たかにPTA・活動記録ノート

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【本番2日目編】5年生の学年行事~日本の伝統、扇作り~

2019-03-29 13:18:02 | 2018(H30)年度 PTA

以前の記事はこちらから⇒【準備編】 【本番1日目編】

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扇作り、いよいよ2日目です。

この日は体育館で、全クラス集まって行いました。

去年は体育館が相当寒かったと聞いて覚悟してきたのですが、
今年はそうでもなく、ホッとしました。

子供たちはそれぞれ、絵と漢字一文字を書いた扇の紙を持参しています。

どの扇も個性が光っていて素敵です!

この日も集中力が必要な工程が待っていました。

まずは骨(竹)を、紙の間に刺すための隙間を作ります。
1日目に竹串で通り道をつけていたのですが、その入り口を吹き矢を吹くようにして「フッ」と息を吹き込んで
広げます。

どのくらい強く吹くのか、「吹き矢を吹くように」と言われてもピンとこない子どもたちですが。。。

そしていよいよ、骨を挿していきます。
まずは骨の持ち方から。

ちなみにこの骨は、骨を作る職人さんの手作りです。1本1本、手で削って制作している貴重な物です。

穴に入れていきます。折らないように優しく入れます。

これもなかなか難しい作業なのですが、近くの友達と協力し合う微笑ましい姿がこの日もちらほら見られました。

それから、骨にのりをつけたら、扇の先を裁断機でカットしてそろえてもらいます。最後はボンドで親骨をつけたら、終了です!
ちなみにこちらの裁断機、先代が作ったのだとか。由香里先生によると、新しいものを作るのが好きなおじい様だそうです。

終わった後は、班ごとに分かれて投扇興というゲームでお楽しみの時間です。
専用の扇を的に当てて倒すゲームで遊びました。


それぞれ、個性あふれる的です! 子どもたちが牛乳パックで制作しました。

最後に、香代子先生からの印象的なお言葉がありました。
「道具はそれらを作っている人がいます。
誰かが心を込めて作っていると思いをはせて、大切に使いましょう」

先生によると、扇の材料は、扇子専門の紙を作る紙屋さん、骨を作る職人さん、でんぷんのりはのり屋さんが作っているそうです。京都では扇子の箱だけを作っている箱屋さんもあるとか。

今はネットで品物を注文すれば、早くて翌日には家に届きます。
物作りの工程から、家に届くまでの過程で関わる人の顔も見えづらい仕組みです。

こうして自分たちで物を作ってみることで、自分たちが物を手に取ったり、食べ物を口に運んだりすることが、他の誰かのおかげであることを想像できるようになってもらえたらと思います。

すてきな作品が完成しました! 上から順に1組~4組です。



5年生の皆さん、とってもいい経験でしたね。
講師の鈴木香代子先生、由香里先生、担任の先生方、ありがとうございました!


5年クラス委員


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