すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

ハルキの新作発売『街とその不確かな壁』

2023年04月13日 | 書籍
朝 新聞を見ると村上春樹の新刊の広告が目に入り
本日発売の『街とその不確かな壁』

紙書籍で購入するかキンドル電子書籍で購入するか?
紙書籍だと 書店に出向き購入して 嵩張る本なので 通勤読書にいちいちめんどっちぃが 紙書籍は 書籍自体の雰囲気が味わえるのと
読書後 書棚に置いておくのは嵩張る場合はブックオフに売り飛ばし
現金がいくぶんか返却されるとゆー利点があります

でもいちいちめんどっちぃし 
今日の通勤からさっさと始めたいので
キンドル電子書籍にて購入

売却しての返金は できませんが
嵩張らず 持ち運びに便利
書店に出向く必要もなく 即ダウンロード

空想の話と現実の話が平行するパターン
どうせ内容は数日後 全て忘却するので




 村上 春樹(1949年(昭和24年)1月12日 - )

村上春樹、新刊「街とその不確かな壁」は
「40年前の決着をつけたかった」
(2023/04/13 読売新聞オンライン)
作家の村上春樹さん(74)が13日、6年ぶりの長編小説『街とその不確かな壁』を新潮社から出版した。1980年に執筆した自身の中編小説を新たな構想で書き直した作品だ。カジュアルなジャケット姿で、インタビューを受けた作家は、「年を取ってくると、あといくつ長編が書けるかと思う。決着をつけたかった」と軽やかに語った。 

 高校3年生の夏、17歳だった主人公の<ぼく>は、一つ年下の女子高生と交際していた。彼女はある頃から、高い壁に囲まれた街の話をよくするようになる。本当のわたしが暮らすのは、その街の中だと打ち明ける――。
 「壁に囲まれた街」と「外の世界」。村上作品の読者には、なじみの深いモチーフが出てくる。本作のもとになった『街と、その不確かな壁』は、79年のデビュー作『風の歌を聴け』、翌年の『1973年のピンボール』に続く作品として、「文学界」に発表された。だが「中途半端な形」で掲載したと語る。85年、長編『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)として書き改められた。

「80年に『壁』を書いた頃は、僕の転機でした。初めての小説でデビューし、『風』『ピンボール』と発表した。大江健三郎さんや中上健次さんらが純文学の主流と見なされる中、それに対抗するものと見なされることもあった」と振り返る。
 「でも当時は、書けるものを書いていただけで、自分の頭にあるものを文章に置き換える能力がなかった。不完全さの魅力はあっても、あるイメージや仕掛けを『猫だまし』のように出すだけだった。最初の2、3作はそれでうまくいくけど、やがてきちんとした文章力がなければだめと思うようになりました」
 「技術的な文章力」の必要性を感じた村上さんはその後、ジャズ喫茶の経営をやめて専業作家になる。82年の長編『羊をめぐる冒険』で、野間文芸新人賞を受けた。一方、85年に『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を書き上げた後も、「あと2年待ちたかった」と思いが残ったという。

満を持して臨んだ今作は、全3部からなる。「壁の内側」と「外側の世界」が並行するように進むのは『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』と同じだ。しかし、「外側」の話の質感は、「内側」の物語とはかなり異なる。
 第2部では40歳になった主人公が、あの少女の面影を忘れられず、誰ともうまく人間関係が結べなくなっていた。会社をやめて東京から福島県に移住し、小さな町の図書館で働き始める。70代半ばの館長や女性の同僚、ヨットパーカを着た少年。派手な出来事が起こるかつての作品と違い、新たな町で出会う人間ドラマが丁寧に刻まれる。
 「若い時は、ポップでアクションのあるものにひかれる。ある種のスピードや意外性、論理の欠落なども大事だった。でも、もう僕も高齢者の部類です。この話は、3世代が立体的に絡み合う。色んな世代の目で見て、腰を落ち着けて人の内面をしっかりと描きたかった」
 「例えば読む人にとっては、書けないことをすっ飛ばして書いていた若いころの、すっ飛ばし方が好きだという人もいるでしょう。ただ僕にとっては、長い時間の中で自分なりに納得できるものを書いたと思っている。どう評価されるかは、僕には分かりません」



 
1980年『文學界』9月号に掲載された。後に発表される『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』へと発展する習作的な小説として位置しているが、村上の意向により単行本や全集にも一切収録されていない作品である。

この作品は、『1973年のピンボール』が芥川賞候補となったことにより、
その受賞第1作として発表することを意識して書いたと、村上自身がインタビューで明らかにしている。
テーマそのものは以前から暖めていた内容であったが、文体は前2作とは異なり生硬で難解なものとなり、
また物語の結末も本人にとって納得のいくものではなかったようで、村上は後に「あれは失敗」であり、「書くべきじゃなかった」とも語っている。
2023年4月13日に発売される長編の題名は、これから読点が一つ抜かれたものである。
あらすじ
18歳の夏の夕暮れ、「僕」は「君」から高い「壁」に囲まれた「街」の話を聞く。
「君」が言うには、ここに存在するのは自分の「影」に過ぎず、本当の彼女はその「壁」に囲まれた「街」の中にいるという。


「君」(の影)はその後まもなく死に、「僕」は「君」から聞いた「ことば」をたよりに「街」に入り、予言者として「古い夢」を調べることになる。
「僕」は本当の「君」に出会い、しだいに親しくなっていくが、「影」を失った彼女とはどんなに言葉を交わし、
身体を重ねても、心を通わせることはできないことに気付く。


やがて「古い夢」を解放することに成功し、その底知れぬ悲しみを知った「僕」は、「影」を取り戻して「街」を出ることを決心し、
留まらせようとする「壁」を振り切って現実世界へと回帰する。


弱くて暗い自分の「影」を背負い、その腐臭と共に生きることを選択した「僕」は、
1秒ごとに死んでいく「ことば」を紡ぎながら「君」の記憶を語り続けていく。

 



















走ることについて語るときに僕の語ること

 
 

 

 

 
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