以前の記事はこちらから⇒【準備編】
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扇作りの当日。1日目はランチルームで2クラスごとの入れ替わりで2時間ずつ作業をします。
工程の前に、スライドを使い、順扇堂の鈴木香代子先生と由香里先生が丁寧に説明をしてくれました。
順扇堂は学校からすぐのところにある老舗の扇屋さんで、主に踊りに使う扇子を受注生産しています。
香代子先生のお父様で由香里先生のおじい様である先代が、60年ほど前に独立してから扇屋を始めたそうです。
近所の高二小で、コマまわしやお手玉や昔遊びを教えていたのがきっかけで、その後、扇作りの実演から始まり、製作も教えるようになったとか。
香代子先生も由香里先生も高二小出身の先輩です。
まず、紙に名前を書いてから、「平口開け」という作業です。
扇子の紙の下1センチのところを2枚に割っていきます。
紙は1枚に見えて、実は3枚が重なっているのですが、紙の真ん中を開けて、1.5枚と1.5枚に分けます。
この作業がどうつながるのか? まだイメージがわきませんね。
道具は数が限られているので、みんなで順番に仲良く使います。
次に紙を水で濡らしてもらいます。
1日目の最大の山場が次です。
こちらの型を使って扇に折り目をつけていきます。こちらの型は、先生たちが手作りした型です!
この作業がとっても難しいのですが、大事なのは、二人組になって協力すること!
何とかみんな、やり切りました!
ここからは2日目に向けての作業です。
これで1日目が終了です。
先生によると、大きな失敗をする子もおらず、順調だそう!
早く作業が終わった子たちは、まだの子たちに声をかけてコツを教えたりと、子どもたちのお互いの優しさを垣間見ることもできました。
図工の時間に絵をつけたら、次は2日目の工程に入ります。
【本番2日目編】に続きます。
5年クラス委員