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タカダスマイルのブログ

京都西院発!!はぐれフォーク純情派宣言、何となくブルースを引きずり関西を中心に全国で活動中。

初体験

2022-10-16 14:18:00 | 日記



おじさんになってから、色んな事を初体験させて頂いています。
まずは弾き語り、まさか自分がフォークギターを片手に歌い出すとは夢にも思わなかったです。
全国四十七度道府県で歌う、これもよくバンドのスケジュールなんかで見て「凄いなー」とかくらいは思ったが、やりたいとも思わなかったし、やろうとも思いませんでした。
それに付随するものだろうとは思いますが、CDやレコードを発売して全国流通さす事、これも「流通くらい誰でも出来るやん」と言う人もいるし、まぁ知識があればやれますが、僕からしたら大変な事でした。
その他、タワーレコードでレコ発イベント、ヴィレッジヴァンガードでレコ発イベント、驚く事ばかりです。
で、ラジオ出演にテレビ出演に新聞、雑誌掲載、これも音源を出したからこそですが、母は喜んだし、有難い事に未だに声をかけて頂きます。
憧れのお店で歌えたり、憧れのミュージシャンの方と共演したり仲良くなれたり、ほんと色々な事を「初体験」出来ています。
最近ではカラオケに自分の歌が入っていて、いっちょ前に印税なんかも頂いています。
とにかく人生は自分がやろうと思った瞬間から転がるものだと、教えてもらいました。
50歳になった日、拾得ワンマンショーは完売しました。
拾得をソールドアウトさせる事が出来るなんて、誰が思ったでしょうか。
僕も達成したい目標ではありましたが、こんな記念日に叶うとは思いもしませんでした。

まだまだ、やろうと思っていて、実行出来ていない事がありますので、また挑戦しようと思ってます。
厳しい結果になるかもしれないですが、海外にも歌いに行こうと思っていますし、路上ライブなんかもやってみたいなと、やっと思いました。

歌もギターも上手くないし、スタイルが良いわけでもルックスが良いわけでもないおじさんが「恥ずかしいからやめとこ」「しんどいな」とか言ってられないなと思います。
大げさに言うならば「生きてるだけでもう恥ずかしい存在」だと最近は自覚しています。
何の取り柄も自慢も出来ない自分ですが、一生「恥ずかしながら挑戦していきます」の気持ちを持って歩いて行きたいと思っています。

11/13(日)
京都 拾得
タカダスマイルワンマンショー
17:30OPEN/18:30 START
前売予約3000円/当日3500円

一部は弾き語り、二部はバンド編成です。
人数制限の枠も前回より緩めていますので、まだご予約に余裕あります。
是非よろしくお願いします。



縁というのは

2022-10-12 07:25:00 | 日記
タカダスマイルです。
先日、縁あって三宅伸治&The spoonful、ウルフルケイスケさんの前座を務めさせて頂きました。「きばらしナイト」という親子で企画されているイベントでの出演でした。
京都は松ノ葉楽団が、大阪公演はタカダスマイルが前座を務めるという、これまた縁を感じる流れに個人的に嬉しく思いました。
松ノ葉楽団はタカダスマイルの記念すべきデビューアルバム「世界平和とオムライス」にほぼフルメンバーで数曲参加してくれています。
特にドラムのトミーは就職で東京へ行くのが決まっていたので、その直前にドラムの録音をしました。そのトミーとの7年ぶりくらいの再会もとても嬉しかったです。
三宅伸治さんは「憧れの」という言葉がピッタリのミュージシャン、MOJO CLUB、忌野清志郎の晩年のパートナー、タイマーズなどいつも僕をロック好きの少年に戻してくれます。
ご一緒出来て本当に幸せでした。
ウルフルケイスケさんもウルフルズを熱心に聴いていましたので、今こうやって普通に楽屋でお話したりLINEを送ったりする事が不思議でした。僕自身の好きなラブソングベスト10に入る「いい女」の作詞作曲もケイスケさんですし、
三宅伸治さんだけでなくケイスケさんともご一緒出来て、こんな機会をくれた「きばらしナイト」主催のASAMIちゃん、ASAMIちゃんのお母さんに心から感謝します。

縁の話に戻りますと、一度対バンしただけでも「親友」にすぐになれたり(ほんと不思議で大昔から仲良かったのか?と錯覚するくらい気が合う)、10年以上前に知り合ってるのになかなか会う機会が無く、そんなに仲良くもなかったのに一緒に旅に出たりする仲になったりと、人と人との関係はやはり不思議です。
今、タカダスマイルバンドでドラムを叩いてる円香ちゃんなんかは、初めて会ったのはまだ彼女が女子大生の時です。お母さんに連れられて、出町柳の投銭ライブを観に来てくれたのが最初の出会いです。その時にイラストが得意な彼女は似顔絵をくれたのですが(少し美化されていました)大切に取ってありますので、いつか機会がきたら公開したいと思います。
まさか彼女も僕とバンドするとは思いもしなかったと思うのですが、今やレギュラーサポートとして大切な存在です。
これからも沢山のご縁を大切に色んな街に歌いに行ったり、仲間と夜を繋げたり、そして大切な人の笑顔を見たいと強く思うわけです。

関東ツアー5デイズが始まる

2022-09-27 17:32:00 | 日記
旅の始まりは突然なんかではなく、あらかじめ予定していたものだから、出発に向けて徐々に気持ちを上げていく。
だが「嫌だ!行きたくない!」ライブの前に猛烈に歌いたくなくなるのと同じく、旅に出る直前が一番気持ちはダウンしている。しかも雨だ。
僕は雨が嫌いだ。もちろん降らないと困るんだけど気持ちを要約すると「雨降りに出かけるのが嫌だ」という事になる。
今日は午後から雨だというのに、午前から動き出せなかった、ついつい二度寝、三度寝を繰り返してしまった。
予約をすっぽかした整骨院にはお詫びして、ツアー終わりにまた行く事とした。
まずは熱い風呂に入って身体をほぐし、汗をかいて身支度をして、墓参りをする準備をしようとする。
となると、いきなりメールや電話、LINEが続く。いつもこうなんだ。出かける用意の直前が一番連絡事項が立て込む。
10月の終わりの北海道ツアー、関東ツアーのあれこれ、施設の母の事で施設から。
「後で時間ある時に折り返したらいいじゃない?」なんて言う方もいるかもしれないが、そうはいかない。なぜなら「忘れてしまうから」。返信を忘れてしまって失敗をした事が何度かあるので、即座に返信し連絡しておくと不安が取れて安心する。つまりは心配性なのだ。
ようやくひと段落ついて墓参りに出かけた。
四条河原町に着く頃にポツポツと雨が降り出した。墓の近くの商店街を抜ける頃には大粒の雨が風と共に身体を濡らす。
途中で花屋に寄って墓に供える花を用意しようと思ったがあいにく花屋は定休日。仕方ないなと傘をさして墓参りする。そこで雨はピークを迎え雷も鳴り出した。まるで実家の処分をした事を嘆き、俺に説教してるような仕打ちだ。
でもそれは考え過ぎなのかもしれない。
この雨の中報告に来ただけでも(面倒くさがりの僕が)喜んでくれているかもしれない。
蝋燭も点かず、線香もすぐにびしょ濡れ、とりあえず手を合わせ報告するだけにした。
最近、親戚が来たのだろうか?姉か?墓に供えられている花は新しかった。少し首を項垂れていたが、まだ綺麗に咲いていたので、そのままにした。姉かもしれないなと思ったのは花が母の好きなピンクの花で統一さらていたから。その薄い桜色の小さな花だけが供えられていた。
墓参りを終えて、商店街を抜ける。まだまだ雨は激しくなる、こんな雨に耐えられなくては万が一俺が日比谷野音に立った時、伝説の豪雨ライブを乗り越えられない。そんな事を思うと(正確には今思った)気は楽になるかと思ったが、全然楽にならない。
市バスに乗り、再び河原町へ。
遅い昼食を取り、今コーヒーを飲みながら書いている。加熱式タバコ専用喫煙席はガラガラだ。加熱式タバコ、最初は苦手だったけれど、そればかり吸っていると、紙タバコの方がしんどくなってきた。喉への負担も確実に少ない。最近は空港の喫煙ブースも加熱式専用になっているし、良いタイミングで加熱式と紙の二刀流に切り替えられたかなと思っている。
TwitterやFacebookに書こうかと思った言葉を頭に並べてやめておこうと思った。
きっと何一つ気持ちは伝わらないだろうから。
そろそろコーヒーを飲み終わる。
家に帰って旅の支度を始めなくちゃならない。
ギターの弦を張り替えて、マイクのグリルを洗い、髭剃りの充電、髪も剃らないといけない。
関東は苦手だ。だからこそ一生懸命歌いたい。
友達からの予約もあったので、ほっと胸を撫で下ろす。有難い。
コーヒーは冷めてしまって、俺に飲み込まれるのを待っている。まだまだ旅に出る気持ちにはなれない。
これが不思議なもんで、五十肩を苦しめる重い荷物を持って、家から一歩踏み出し、駅のホームに立つ頃にはツアーモードに入り込んでしまう。単純だなぁと我ながら思う。
このブログを読んでる人でライブに足を運んでくれる人が居るならば乾杯しよう。
困ったな、少し眠くなってきたので、旅支度の前に転寝するかもしれないな。
明日からのツアー、良い旅になる事を願う。

15年ぶりに見つけた手紙

2022-09-15 20:55:00 | 日記
母が認知症を患い、施設に入った。
古くなり過ぎた実家はどうする事も出来ずに処分する事にした。
ツアーの合間にその整理に追われている。
必要なものだけ運んで後は業者が全て破棄してくれる。
あまりにも生々しい個人情報のものや、売れるもの、残しておきたいものを選別した。
とにかく次々と色んなもの出てくる。そりゃ30年くらい(途中大阪に住んだり、当時の恋人の家に転がりこんだりもしたけれど)住んでいたのだからしょうがない。
モノを捨てられない上にコレクター気質なもんだからあれやこれや残っている。
その中で、ずっと探していたものがあった。
それは一度目の結婚する際に処分出来ずに隠した「昔の彼女からの手紙達」だ。
当時の相手に見つかったら大変な事になる。絶対に目の前で捨てろ!などと言われるだろうと隠したのだ。
そして肝心な隠した場所を俺は忘れていた。
離婚した際に少しセンチメンタルになって、その手紙を探したのだが見つからない。
「あれ?ここじゃなかったっけ?」と思う場所に無い。
こっそり捨てられたのか?いや、そんなはずはない…事あるごとにその手紙を探していた。
どうしてそんなにその手紙に執着したのか?それは、口下手で天邪鬼だったその「彼女」が唯一本音で語りかけてくるのが手紙だったから。
彼女は事あるごとに手紙をくれた。
誕生日やクリスマスなどのイベントの時はもちろん、デートの帰り、仕事の終わり、少し会えなかった時、待ち合わせの時間潰しの手紙。
とにかく膨大な手紙があった。
とても楽しみにしていたし、ちょっとしたイタズラ描きのイラストや書き込み何かも面白かった。
恋心というよりは、もう一度その手紙であのどうしようもない恋の季節を思い出したかったのだと思う。

今日、もう荷物の整理は最後だと思って、処分する陶器や掛け軸なんかは骨董屋さんに買取に来て貰った。
必要なものは運び出すために一箇所にまとめて「さぁそろそろ家を出るか」と思った時に「あのタンス見てないな、とりあえず見ておくか」と手付かずになっていたタンスの扉を開いた。
するとそのタンスの中にポツンと封筒が置かれていた。
あれ?と思ってその封筒を開けてみたら、その彼女からの手紙がドッサリ入っていた。
もう数ヶ月間、家の処分する為に実家に立ち寄っているのに全然気にもとめなかったタンス。
まるで「おい!コラ!見つけてよ!(笑)」と彼女が言ってるようにも感じた。

ギリギリ間に合って良かった。
きっと見つからなかったら、それはそれでまぁ仕方ないと割り切れるんだけど、どうしてもモヤモヤとした気持ちも残る。

やっと見つけてあげれたよ。
15年もかかってしまったけれど。

ワンマンを終えて

2019-03-05 11:23:48 | 日記
2/23(土)京都nanoでのワンマンライブ、無事に終了しました。
3年ぶりという事もあり、ラジオ出演時にも言ってましたが、自分の中ではとても大切なターニングポイントになるワンマンライブだと思って挑みました。
とは言っても一人っきりのワンマンライブ、リハが終わり、物販や折り込みチラシの準備したり、談笑したり、前売り予約の駆け込みメールの対応、最後のSNS告知の追い込みをしていたらあっという間に開場時間になりました。
相変わらずの一番乗りは僕の母でしたが(笑)
最後に楽屋でチェックしたいフレーズとかあったのになぁとか思いながら開演時間になり、一部を終え、休憩を挟み、二部が始まり、そしてアンコール、打ち上げと瞬く間に時間が過ぎました。
反省点ももちろん細かく言えば幾つもあるのですが、今の自分の85%は出来たかなぁと思っています。
あかん、100%ちゃうやん!!と言う方も居るかもしれませんが、そんな人は居ないと今まで以上に思いました。
アスリートが大舞台で100%やり切ったと言っているのなら、本当は後2割はその人の潜在能力はあると思います。
弾き語りを続けていて、ボクサーやアルピニスト、テニスプレーヤーなどの個人競技のアスリートの人を見る目も変わりました。年々近いよなぁ、音楽ってアスリートにとても近いなぁと思っています。
トレーニング、メンタル、体調の調整など本当に近いなぁと、あれだけスポーツなんて嫌いだーっと音楽を続けていたら、滅茶苦茶近い所に辿り着いた。不思議なもんです。
しかし一番の残念な事は動員でした。
無名のおじさんシンガーにしては本当に沢山の人が集まって下さって、本当に感謝しかないのですが、全然満足出来ないんですよね。タカダスマイルのワンマンを始めてから、店長の土龍くんとは完売させたい、そこを目標に頑張って来ました。
今年はやっと頂上(完売)が見えたんですよね、あぁここまで来たか。遂に登れたかも…と。
でも無理でしたね、登頂目前で下山するアルピニストの悔しさも少し分かりました。←登山漫画好き。
あぁ俺の実力と魅力はここまでだったんだ、三年かけて努力してここまでなんだと実感しました。
絶対売り切れるなぁと思ってたんですけどね(笑)まぁ現実はこんなもんです。
また次にワンマンをする時は今回より一人でも多くの方に足を運んで貰えたらと思って、歩んで行きたいと思います。

前回に続き、今回も遠方から足を運んでくれた方が居て本当に嬉しかったです。
交通費、宿代、チケット代に物販や飲食代、大変な出費です。それに応えるようなライブをしたと信じていますが凄い事です。
あるライブハウスの人が言ってました。「ワンマンの勝負(動員面)の分かれ目は遠方からどれだけ来て貰えるか?」だと。確かにそうかもしれません。このようなライブは遠征では不可能ですしね。あ、でも地方でのワンマンへの挑戦も始めようと思っていますのでお楽しみを。

忙しい中、来場頂いた皆さん、本当にありがとうございました。
そしてnano15周年おめでとうございます。
応援してくれた全国の皆さんもありがとう、会いに行きます。

飲食店を休んで来場して頂いたり、スタジオ前に顔出してくれたり、終電ギリギリになってまでの方、レコーディングの準備の忙しい中来てくれたり。俺は恵まれてるなぁと思います。
そんな方と必ず満員の光景を共有したいです。


後日談
ワンマンまでに6kgほどの(現在8㎏)ダイエット成功したので、いやーご褒美にステーキ食っちゃおうと食べたら、あまりにもストイックな食生活からだったんで、ガッツいたのか、喉ちんこを大火傷しまして(現在もヒリヒリしてる)、熱は出るわ、頭痛に鎮痛剤の多用で胃痛になるわ、冷汗止まらんわで大変でした。
いやー油断ってこわい‼
後ね、喉ちんこって神経集中してるんで患部に薬塗られたら、全歯の神経がビリビリして涙止まらんかったとです。
気をつけて下さい。



アンコール、わたしのかれし はやらんかったです。