老人の寝言

頭の体操

後期高齢者

2009-03-03 11:49:14 | 雑感

誰もが年老いていく、これはどうしようもない現実である。 東大医学部卒のエリートも年齢には勝てない、こうして世の中は新陳代謝が繰り返されて行く自然の摂理である。 その昔不老長寿の薬を求めて広い大陸を闊歩した貴族が居た、この願望は今でも受け継がれTVのコマーシャルに踊らされる人が跡を絶たない、 この地球上に人間が生存する限り永遠の願いである。  そうは言っても自殺者が年々増えているのも事実であり、これはどう考えたらいいものか、   我々年寄りが寄り集まるときっと出る話題は『パターンと死にたいね』と言うのが圧倒的に多いと思います、勿論色々の雑談はありますが最後に行き当たる話は何時もこれです。 これはある年齢に達し仕事から解放され後などに話題に上がってくる事が多いと思われます、60~65才で定年退職を迎えるのが一般的なパターンではないでしょうか、それまでは習慣的にも働き続け始めてホット一息付いた時誰しも考えることです、其れ迄は一生懸命働きそんな事も考える余裕すら無く暮してきた者が人生の区切りで一度は考える事と思われるます。 今の後期高齢者の方などは戦後のこととて親の面倒は見たが自分達は看られたくない(看てもらえない)と覚悟を決めております、(少数意見とすれば子供に厄介になりたいと言う願望はあるよいうです) ですからこれからの老人は自立した生き方を考えております。 子供に世話になろうとは余り期待はしていないと思います、ですがそこは矢張り親ですね、何かおねだりが出ると唯々諾々と聞いてあげています、他所から見ていて微笑ましい光景ですがその後がいけません、愚痴が出ます、頂く方もこれは覚悟をして置いてください、「振り込め詐欺がいい例です」。 先般もTV番組で放映していました、子供には自分のお金は渡さないと言う意見がありましたが一面そうかなと納得しました、年配の方も今は健康ですグループを組んで遊びに出掛けます、その時の小遣いは全部自分で調達ですから余り良い顔をして子供・孫達にそれそれとはいきません、私は結構な事と思います、其れまで精一杯働いて来たのですから多いに老後は楽しんでくださいと申し上げたい。  いじいじして嫁に愚痴るよりどれだけ家中が喜ぶか考えてたらこの方がずっとよろしい、又男性も濡れ落ち葉にならないように老妻に世話を掛けない工夫が必要です、身体的欠陥があれば別ですがお互いに余り寄り過ぎは禁物です。 お互いに趣味を作り同行の士を集め友人も出来ます、若い人もこうした親達には余り干渉せず又自分達の資金面の援助は当てにすべきではありません、それがとりも直さず家庭円満のコツではないでしょうか。


コメントを投稿