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でらできあい

ワンランク上のリアルカジュアル:デラックス溺愛

Die Hard ~ ブランデンブルク協奏曲第3番

2009-01-18 09:29:40 | 音楽
最近「ダイハード」を見て気づいたのですが、ビルで冒頭に行われるパーティで生演奏されているのはバッハ「ブランデンブルク協奏曲第三番第一楽章」。しかし映像では演奏団員は4~5人なんだよな。結構効果的に音楽が使われている映画だし細部にこだわりまくっていると思っていたので意外でした。まあ。10人以上で弾いていたら場所取りすぎか・・・。


PS さて、話は変りますが、先日ブログに受験生の方から
「受験生にも励ましのメッセージを」とのコメントを頂いておりました。(嘘)
いや錯覚かもしれませんが、将来クリヴィヌと旧ターリッヒ四重奏団を愛する熱心なでらできあい読者が生まれないとも限りません。

これからが、受験生の皆さんにとって、大事な時期だと思います。
まずは身体に気をつけて欲しいと思います。まずは睡眠時間を!

そして精一杯、自分のベストを尽くしてください!
やずや!やずや!

土井善弘さん

2008-11-24 23:48:15 | 音楽
料理研究家の土井善弘さんは同じく料理研究家だった父・土井勝をあまり尊敬してなかった時期があったんだそうです。
フランス料理や懐石料理ならともかく、日本の家庭料理を研究するとはどういうこっちゃねん!
最高の食材を最高の修行をしたシェフが調理するものこそ職人の世界。やはりそこで勝負したい。

しかし家庭料理を標榜する父の腕と心に、次第に心ひかれていく。なんか味が染み込み、なんか付け合わせができとる。季節の素材の組み合わせの妙。

ぜいたくな料理は食べるのも作るのももちろん楽しい。しかし作ってて一番楽しいのは、毎日食べる晩ご飯じゃねえ?喜んもらえたりしたら最高じゃねえ?


土井善弘さんは本当にエラい。
そして
俺もそういう音楽ができないかと日々思ってます。家庭料理的、厨房音楽。

ドヴォルザーク「新世界」

2008-11-02 23:59:59 | 音楽
ドヴォルザーク「新世界」:ラ・シャンブルフィル+クリヴィヌ

「新世界」ってこんなにいい曲だったの~。名曲再発見といえばやはりクリヴィヌ。


 クリヴィヌらしく、長いフレーズをていねいに重ねていき、すっきりしていて聴きやすい。民俗的情緒に頼らず、望郷的じゃない音楽。ただ懐かしむだけでなく、今の新しい環境にも美しい自然があって、新たに信頼のおける友人関係が生まれそうで、新しい暮らしにアジャストしていけそうな気になってくる音楽。
 内面の描写は少なめ、ただ今いる世界にあるものを記述していく。それだけで元気がわいてくる確信がクリヴィヌにはあるんです。
 感動した。というより視界良好になった。



 あ。このCD届いた日から眼鏡を新調したからかもしれません。

ニケに行ってきた

2008-10-31 05:45:49 | 音楽
エルヴェ・ニケ「ル・コンセール・スピリテュエル」の演奏会に行ってきました。
ヘンデル「水上の音楽」、「王宮の花火の音楽」など。


弦楽器(8+8+6+6+4)、木管(オーボエ18、ファゴット10)、金管A(ホルン9+打楽器1)、金管B(トランペット9+打楽器1)という4つの合奏ユニットを1つの舞台の上に集めた大編成。ホルンとトランペットにはボタンというかバルブというか指で押す部分が無く、楽器の形状に即した音しか出ないので、一部の音階が運命的に調子っ外れになってしまう。音色は美しいが矛盾を孕んだ楽器で、美しいが矛盾を孕んだ曲を弾く。まるで常に加速していくようなリズム。音程も和音もリズムも守るべき基本はつねに変化を前提としていて、ゆらぐ大地の上でバランスを取りながら進んでいく。ゆくかわのながれはたえずして、しかももとのみずにあらず。これはまるで水上の音楽。

愛おしい。
気持ちいい。
聴いているうちに、どの楽器のこともどんどん好きになっていく。
弦楽器だけの親密な和音に木管が入ったときの彩り。さらに金管が入ってきたときの異物感と新しく生まれる音階。その度に弦楽器はピッチを変え、Gをちょっと高めに取ったりFを下げてみたりと即アジャスト。柔らかいだけじゃない食感。柔らかくてやさしいだけじゃなくて、ゴツゴツしていてパンチが効いていて、根本的に世界は愉快成分に満ちている。


さあ、ここから何処へ行こうか。
木管のことも、金管のことも好きになった。
いろいろなことをやりたくなってきた。
一緒に行った妻とamedameちゃんとリコーダーで遊ぶ約束をした。
相撲とか見に行きたくなってきた。
バロックもますます好きになったし、今日みたいな気持ちで他の音楽やってみるのにもどんどん興味がわいてくる。何やっても楽しい気がしてきた。
いま住んでいる世界が輝きを増してきましたよ。

いやー。演奏会満喫いたしました!

2台のピアノと打楽器のためのソナタ

2008-10-15 22:57:25 | 音楽
バルトーク「2台のピアノと打楽器のためのソナタ Sz.110」のライブ映像をBS-hiで拝聴。
アルゲリッチ+フレイレの2007年の演奏。それにしてもこんな曲よくライブでやるよねー。素晴らしかったです。

高校時代、バルトークしか聴かなかった時期があったのですが、そのとき一番聴いたのはこの曲かしらん。久々に聴いたのですが、洗練されていて何とも都会的な印象。鐘の音の最後の余韻まで耳を澄ましているうちに打楽器の中から漂ってくるコードの叙情性が印象に残り、その繊細さを捕まえるべくどんどん耳をすましていくような感覚。耳と脳が音を楽しんでます。そして単純にカッコイイ!
 セゾンでパルコで山海塾でゼビウスだった80年代に聴いていたのはジャストフィットだったよなあ。

 それにしてもこの曲を映像で見れるとは・・・。NHKさんありがとう。

ニケ・インタビュー

2008-09-27 20:49:45 | 音楽
エルヴィ・ニケ来日直前インタビュー
 
 面白そうなこと言ってる!
 弦楽器は平均率じゃなくて純正率も出来るんだから、その素晴らしさを云々~という話には行かず、いろいろな調律を用いると運命的に部分的に不調和をもたらすが、部分的に圧倒的な美しさが出るからいいじゃん、音楽ってそもそもそれでいいじゃん、うるせーばか!

 結局、難しい話は抜きで、「美しく響くニ長調のさいごの和音を聴け!!おののけ!」ってことらしい。
 それ賛成。
 
 ぐるぐるホルンの映像とか見ているとたまらんものがあります。楽しみ!








高橋直史さん

2008-08-20 17:43:43 | 音楽

R.Schumann: ヴァイオリン協奏曲、チェロ協奏曲、ピアノ協奏曲

Erzgebirgische Philharmonie Aue

高橋直史(cond.)


高橋直史さん指揮のCDが出ているそうです。
ああ、はやく高橋節が聴きたいぜ。
某から高橋ご子息のお写真も送ってもらいました。ナイスでドイツでアントンだったぜ!

エルヴェ・ニケ 指揮ル・コンセール・スピリテュエル

2008-08-17 23:59:59 | 音楽
エルヴェ・ニケ指揮 ル・コンセール・スピリテュエル
ヘンデル「水上の音楽」「王宮の花火の音楽」を古楽器で当時の編成のまま再現する演奏会なんだそうです。
なんとー! トランペット9本、ホルン9本、オーボエ24本!
(Score)

こういう編成を生で聞ける機会はそうそう無いだろうということで、あわててチケット取りました。
楽しく妄想しているのですが、オーボエ24本の鳴り方のイメージわかないなあ。
体感する日が楽しみです。

アッコルドーネ

2008-08-04 20:08:51 | 音楽
本日NHK-Hiでやっていた「アッコルドーネ コンサート 」が素晴らしかった。全然ノーマークだったよー。

アッコルドーネというのはイタリアの古楽グループなんだそうですが、その説明じゃなんだかわからん。
 たしかにイタリアバロック+テノールだ。しかし大衆芸能風でもあり、リュートの響きの美しい古典でもあり、演劇っぽくもあり何というかこんな演奏会に行ったら失神するかも!というぐらい楽しそうでした。マルコ・ビーズリーさんの魅力にクラクラだぜ。

こんな映像もありました。



BS2「クラシック倶楽部」にてまた放送ですって。未見の方は是非。
( 2008年 8月18日(月) 10:55~11:50 )

ベートーヴェン 交響曲第8番

2008-08-03 23:59:59 | 音楽
2月の演奏会に向けて「第8番」プロジェクト進行開始。もちろん8番なんて弾くの初めてよ。ベートーヴェンの曲は、第一印象の悪さが練習の日々とともに愛着に変わっていくという自分の変節っぷりを毎回楽しんでおります。

どうしよう。
はやくも第8番ちょっと好きになってきてしまった。先週は抽象的だの音楽外だのブタのような曲だとかさんざん悪口言っていたのに!!
「運命」「田園」「第7番」というヒット曲を連発してきた彼が、「第九」の前に作ったやや実験的な一品。あえて得意な技を使わずに人間の興奮を構成しきるという意欲を感じます。

1stのパート譜も入手したのでちょっと弾いてみた。ちょっtt旋律弾きやすい。気持ちいい。しかしヴィオラ脳に毒されているのでヴィオラパートの方がマシンっぽく悪魔のように楽しく弾けそうな錯覚を起こしてきました。直前の1か月にやることは思いつかないが、半年あればチャレンジしてみたいこと山々。