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タカダスマイルのブログ

京都西院発!!はぐれフォーク純情派宣言、何となくブルースを引きずり関西を中心に全国で活動中。

謙虚の初心者

2023-01-05 10:00:00 | 日記
僕は偉そうで謙虚さの欠片もなく、見栄っ張りでカッコつけで、でもケチで短気かつナルシストで自意識過剰で自信家でした。でしたって事は過去の事で、19くらいから27くらいまでこんな感じでしたかね。
何が何でも京都から離れたくて、大阪のデザイン専門学校に進学し、思いっきりデビューした僕はとにかく目立った。
友達の美容師に最初が肝心や髪染めて行け!と言われて、そのアドバイス忠実に入学式へ金髪にサングラスにサイドゴアブーツに英国製のスイングトップを身に纏い出かけた。
いやー目立った。その日に先生全てに名前を覚えられた。
そして学校中の不良(音楽的に)が周りに集まって来た。
スキンズ、ロカビリーにMODS、パンクスにハードコア、サイコビリーと。
すごーく内向的かつ暗い中学生活と高校生活を送っていた僕がいきなり専門学校の目立つチームに所属してしまったのだ。
これで爆発した。
とにかく今までの抑圧されていた自我が暴発したのだ。
入学から数週間で一人暮らしの女の子の家に招待される。
目立つ自分とは裏腹に全然女性経験も浅く、純情ボーイだった僕は何も考えずに家に行った。
そのコは僕に夕食を作ってくれ、お酒を一緒に飲んだ。
「そろそろ終電だし帰らなきゃ」と僕が帰ろうとすると「泊まっていったらいいよ」とそのコが言う。
え?どう言うことですか?と頭の中を?が過ぎったのですが、イケてる風を演じなくてはならないので「そうするわ」と特に美味くもないビールを飲み干した。
「もう寝ようか?シャワー浴びてきたら?」とそのコが言う…もうパニックであるが、俺は演じる「お前が先に入れよ」正しいかどうかは分からない。
何となくそういう方が遊んでそうかな?と思ったのだ。
そして、そのコがシャワーを浴びてタオル一枚で出てきた。
俺はシャワー借りるわって浴室に向かった。
あーこれはそういう事になるんですよね、でも俺は彼氏でもないぞ、というか交際もしてないし、好きとも言われていないし言ってないぞ、これは俗に言う「身体の関係というやつか!」とかもう物凄いスピードで頭の中を妄想が駆け巡る。
シャワーを浴びて出てきたら部屋の電気が消えていて、彼女はベッドに入っていた。
彼女は「早く来たら?」と俺をベッドに招いた。

そこで俺は自身を付けてしまった。
俺はモテている。
いや確実にイケテるんだ。

そうなった俺は止まらない。
とことん口説いて色んな女の子と付き合った。

あれ?これ何について書こうと思ったんだっけ(笑)そうそう、そんな黄金時代を大阪で過ごして京都に帰ってきてビックリした。
大阪で働いている時は「俺が!俺が!」でやっていかないと取り残される感じでもあった。
京都に帰ると「いえ、俺なんか」と謙虚な奴が伸びていった。
そこのギャップがめちゃくちゃ驚いた。

様がナンバーワン!
「いえいえ俺なんか?」ほな下がって下さい、道譲って下さい、消えて下さい。

こんな調子だったと思う。
気に入らない事があると、オラオラっと蹴飛ばしたりして睨みつけていた。

当時の後輩からめちゃくちゃ怖かったと言われたけど、別に喧嘩の武勇伝があるわけではなく、やたらキレまくっていただけだ。
気に食わない奴は目の前から消す。
そんな気持ちだった。

そんな俺も就職して「謙虚さを学ぶ」と思いきや、勤めた広告代理店では「売上あげた奴が偉い、数字取るためなら何でもしろ!※極端だけどそんな空気だった」
そんな社会人生活を終えて、結婚して離婚して、歌い出す。
全国で色んな方の世話になる事でようやく、人の有り難みとか感謝とか、謙虚さを少し学ぶ。
つまり謙虚さを知ったのは47歳くらいで、3年前だし、まだまだ謙虚のビギナーだ。
謙虚のビギナーだからよく失敗もする。

謙虚な良い人のフリした腹黒い奴なら、多少悪くても優しい奴の方が、偽りが無くて好きだなと思っている。
が、世の中はそうはいかない。
良い人のフリをとことん上手く立ち回る奴が得をするように出来ている。
政治家が良い例だ。
公約では庶民の為になる事を語るが、当選してしまえば「公約?何の事ですか?」くらいの調子だ。
世の中の人は良い人っぽい人にとにかく騙されやすい。
チョロいなと思われているだろう。
良い人のフリしてる奴が溢れている。
それで良いと思っている。
それで救われる人が居るのも事実だ。

謙虚の「虚」って漢字が何か腑に落ちないのだ。

2022年

2022-12-31 16:00:00 | 日記
今年ももう大晦日。
びわこ座さんで歌わせて頂いているミニライブ(昭和の名曲を仕事として歌っています)を終えてJRでこれを書いている。
あーカバーって難しいわぁ…師走感を出す為にチョイスした「ホームにて/中島みゆき」、定期的に歌っている「唇をかみしめて/吉田拓郎」何か上手く歌えなかったと思い、悔しさで俺が唇を噛み締めている。
他人様の歌は歌詞をぐっと飲み込んで、ひたすら入り込まないと良い歌は歌えない(と、俺は思っている)。その感情とギターと歌が上手く一致しないと空中分解してしまう。
俺は器用な歌い手ではない、もっと自分の曲くらい歌い込まないと、いや、それ以上歌わないと手に入れる事は出来ないのだろう。
そんな気持ちを抱き締めて2022を振り返ってみたが、特にこれといった事はない。
旅をして「また明日。」という音源を売り歩いたという一年だった。
50歳という年齢を迎えて、あれ?身体に無理きかんくなったなぁと、これが一番感じた事かもしれない。
母の介護も少し落ち着いた。その引き換えに、自分が育った実家を売った。
歌う事をやめようとは思わない一年だった。
まだまだなんだよ!と心の中ではフツフツと何かが燃えている。わかるかな?
売れたい!とか有名になりたい!とかそんなのずーっと思っているけれど、世の中は50歳のおじさんに何も期待していないと思う。
ただ応援してくれる人は「もっとだよ!」と思って応援してくれていると思う。
これをプレッシャーに感じる事はない。
「全然結果出せなくてすいません。」これに尽きる。
なんでこんな事してるの?と誰かに聞かれたら「俺の人生です」としか言いようがない。
俺は器用な歌い手ではない。
だからゆっくりと死ぬまで一段一段と登る。
どこまで行けるのか、どこまで続くのか、ほんとの事は誰も分からない。
来年も歌って旅をする。
少しでも登っていたら嬉しいし、それを積み重ねてやってきた。
2022年、俺は歌う事をやめなかった。
それだけで十分なのかなと思う。
タカダスマイルを応援してくれた皆さんありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

タカダスマイル

北海道ツアーの終わりから、拾得ワンマンへ そして旅が始まる

2022-11-17 04:18:00 | 日記
小樽から始まり、苫小牧、札幌、室蘭、北見、帯広、根室から釧路へ。
北海道ツアー、またまた沢山の出会いを貰い、貴重な体験をさせて頂きました。
色々と個人的にも考え直さなくてはならない部分も見えて「自分の甘さ」なんかもよく分かりました、というか分からなくてはならないなと思いました。
母親譲りのこの性格、とにかく自分に甘いし、良い部分でもありますが、とても楽観的です。
それ故に見落としいる事も沢山あるのだと思います。
そんな事を北の大地の旅は教えてくれたように思います。
特に初めて訪れた、室蘭、釧路、根室へもまた歌いに帰りたいと思う次第です。

そんな旅を終えてから10日ほどで迎えた拾得のワンマン、弾き語りとバンド編成の二部構成でした。
バンドのセットリストはバックの皆の事もあるし、早々に決まっていたのですが、とにかく弾き語りのセトリは前日まで迷う始末でした。
今、出来ることをやるしかないのですが、弾き語りの部分はもっともっとと思ったのも事実です。もちろんバンドももっと僕自身が引っ張っていけるようにはならなくてはならないのですが。
ただ一つ言えるのは、今までの拾得ワンマンで一番フランクにやれたのでは?という所です。
よくも悪くもあれがタカダスマイルだと思いました。
リハーサルから準備まで、奥さんに撮影は手伝って貰いましたが、一人であたふたドタバタしていて、気づくと開場して舞台に立つ時間でした。
今回のタカダスマイルワンマンがタカダスマイルのライブ初めてのお客さんも何人か入場されていて、口々に「楽しかった、またワンマン、ライブに行きます!」と言って頂けたのはとても嬉しかったです。
舞台から観ていて、楽しそうなお客さんで一杯の拾得は良い空間だなぁと改めて思いました。
ご来場ありがとうございました。
そして、こんな僕を応援してくれてありがとうございます。
心からそう思います。

さて、明日から旅に出ます。

11/18(金)岐阜 大垣 アコギな酒場ねじれ
コロナで中止になったやつのリベンジです。

11/19(土)愛知 名古屋 レストランバーSLY
大変癖のあるマスターですが、料理も美味くて音楽愛に溢れる素敵なお店です。
周年でもあるので、お祝いですね。

11/20(日)静岡 御殿場 RINCOLO
マスターのレコードコレクションと音楽談義が毎度楽しみなんです。

11/21(月)東京 幡ヶ谷36°5
ここから友達のキタムラリョウと歌います。
前回も大変素敵な夜、先輩である河村博司さんも駆けつけてくれて本当に良い夜でした。
また歌える機会をリョウちんがくれて嬉しいですし、対バンの方も大変楽しみなメンツ。

11/22(火)埼玉 熊谷 MORTAR RECORDS
長い付き合いになってまいりました。
山さんとまた色んな話が出来たら良いなと思ってます。

11/23(水)祝 愛知 豊橋 Free Style BAR? 輪-RiN-
二度目の出演ですが、前回の出演でマスターの音楽愛が伝わってきて大好きなお店になりました。この店こそキタムラリョウに紹介したいと思って二人でお邪魔します。

全日程、良い夜になると思いますので今から楽しみです。

そして、キタムラリョウと作った音源「ニコチンブルース」を販売します。
二人で初の共作した歌と書き下ろしのコラムを付けて、1000円で販売します。
スタジオでせーの!と録音した音源をリョウがとことん拘って音源にしてくれていますので、仕上がりが僕も楽しみです。
そちらも是非お買い求めください。

お会い出来る皆様、よろしくお願いします。















北海道ツアーが始まります。

2022-10-24 19:46:00 | 日記
姫路サウンドトポロジー、ご来場と物販のご購入をありがとうございました。
物販の売上、ツアー経費の足しになりますので本当に助かります。
さてさて明日から北海道です。
長いなーと思いながらも一瞬で旅は終わります。そしてまた新しい旅へと向かう事になるのですが、出発前は色んな事を考えます。
沢山のお客さんに会えるかな?
あの歌、歌おうかな?
あの街のあの人はあの歌好きだったよな?
新しい歌の破片でも見つかるかな?
物販はどれくらい売れるだろう?持って行き過ぎると飛行機の貨物超過代がかかるしなぁ、でももしかすると売れちゃうかも?なんて悶々として夜を過ごします。
〇〇の音源とか持って来ますか?
T-SHのMサイズ持って来ますか?
など連絡して下さる方もいらっしゃってとても助かります。
いつもありがとうございます。

ひとりは嫌いなんだけど、ひとり旅は好きなのかもしれません。
友達と旅する楽しさもありますが「孤独こそが本当の友達」と歌われる事が多いように、ひとりで自分と向き合う事がとても大切な時間のように思っています。
イースタンユース、bacho、THA BLUE HARBどれもひとりが似合う音楽です。
タカダスマイルとは全くベクトルの違う音楽ですが愛してやまないのです。
新千歳空港に降りたら、好きなバンドの歌を自分の耳に流し込みます。
北国の雑踏と混じり合うそれぞれのフレーズが脳に染み渡ります。

あいつはきっとやれるって言ってくれた君の事
見る目がないなんて言わせないようにしないとな
頑張れって言葉もそのまま受け取るよ
ありがとう、また君に救われたよ

bacho/ビコーズ

さぁ旅の準備です。

旅に出る真夜中過ぎに荷物をまとめる
あの街のあいつの歌 口ずさんで荷物を詰めた
沢山の思い出話ビールの泡のようにはじけた夜
懐かしむ暇もなく ギターの弦を張り替えた

タカダスマイル/歯ブラシいつも忘れちゃうんだ

自分の歌に少しだけ背中を押して貰う夜です。

NO NO NO

2022-10-17 11:56:00 | 日記
無名の何もなし得て無いおじさんの歌い手として全国を飛び回っていると、稀に「お客さまゼロ」の日があります。
タカダスマイルの活動を始めてから約17年?数回それを味わっています。
自身の集客ゼロではない、全体を通してゼロです。お店のマスターから「ゼロは開店以来初めてですよ」と2回言われた事があります。
そんな事を口にするマスターもとても申し訳ない顔をしています。
しかし「歌わないでくれ、もう店を閉めよう」と言ったマスターは一人も居ません。
「タカダさんの歌を聴くの楽しみにしてたんで、良かったら歌って下さい」有難い事にそう言ってくれます。
30から60分、俺が歌う!マスターが拍手する!俺がMCする!マスターが笑う!俺がスベル!マスターが突っ込む!これが続きまして、最後にはお互いまぁまぁ疲れて、お酒を流し込みます。その日の帰り道の疲労具合はハンパないです。

そんな状況から通い始めて、まだまだ多いとは言えないのですが、応援してくれる人が徐々に増えつつあるお店もあります。「継続は力なり」とは言いますが、あの時歌った「根性」そして「悔しさ」みたいなものが、未来の何かを掴んだように思うんです。

色んなツアーミュージシャンの仲間と話します。「客ゼロはさすがに無いかな、一人が最低かな?」この言葉が多いです。

みっともない記録ですが、全国で「客ゼロ」の人は「タカダスマイル」と数店で言われると思います。ほんとに申し訳ないし、ツアーとかやめようと何度も思いました。
ただ、そんな無様な記録を出してしまった店ほど「タカダさん、いつか満員にしてやりましょう!」そんな風に言ってくれます。

オフコース!もちろん、そのつもりです。
「あの時はひどかったね」と笑える日まで。