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でらできあい

ワンランク上のリアルカジュアル:デラックス溺愛

松山冴花さん

2007-09-25 19:51:49 | 音楽
最近のBSクラシックより

■ 佐藤 俊介(Vn)&佐藤 卓史(p)
 佐藤卓史さんは先日の足立の演奏会でトラ参加させて頂いたときにその力量に感嘆。同じ顔でした。照れる。

■フレディ・ケンプ(p)
 「フィガロの結婚」見た後だと、なぜベートーヴェンを弾くのか理由を聞きたくなってくる。

■松実 健太(Va)
 ピアノうるせー!フタ閉めろ。ビオラの繊細さを踏みつぶすピアノの左手。
 松実さんの繊細すぎる音色を聞くとビオラはもっとアナログ・モノラル盤っぽい音でいい気もするが、繊細にしたい気持ちはとてもよくわかる。ソロをやりたくてヴィオラをやっているわけじゃない。弦との室内楽で本領発揮しそうな雰囲気ぷんぷんでした。

■アリス・紗良・オット(p)
 1988年生まれのドイツ人ピアニスト。顔と名前の雰囲気は合ってる。硬いフォームが味わいなんだと思う。

■松山 冴花(Vn)
 素晴らしい!
 バッハ:シャコンヌの美しい演奏。音色と弾き方の一体感。大ホールと小ホールで弾きわけそうな感覚のライブ感というのでしょうか。演奏会に行きたくなりました。

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■脱臼少女アイちゃん
 どこかに書きたくなったので、ここに書いてみた。

■ひるこくむじかんほ
 ついでに平仮名で書いてみたかったので書いてみた。

フィガロの結婚

2007-09-20 11:09:41 | 音楽
仕事をしつつ「フィガロの結婚」をパワーローテーション。ようやく人間関係などが頭に入ってきた。王子様とお姫様の出てこない恋愛話=痴話ゲンカ。恋は妄想と浮気心に二分され、ロクなやつは出てこないが誰もが愛らしい人間賛歌。豪華で気が利いていて、楽しくてくだらない。モーツァルトを愛し、酒を愛し、バカバカしいものを愛する人向け、つまりは俺向けかつ万人向けの娯楽作。東スポ読まない奴はオペラ聴くな。
 美しいメロディにのせて歌われる下世話な歌詞。コード進行付きのおしゃべり。下降音型に合わせて語られる言い訳。音楽ってイイな。楽器弾きてえ。

 「フィガロ」のレビューも、いかに下らないか、軽薄さ・イヤらしさに真実味があるか、といった観点から語って欲しい。いまはNHKで放映されたヤーコプス演出のものに大満足しているが、3年後ぐらいには別の演出のものも見たいかも。
 NHKといえば、今週末は「イドメネオ」来週は「魔笛」(ウィーンフィル&ムーティ)、来月はヴェルディのオペラ3連発。(いずれもBS-Hi) 撮りまくりたい気もするが、フィガロ100回見る方が魅力感じる昨今。

ニコラ・ベネデッティ

2007-09-08 06:55:57 | 音楽
 今使っているHDDレコーダはDVDに落とせないタイプなので、容量を残すためにコンスタントに削除しております。その選定過程もなかなか楽しく、いつか見るだろう名作も容赦なく削除。今年見たいもの、繰り返し見たいもののみを保存。
 という厳選されたライブラリに「ニコラ・ベネデッティ」さん演奏のブラームス:ヴァイオリンソナタ第一番が入っているのですがあまり聴いた記憶がない。「あれ?何で残したんだっけ?」と見るたびに、「あ・・。おっぱいの大きな美人か・・」と納得したままあまり熱心に聴くことがありませんでした。
 昨日あらためて聴いてみた。スゲー!!

 ブラームスのヴァイオリンソナタ第一番は本当に美しい曲なのですが、ややもすると重く退屈になりがちで、軽やかにすると物足りなくなる~という悩ましい曲。美しさ・スケール感・疾走感・内省的それぞれが十分に欲しい。
 彼女の演奏は驚くほどに全てを満たしている。さらに湧き上がってくる音楽。ピアノとの室内楽も美しく、言うことありません。モーツァルトとかも良さそう。こういう演奏会行ったら楽しいだろうなあ。

wikipedia: ニコラ・ベネデッティ 1987年スコットランド生まれ

 NHKはイブラキモヴァやベネデッティなど10代の演奏家を次々と紹介していて本当にエライ。CD買いあさる前にBS見まくるだけで、大御所から海外若手、日本人演奏家まで相当キャッチアップできる。20年前に憬れていた未来生活ですよ。


メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ニコラ・ベネデッティ(Nicola Benedetti)

堀正文 店村真積

2007-09-04 15:49:38 | 音楽
堀正文+店村真積+N響によるモーツァルト協奏交響曲を先日BSでやっておりました。
感動した。

 HDDレコーダにクレーメル+バシュメットの演奏も録画されており、それもたまに見たりするのですが、この曲ピンと来たことなかったんだよな。ヴァイオリンとヴィオラの掛け合い自体の構成的な面白さはあまりありません。ソリストの競演~といった風情の演奏にすると、高音でキレがあり艶やかなヴァイオリンが目立つばかりで、ヴィオラは発音の鈍さも相まって鈍くさい演奏になりがち。ソロもそんなに派手ではないので、何やりたいのか意味不明になりがち。モーツァルトの良さも全然出てこない。
 堀+店村ペアはそのような私の矮小な感覚を陵駕する素晴らしさ。


 堀さんは一切ヴィオラを邪魔することなく端正に。店村さんは自由に。結果としてヴァイオリンの可憐さ、ヴィオラの太い音の良さが両方現れるという好循環。曲自体の美しさも自然に立ち上がってきていつまでも聴いていたい気分。こんなにバランスのよい協奏交響曲を聴いたのは初めてかもしれません。ヴィオラがスゲー弾きやすそう。ヴィオラが気持ちよく弾けば弾くほど、堀さんのヴァイオリンも引き立ちます。堀さんは気を遣って尽くす風でもなく、颯爽と。あんなに素晴らしい音楽家だとは存じませんでした。尊敬した。


パーヴォ・ヤルヴィ 「英雄」

2007-08-19 01:28:22 | 音楽
 NHK BS-Hiでパーヴォ・ヤルヴィ+ ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団のベートーヴェン交響曲第1,2,3番をやってました。パーヴォ・ヤルヴィ超見直した。今まで知らなかった新しい「英雄」を聴いたんですと言いたくなるが、シラを切っているんじゃねえ知ってるだろ!というような演奏。音楽的にはこれがスタンダードだ。なおかつ新しい。要するに魅力に充ち満ちている。
 この曲に関する解釈の「結論」を聞いたような感触じゃないけれど、この曲を弾くのは楽しいという気にさせるような演奏でした。えらく興奮したけどまだまだ全然未消化。あと100回聴いてみる。

君はリンゼイ四重奏団が好きか?

2007-08-04 08:52:58 | 音楽
録画しておいたリンゼイ四重奏団のハイドンop.54-2を見まくっております。

 俺はリンゼイ四重奏団が好きなのか?
 1stヴァイオリンのピーター・クロッパーの英国紳士純粋変態誠実解放な演奏は大好き。「彼の主張」というより何ものかが憑依したようなイタコ的演奏。最も客観的で譜面に忠実なスタイルとはイタコである~というのはアリかもしれない。

 聴いていると弾きたくなってくる指数が高いんだよなあ。
 額に入れて飾りたい演奏ではないが、日々聴きたい感じ。採れたての野菜が、スーパーで売っているものに比べて不揃いであってもその不揃いさを愛おしいと思うあの感じ。

革新的なハイドン

2007-08-03 00:41:00 | 音楽
 ハイドンっていいな。
 今日はヘンデル「木管のためのソナタ全集」を一日中聴いていたので、夜になってハイドンの四重奏聴いたらあまりに革命的なので驚いた。ハイドンにそういう印象を持ったことはなかったのですが、古典として見るより当時衝撃を与えまくった自由さ、大胆さを味わうものなのね。クラシックって、当時の古典や流行と戦って新しいものを作ってきた音楽家たちの歴史だ。ハイドンは革新的すぎて誤解を与えているタイプな気がしてきました。
 もうちょっと聴いてみる。