「ほうほう、これがはんばーがーかの、いい匂いしておるな」
「ここ来るの久しぶりだね、ショーゴ」
「んっふっふ~、またシェイクおかわりしちゃおっかな♪」
また…マーフィーズに戻ってきちゃった。
今度は権じいとタクトとマサムネが加わって、なおかつ僕のおごりってことで。
しかしリンカや権じいはいいにして、唯一の問題、マサムネ。
絆を持っていないから、みんなマサムネを変な目で見るんでヒヤヒヤしちゃった。
けど、上手いこと菜乃が機転利かせてくれたんで、正直助かった。
「この先のショッピングセンターでぬいぐるみショーあるんです、で、ちょっとお散歩に」
驚いてた店員さんにすぐさま菜乃が答えてくれた。
なるほど…そういうカバーの仕方があるんだね。
そうそう、菜乃の捻挫は1時間もしないうちに治ってた、さすがは権じい。
…っと、もう一つの問題が。
マサムネだけ、全品XLサイズで注文しちゃったんだよなぁ…
お金が…はぁ。
「では、いっただっきま~す!」
リンカの一声にあわせて、みんなで一斉にハンバーガーをぱくり。
ま、いいか。
なんかみんなのおいしい顔見てると、心配事も吹き飛んじゃう。
そう、少なくとも今は忘れよう。
「マサムネ、バーガーおいしい?」
相変わらずムッツリ顔しているマサムネにちょっと聞いてみた。
「朝食ったアレより何倍もうまいぞ、こっちの方が」
あー、そうですか。
「で、これって一体どうやって食うんだ?」
マサムネが超特大シェイクを抱えながら、僕に聞いてきた。
「これは食べるんじゃなくって飲むんだよ、このストローを挿して…」
「あーめんどくせぇ!ンなみみっちいやり方で飲めるか!!!」
マサムネはカップのふたをカポッと外して、一気に飲もうとする。
けど…
ずるっ…ずぼちゃ
「モグァーッ!」
「うっわ、バカマサムネ、何やってるのよ全く!」
「ふう…相変わらず短絡的じゃのぅ」
あーあ、シェイクが一気に顔面に投下されちゃった。
っていうか…帰ったら洗わなくっちゃ駄目かもな…
「がワーッ!顔が冷てぇ!息ができねぇ!!!」
マサムネ…
ふと、さっき見た夢を思い出した。
もし、今のマサムネが本当のマサムネだったら…
ううん違う、もし絆が戻ったら…
そう、あの時のことをもう一回聞かなくっちゃ。
ねぇ、あの時マサムネは…なんて言おうとしてたの?って。
ねぇ、マサムネ。
天獣戦記譚マサムネ 2話《ねぇ》 終わり。
「ここ来るの久しぶりだね、ショーゴ」
「んっふっふ~、またシェイクおかわりしちゃおっかな♪」
また…マーフィーズに戻ってきちゃった。
今度は権じいとタクトとマサムネが加わって、なおかつ僕のおごりってことで。
しかしリンカや権じいはいいにして、唯一の問題、マサムネ。
絆を持っていないから、みんなマサムネを変な目で見るんでヒヤヒヤしちゃった。
けど、上手いこと菜乃が機転利かせてくれたんで、正直助かった。
「この先のショッピングセンターでぬいぐるみショーあるんです、で、ちょっとお散歩に」
驚いてた店員さんにすぐさま菜乃が答えてくれた。
なるほど…そういうカバーの仕方があるんだね。
そうそう、菜乃の捻挫は1時間もしないうちに治ってた、さすがは権じい。
…っと、もう一つの問題が。
マサムネだけ、全品XLサイズで注文しちゃったんだよなぁ…
お金が…はぁ。
「では、いっただっきま~す!」
リンカの一声にあわせて、みんなで一斉にハンバーガーをぱくり。
ま、いいか。
なんかみんなのおいしい顔見てると、心配事も吹き飛んじゃう。
そう、少なくとも今は忘れよう。
「マサムネ、バーガーおいしい?」
相変わらずムッツリ顔しているマサムネにちょっと聞いてみた。
「朝食ったアレより何倍もうまいぞ、こっちの方が」
あー、そうですか。
「で、これって一体どうやって食うんだ?」
マサムネが超特大シェイクを抱えながら、僕に聞いてきた。
「これは食べるんじゃなくって飲むんだよ、このストローを挿して…」
「あーめんどくせぇ!ンなみみっちいやり方で飲めるか!!!」
マサムネはカップのふたをカポッと外して、一気に飲もうとする。
けど…
ずるっ…ずぼちゃ
「モグァーッ!」
「うっわ、バカマサムネ、何やってるのよ全く!」
「ふう…相変わらず短絡的じゃのぅ」
あーあ、シェイクが一気に顔面に投下されちゃった。
っていうか…帰ったら洗わなくっちゃ駄目かもな…
「がワーッ!顔が冷てぇ!息ができねぇ!!!」
マサムネ…
ふと、さっき見た夢を思い出した。
もし、今のマサムネが本当のマサムネだったら…
ううん違う、もし絆が戻ったら…
そう、あの時のことをもう一回聞かなくっちゃ。
ねぇ、あの時マサムネは…なんて言おうとしてたの?って。
ねぇ、マサムネ。
天獣戦記譚マサムネ 2話《ねぇ》 終わり。