シンディ・シャーマン
ほかのだれかになって見ようと思った。
最初は鏡に、次はカメラに向かって…。
そのときの私はまるでトランス状態で、レンズを通して誰かになろうとする自分を見つめている。
なにをやりたいかがわかった時、私は直感にすべてを委ねる。
空のはた織り機 (テワ・プエブロ族) 金関寿夫訳
ああ わたしたちの大地の母 ああ わたしたちの大空の父よ
わたしたちは あなたがたの子供
疲れた背中に あなたがたへの贈り物を背負ってやってきました
だからどうかわたしたちの母 わたしたちの父よ
わたしたちに光りの衣服を織ってください
朝の白い光りを縦糸にして
夕方の赤い光りを横糸にして
降る雨を縁ぶさにして
空にかかる虹を縁どりにして
わたしたちに光りの衣服を織ってください
それを着てわたしたちは
鳥の歌う森 みどりの草原を 行くでしょう
雨雲が幼いトウモロコシの世話をする (アコマ族) 金関寿夫訳
ずうっと向う 東の方で
まるで母親が赤ん坊の世話をするみたいに
雨雲が 幼いトウモロコシの世話をしている
だいじに だいじに だいじに だいじに
世話を し て い る