たかにPTA・活動記録ノート

高井戸第二小学校PTAの活動記録。※パスワードつき記事は(パスワードが必要)がついた各カテゴリーからアクセスできます。

何にでもなれる!何でもできる!~土曜授業「仕事について考えよう」~

2019-03-08 20:00:30 | 2018(H30)年度 PTA

子どものころは何度も聞かれていたのに、

気づいたらいつの間にかされなくなった質問。

「夢は?将来何になりたい?どんなことをしたい?」

そんな大人たちも、自分の夢を振り返ってみたくなる

すてきな授業が、今年も行われました。

 

現役保護者がゲストティーチャーとなり(←これは区内で高二だけ!!)

6年生のキャリア教育の一環として授業を行う取り組みは、12回目を迎えました。

 

集まったのは、11人の多彩なゲストティーチャーたち。

1コマ25分間という短い時間ですが、

仕事の道具や映像資料、パンフレットなどを使いながら

どうしてこの仕事についたのか、どんな仕事で、どんなやりがいがあるのか、

などをテンポよく話してくださいました。

 

ものづくりが好きだったから、と建築士になった方の授業。

施工主の希望を2Dの図面にし、3Dの立体に仕上げていく様子が

見事に机の上で再現されています。

 

不動産の会社を経営されている方は、

こんな特殊な電卓を見せてくれました。すごいボタンの数…。

実益につながる話、大人でもふむふむ、とうなずいてしまいます。

 


最近の子どもたちは新聞を知らないかなと思って、と持参されたのは新聞記者の方。

でも高二の子どもたちは、結構おうちでとっているようで驚いていました。

取材をして、まとめる。学校の授業でもしばしば取り組むことの先には、

たとえばこんな仕事があるんだなと気づきました。

 

アナウンサーをされていた方は、

まだ何の職業につくか決めていなかった小学生のころ、

毎日、その日の教科書全てを音読していたそう!

国語だけではなく、たとえば図工の教科書の絵を

自分で説明を考えながら読んで…と、文字通り全部!!です。

夢が具体化していなくても、やっていることが将来につながるんですね。

早口言葉、できるかな??

 


大学で教員をされている方は、会社員からの転職でした。

初めについた職業から、学びなおしを経て、別の道へ。

いろいろなキャリアの築き方があると気づけるのも、

ゲストティーチャーの授業ならではです。

 

今回来てくださった方の中で、

もしかしたら一番身近かもしれない、歯科医師の方。

障がいや重い病気の方の歯科治療を行っているそうです。

笑気ガスって知ってる?など、専門的なワードを交えながら説明してくださいました。

 

いよいよ来年となったオリンピックに関わる仕事も。

スポーツをやっている子どもたちは多いと思いますが、

選手として活躍するほかにも、世界的な大会を支えるという立場で

スポーツが好きだという気持ちを仕事に結びつけることができるんですね。

 

外資系のベンチャーで働くゲストティーチャーもいました。

いろいろな国やひとの考え方とふれながら働くことも、

これからの時代ますます増えていくことでしょう

 

グローバルといえば、外交官の方もいました。

英語がびっちり書かれた資料を見せていただきつつ、

「伊勢志摩サミットって知ってる?あのときはね…」など、

ニュースでみたことのある出来事の裏側で働いていたエピソードも。

英語の授業も本格始動する中、選択肢のひとつになったでしょうか?

 

理科室で行われたのは、薬剤師の方の授業。

見覚えのある薬も含め、いろいろな道具が並び、ゲストティーチャーも白衣です。

計って、調合して…と、実験みたいですね。

 

職業名はよく聞くけれど、実際何をしているの?

という疑問に答えてくださったのが、弁護士の方。

同級生の保護者の方から、

ドラマで耳にしたことがある専門用語が次々に出てくるのは

なんとも不思議な体験だったのでは?

(組織に縛られない自由な働き方で、正義の味方になれる、

と弁護士になられたとのこと。思わず、自分の働き方を振り返ってしまいました)

 

今回ゲストティーチャーになった動機をうかがうと

「子どもに『パパやらないの?』といわれたのがきっかけ。6年間お世話になった学校に多少なりともお役に立てるならと思いました」とのこと。

実際やってみると、子どもたちが思った以上に真剣に話を聞いてくれたのが新鮮で、やってよかったそう。また過去のゲストティーチャーの方ですが、6年生からのお礼の手紙をみて涙が出た…という声も。

 

お忙しい中、ご協力いただいたゲストティーチャーのみなさま、そして関係者のみなさま、ありがとうございました。

「ひとりひとりの専門性を生かすことが、地域を生き生きさせると思う」とコメントされた方がいましたが、まだまだたくさんの仕事、キャリアを持った方が高二にはいらっしゃいます。来年度以降チャンスがあれば、次はあなたがゲストティーチャーになってみてはいかがでしょう?

 

 


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