我らの時代のフォークロアー高度資本主義前史
村上春樹
１９６０年代の話かと思ったらレンアイ物語でした
１９６０年代青春を過ごした人と
１９６０年代子供時代を過ごした人と
１９６０年代まだ生まれていない人には
長くて深い川があるような気がします
僕は１９６０年生まれなので、もうその頃にチンチンに毛が生えてたり射精したり生理がきてたりする大人の人たちには 憧憬の念しかなかったのですね
羨ましかったですね ただひたすら羨ましかった
ビンボーだったし
大人になって お金儲けして GOGO踊ったり 学生運動したり エレキ鳴らしたり ミニスカの彼女作ったり
本当に羨ましかった
村上春樹さんの短編はやっぱし冴えに冴えています
長編はどーしても水増ししてたりダラダラしてり逸脱したり無駄に夢みたりシュールに逃避したり あぁ邪魔臭いのに
核ですな コア 種とゆーか 必要最小限 ミ二マルなレンアイ物語 めっさ上手な語り口です
こーゆー物を語れるのは村上さん以外には出来ませんな
実にしみじみとしたレンアイ譚でございます
「すべてが終わったあとで、王様も家来たちもみんな腹を抱えておお笑いしました」
 | めくらやなぎと眠る女 |
| 村上春樹 | |
| 新潮社 |
60年代 懐かしの宝箱
1960年代 - Wikipedia
