皆さんこんばんわ~
今日は季節料理シリーズのクライマックスでっす
第6弾「のろしを上げろ!」で~す
バックナンバーはこちら
第1弾「謎の秘薬作り」
第2弾「素材調達」
第3弾「魚をさばく&調理開始」
第4弾「TIGER流~北海道仕込み大岩魚の料理」
第5段「猫に注意!」
さて・・・ニャンコ先生も来なかったようで、魚を吊るして丸2日間の乾燥させまして~ 表面もお腹もサラサラ状態になりました
では、最終ステージの準備をしまっす
準備しましたのは・・・DIYショップで投売りしてましたアイテム
ダンボールな訳ですが・・・
表はこんなです~
印刷を見ると勘の良い方はわかってしまいますね~
早速、組み立てます~
ハイ 完成 もう判りましたか?コレ・・・「簡易スモーカー」なんですよ~ タバコを吸う人ではなく・・・ベタナボケ
燻製器で~す
ダンボール製ですけど、使い捨てではありません~ 破れるまで何度でも使用OKです
しかも畳んで仕舞えるので使う時意外は場所を取りません なんとこれでお値段500円でした
内部はこんなです
金網の上に材料を載せたり、渡してある棒に吊るしたりして使います。
ここで、燻製について少々解説を・・・・
燻製の方法はざっと3種類ありまして・・・熱燻・温燻・冷燻の3種ですね。
熱燻はコンロで中華鍋などにチップを置きまして短時間で仕上げる方法です。
ほとんど香り付けって感じで、日持ちもしません。
冷燻は生ハムなどに用いる方法で20日間燻したりします。塩気もきつく、日持ちしますが単体で食するには向きません。
今回は中間の温燻で行います。
で、肝心なのは「煙の元」なんですけど、大きく分けてこれまた2種類あります
「スモークチップ」と「スモークウッド」です。
チップの方は別個で熱源を必要とし金属製の器などに置いて下から熱を加える必要があります。
メリットは細かな温度調整とチップを数種混ぜたりしてオリジナル性が出せる所ですね。
ウッドの方は自ら燃える事によって煙を発生させますので非常に手軽で使い勝手もシンプルです。
しかし、燻製器内部の温度調整は大まかにしか出来ません。
で・・・ダンボールの燻製器なので「スモークウッド」の方を使用します
今回は量も多いので前回使って残っていました「桜ウッド」と写真の「リンゴウッド」で2回行います~ これも500円
さて、ビール片手に庭の通路に出まして~材料をスモーカーにセットします
まずは小さ目を10匹ほど 判りにくいですがS字に曲げた針金に引っ掛けて吊るしてあります。
そして~ウッドをアルミを敷いた皿に置きまして着火
火が付き難い時はコンロにかざして付けてしまいましょう
着火材の付いている部分が無くなるまで待ちます
火が消え煙が安定しましたら~ いよいよ開始で~す
上から材料をセットしたスモーカーを静かにかぶせます
写真では判りにくいですけど~ 煙が隙間からもくもくと
コレ、覗き窓も付いていまして~ 中はこの様に
乾燥させる時に使いました「つま楊枝」は煙を中までしっかり回す為にそのままでブロック1個で約2時間掛けまして燻します
2時間後・・・ウッドが燃え尽きましたら~取り出しまして、今度は余分な煙の成分を飛ばす為に更に吊るして置きます
あ~っはっは また洗濯バサミです(爆) これで1日置いときます。飴色に色が付いているのが判りますでしょうか?
で・・・翌日~ ようやく完成です
ぐはぁ~ 部屋が燻製の香りでいっぱいです
やや半生状態なので~ 食べ方はイロイロ
まずはシンプルにそのままで
腹を持ってバリッと裂いたら~ 皮も取って身を食べます~ 皮はしょっぱ過ぎますので食べない方が良いでしょう。う~ん 燻製の風味と塩味が「バーボン」に良く合います
そして、こんな食べ方も
焼き過ぎないようにかる~く炙りまして・・・ 魚の油が染み出てきます
そして・・・・
やはりバリッと真中から 少し軟らかくなって~皮も簡単に剥れる上に温かく風味も増しますので尚美味しさ倍増です
後は・・・2~3匹炙ってほぐして、フレーク状にして御飯に乗せるのも激ウマです
と・・・いう事で~ 安心して乾燥できるこの季節にしか作らない「スモーク・トラウト」でした
フフフ・・・ 食べたいですか?
詳細:「謎の秘薬」は正式名称「ソミュール液」と言います。作り方はバックナンバーを参照して下さい。
ソミュール液を使う以外には直接魚に塩やハーブを擦り込む方法もありますがムラが出易いのであまりオススメしません。
簡易スモーカーはDIYショップ(ホームセンター)で売っていると思いますが、ダンボール製ですので自作も可能です。最初は既製品を買ってみて構造を把握したら自作してみるのも良いでしょうね
虎ちゃんのは本体と付属の金網や吊り下げる棒などがセットになっているものでしたから、後はウッドを買い足していくだけで壊れるまで使用可能です。
参考までに
サクラ: 使用度の範囲が広い燻製材。香りが強く、魚・豚肉等などの食材に良く合います
ナラ : 癖が少なく色付きが濃い。魚に使用すると綺麗な色に仕上がる
クルミ: 癖が無く魚や肉類に合います。
リンゴ: 柔らかな香りで癖が無い。鶏肉や白身魚に良く合う。
ヒッコリー:1番広く使用されている。ベーコン・ハム・スモークサーモンに最適。
ブナ : ナラと同様色付きがいい。魚に良く合います。 ハムやソーセージなど肉類にも使えます。
リンゴウッドが1個余ってましてね~
そのうちに、スモークチーズ・燻製卵・スモークチキンなど作ろうかなって計画中で~す
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スゴイねぇ
私が想像していたスモークとはちょっと違ったけど
コレはコレで美味しそう
食べてみたい人・・・ハーイ
でも、ハムとかベーコンをやるには冷燻なんだぁ・・・
20時間とかなると家で作るのはヤッパ無理なのかな??
スモークサーモンもキット冷燻なんだろうね。
ほとんど生だものねぇ
う~ん・・・ブックオフでも行って立ち読みするかな(笑)
スモークの勉強になったよ!!ありがとう
でもって、ダンボールのスモーカーを売ってるなんて、カノン、知らなかったしぃ~
ヒッコリーってスモークにも使われるのかぁ。。。アタシだと、ドラムのスティックしか想像しないもんね
さてと・・・また、あぁ~ん(^Q^)して待ってみよう(笑)
想像していたスモークって・・・半身のスモークサーモン風かな?
あはは TIGER風はワイルドなのョ気品がありません
冷燻は20時間ではなく20日間ですよ ほとんど熱が加わらないから塩味を効かせて持たせるのですね
本屋さんよりwebでキーワード「燻製」とかで調べた方がイロイロ勉強になりますよ
調べましたら結構、燻製マニアな方が多いのは驚きました。
ダンボール燻製は、入門用としてはお手軽で予想外に本格的仕上がりになりますのでオススメですよ
ヒッコリーってドラムのスティックの材料なんですかぁ~ 知らなかった
そういえば・・・アコギの第4弦?に使うストリングスもフライの材料に使ってますよ(笑)
5㍉位に切ってピンセットで挟んで両端をライターで炙ると炙った所が球形になるんですけど~
虫の目玉の模写として使用します
かなりリアルに出来上がるので重宝してます
ありゃっ? また届いてませんかぁ??
すんません。誤字まで指摘していただき・・・
私がやりたいのは、どうやら冷燻っぽい。
でも、長時間ずっと燻す訳では無さそうなので
ちょっとやってみようかと思ったり(笑)
想像していたものは、風なんですかね??
お店で売ってるスモークサーモンをイメージしていたのですよ!!
あれって、生だけど香りついてて美味しいじゃないですか!!
鮭ならいつも冬場になると1匹あるから
半身スモークして冷凍しておけば良いかなぁって
今回のものは、初めて見るから味も想像付かない(笑)
美味しいよね
オイラがサーモンを釣る時期は夏なので・・・
腐るのが目に見えて冷燻が出来ニャイ
ってか、ガチガチに冷凍して冬を待てば出来るかな???
今回のは味ならスモークサーモンに近い味ですよン 若干、淡白めのお味を想像して頂ければ・・・