界遺産に指定されている建築物なので、古いです。そして、建物全体がビックリハウス並に傾いています。まさにそれが趣深いのですが。

レストラン内は緑と赤を基調とした落ち着いた雰囲気にまとめられており、窓際のテーブルからはベルゲン港に停泊する帆船やフェリーを眺めることもできます。


料理のクオリティも高く、口コミサイトで上位をキープしています。
まずは前菜のクジラの燻製と、ホタテのソテー。観光名所であるフィッシュマーケットでは、エビやタラの串焼が売られていますが、なぜかホタテだけはありません。また,フィッシュマーケットのクジラ肉は生臭く美味しくありません。というわけで、ホタテやクジラはレストランで食べることをお勧めします。


そしてメイン。僕はアンコウの香草焼きを注文しました。アンコウのあっさりした味わいに香草とキノコのソースがマッチしています。

妻はベルゲン名物バカラオを注文。バカラオとは干ダラのトマト煮込みで、ベルゲンは中世ハンザ同盟時代に干ダラ輸出で繁栄した経緯があります。スーパーで売られているバカラオは辛いものも多いのですが、ここのバカラオは辛くなく、体に優しい味わいです。

そしてデザート。僕はチョコレートケーキ、妻はキャラメルプリンを注文。驚くほど濃厚なチョコレートケーキに、さっぱりとしたソルベがゴルフボールのように乗っかっています。キャラメルプリンはいかにもホームメイドな素朴で懐かしい味わいでした。


ところで、僕のblogでは各レストランの価格は掲載していません。メニューは月替わりの店が多いこともあり、正確な情報をご希望の方は記事内のリンクからwebページにアクセスし、各自メニュー(MENY)をご参照ください。これまでご紹介したレストランだと、グラスワイン1杯込みでだいたい一人400NOKから700NOK程度(1NOK=14JPYで6000円から10000円程度)でしょうか。前回ご説明した通り決して安くはありませんが、料理の質を考えれば日本と大差ないと思います。
また、料理とはあまり関係ないですが、ベルゲンはオスロに比べて男性が好きそうな鮮やかな青や赤の電飾が多い気がします。どういうものかを文章で説明するのは難しいのですが、写真を見れば「ああ、こういう感じね」とすぐに分かります。

(ちなみにこのトイレはオスロ近郊)
バーやレストランはもちろん、僕らが泊まったホテルもロビーがオーロラ風に光っていました。

僕はこのテの電飾は嫌いじゃない方ですが、上のトイレはさすがにやり過ぎですね。
1件目はノルウェー産の食材を使った創作料理レストランHanne på Høyden。Hanne på Høydenは口コミサイトでベルゲン第1位を獲得しており、ネット上で予約もできます(しかも英語でOK!)。余談ですが、ノルウェーで評価の高いレストランの多くは、ノルウェー産の新鮮な食材をフレンチやイタリアンの技法を応用しつつも、それぞれのテリトリーに固執せず柔軟にアレンジした料理を出す店です。古典的なノルウェー料理(サワークリームシナモン粥など)とはちょっと違いますが、僕はノルウェー文化研究家ではないので、ノルウェーの食材を美味しく味わうことができれば全く問題ありません(ちなみに、ノルウェー人の友人に「伝統的なノルウェー料理の店知ってる?」と聞いたところ「そんなもん食べない方がいいよ!」と言われました。確かにサワークリームシナモン粥はショッキングな味わいだった。。。)。
レストランはベルゲン大学の裏にあり、店内は非常にカジュアルな雰囲気です。テーブルの横にはインテリアと暇潰しを兼ねて本が置いてあります。ただ雑然と本が置いてあるだけなのに、なぜか僕のオフィスとは似ても似つかぬ有様です。まぁ単に気の持ちようだと思いますが。


まずは前菜としてトマトの冷製スープ。トマトのまろやかさと酸味を活かした冷たいスープが食欲をかき立て、メインへの期待が高まります。

そしてメイン。僕は、「ノルウェーの海岸沿いで、特別な飼育法で育てられた」らしいビーフを注文。肉質は柔らかく、脂身も少ないのでサラッとした味わいです。そしてソースがやっぱり美味しい。ただ、美味しかったですが、日本にはすでに素晴らしい牛肉がたくさんあるため、「こんなに美味しい肉は日本では味わえない!」というほどではありません(このレストランのレベルが低いのではなく、日本の和牛のレベルが高いという意味です)。

妻はノルウェー西海岸産のラムを注文。このラムこそが、最近のblogで何度か登場した絶品ラムです。ミディアムレアに焼かれた全く臭みのない新鮮なラムに、何かは分からないけれどやたらと美味しいソースがかかっています。僕はこんなに美味しいラム料理を食べたことがありません。半年間のノルウェー生活で最も美味しい料理でした。ノルウェー食べ物ランキング、堂々の第1位。

そしてデザート。このレストランはデザートもハイクオリティです。マスカルポーネか何かのクリームに季節のベリーが鏤められています。これも非常に美味しい。

このレストランはかなり当たりでした。特にあのラムはノルウェーにいる間にもう一度食べに行かなければなりません。
続いて2件目はEnhjørningenというレストラン。このレストランは世界遺産ブリッゲン(過去blogを参照)の中にあり、世界遺産建築の中で食事ができます。


写真左奥にある、壁から茶色の馬(ユニコーン)が飛び出ている建物がレストランです。いかんせん世界遺産に指定されている建築物なので、古いです。そして、建物全体がビックリハウス並に傾いています。まさにそれが趣深いのですが。

レストラン内は緑と赤を基調とした落ち着いた雰囲気にまとめられており、窓際のテーブルからはベルゲン港に停泊する帆船やフェリーを眺めることもできます。


料理のクオリティも高く、口コミサイトで上位をキープしています。
まずは前菜のクジラの燻製と、ホタテのソテー。観光名所であるフィッシュマーケットでは、エビやタラの串焼が売られていますが、なぜかホタテだけはありません。また,フィッシュマーケットのクジラ肉は生臭く美味しくありません。というわけで、ホタテやクジラはレストランで食べることをお勧めします。


そしてメイン。僕はアンコウの香草焼きを注文しました。アンコウのあっさりした味わいに香草とキノコのソースがマッチしています。

妻はベルゲン名物バカラオを注文。バカラオとは干ダラのトマト煮込みで、ベルゲンは中世ハンザ同盟時代に干ダラ輸出で繁栄した経緯があります。スーパーで売られているバカラオは辛いものも多いのですが、ここのバカラオは辛くなく、体に優しい味わいです。

そしてデザート。僕はチョコレートケーキ、妻はキャラメルプリンを注文。驚くほど濃厚なチョコレートケーキに、さっぱりとしたソルベがゴルフボールのように乗っかっています。キャラメルプリンはいかにもホームメイドな素朴で懐かしい味わいでした。


ところで、僕のblogでは各レストランの価格は掲載していません。メニューは月替わりの店が多いこともあり、正確な情報をご希望の方は記事内のリンクからwebページにアクセスし、各自メニュー(MENY)をご参照ください。これまでご紹介したレストランだと、グラスワイン1杯込みでだいたい一人400NOKから700NOK程度(1NOK=14JPYで6000円から10000円程度)でしょうか。前回ご説明した通り決して安くはありませんが、料理の質を考えれば日本と大差ないと思います。
また、料理とはあまり関係ないですが、ベルゲンはオスロに比べて男性が好きそうな鮮やかな青や赤の電飾が多い気がします。どういうものかを文章で説明するのは難しいのですが、写真を見れば「ああ、こういう感じね」とすぐに分かります。

(ちなみにこのトイレはオスロ近郊)
バーやレストランはもちろん、僕らが泊まったホテルもロビーがオーロラ風に光っていました。

僕はこのテの電飾は嫌いじゃない方ですが、上のトイレはさすがにやり過ぎですね。
この3カ月外食をしていません。あーおいしそう、あーおいしそうと言いながら写真拝見しました。ノルウェーの恋人がうらやましい限りです(妻)
ノルウェーの恋人は、袖や腕をチラ見せ程度ですみません。写真は大量に(1000枚以上)撮ったので、妻がお邪魔した際には見てやってくださいね。
赤ちゃんいると外食は難しそうだよね。。。
でも、うちは赤ちゃんは相当先の話になりそうだから、逆に羨ましくもあります(笑)お二人が家族でノルウェーに旅行に来られる頃にはさすがに僕はいないと思いますが、情報提供はできるので、是非そのうち遊びに来てくださいねー
ちょっとそこまでのトイレは勘弁だけど…
細部に至るつくりといろづかい、素敵だな~
ノルウェーの恋人は、実は随所に登場しています。腕だけとか(笑)
ノルウェー人は、料理に関しては割と繊細だと思いますね。タペストリーや銀細工など、近代以前の工芸は残念すぎるほど大雑把ですが。あと、光り物も好きですね。きっと冬が暗過ぎるからでしょう。