老人の寝言

頭の体操

これからの日本

2009-08-21 17:02:25 | 日記・エッセイ・コラム

景気も少しは良くなってきました、まだまだです。  と言うよりこれが当たり前の景気と思ったほうが良いのではないか、株価も1万円台で推移しています、あの昔の気違い相場はもう2度とありません、経済の世界地図も変わってきました。 新興国が頑張っています、中国はアメリカを抜いて一大消費国となろうとしています、中味をよく調べないと迂闊なことは云えませんが戦後の日本を連想させる勢いです。 その他にもインド・ブラジル等我々が気にも掛けていなかった国々が頭角を現してきました、中国の自動車販売は遂にアメリカを抜いて一位です。 アメリカ向け輸出一辺倒できた日本も舵を切り換えないと遅れを取ります、高い開発力とそれを商品にする技術力は日本のお家芸です、草木も靡いたアメリカだけではもういけません、文字通りの世界市場に向け日本の底力を発揮するときです。 この賢い頭をフル回転させて世界を引っ張っていく位の覇気を持たないと遅れを取ります、特に若い人に期待いたします。 高付加価値を求め中・高進国に真似の出来ない物造りをぜひお願いしたいと思います、内需拡大も結構ですが原資が無ければ絵に描いた餅です、ただ気を付けたいのは高品質を追うだけでなく普及品の製造・販売を考え直して頂きたい、Made in Japan は良すぎて高いのです、まだ彼等はそんな高価なものより安くて機能さえあれば良しという国が世界には数多くあります、日本製の宣伝にはもってこいです。 popular からhigh-class まで提供出来るシステム造りがいま日本には求められているのではないでしょうか。 例えば携帯電話は余りにも進みすぎて彼等には使いずらく高価になりすぎである為輸出はストップです、電話としての機能さえあればそれで充分です、この場合生産コストが問題です、この競争に勝たないと後に続く高級品が売れません、日本人の知恵の見せ所です、そういった硬軟取り混ぜた商法も然ることながら販売システムの構築も欠かすことは出来ません、良い物を造れば売れる時代は過ぎました、そんな高度な物でないのも供給出来ないと後の商戦に遅れを取ります、中進国にはそういった物が必要なのです。 戦後の日本を顧みればそこに見本が転がっています、我々日本人は総力を上げて知恵を絞り考えましょう、政府補助の内需拡大を頼ってばかりいては限度がありますし、ドンドン世界から遅れていきます、矢張り資源も何も無い日本には知恵とその商品開発力があります、これで世界に伍してやっていきましょう。


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