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熊谷連続殺人事件 ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(34)無期懲役

2019年12月05日 | ヒトゴロシ
埼玉県熊谷市で6人を殺害したとして
強盗殺人罪などに問われたペルー人、
ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(34)
の控訴審判決で東京高裁は5日、
死刑とした一審の裁判員裁判判決を破棄、
無期懲役を言い渡した。

(2019.12.5.共同)



埼玉県熊谷市で2015年9月、小学生の女児2人を含む住民6人が殺害された事件で、強盗殺人などの罪に問われたペルー国籍のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(32)の裁判員裁判の判決が9日、さいたま地裁であった。佐々木直人裁判長は冒頭で、求刑通り死刑を言い渡した。弁護側は心神喪失状態だったとして無罪を主張していた。

 佐々木裁判長は、ナカダ被告が金品を奪う目的で住宅に侵入し、住人に妨害されないよう殺害したと指摘。「胸や腹を刺しており、命を奪うと分かっていた」と殺意を認定した。
 ナカダ被告の刑事責任能力の有無が最大の争点。検察側は、被告が金品を入手するため住民を殺害した後、上着を着替えて遺体を隠し、事件の発覚を免れようとするなど一貫して目的に沿った行動を取っていたと指摘。事件当時、完全責任能力があったと主張した。
 弁護側は、統合失調症の影響で善悪を認識できないほどの妄想に支配されていたと反論。心神喪失状態だったと訴えた。
 ナカダ被告は1月の初公判で、意味不明の発言を繰り返した。被告人質問では殺害について「覚えていない」などと発言。地裁の精神鑑定を担当した医師は、被告が事件当時、統合失調症だったとして、「命を狙われている」といった妄想などが事件に影響した可能性があると証言した。

(2018.3.9.JIJI.com)


熊谷6人殺害
ペルー人被告に死刑判決 さいたま地裁

埼玉県熊谷市で2015年9月、小学生2人を含む6人が殺害された事件で、強盗殺人などの罪に問われたペルー国籍のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(32)の裁判員裁判の判決公判が9日、さいたま地裁であった。佐々木直人裁判長は被告の完全責任能力を認め、検察側の求刑通り死刑を言い渡した。

公判では被告の責任能力の有無や程度が争点となった。判決理由で佐々木裁判長は、「被告が人の生命を奪う危険な行為と分かって行っていたことは明らか」と殺意を認定。被告は公判で事件について具体的に話すことはなかったが、現場から被告とDNA型が一致する唾液などが検出されていることから「被害者たちの死亡に直接関与したと推認できる」として3件の強盗殺人罪などの成立を認めた。

 事件では、さいたま地検が精神鑑定のための鑑定留置を行い、16年5月に責任能力があるとして起訴。一方、弁護側の請求による地裁の精神鑑定では統合失調症と診断された。

 公判で検察側は被告に被害妄想や追跡妄想があったとしつつ、事件後に遺体を隠すなど「自己の行為が犯罪だと理解し、対処する行動を取っている」などとして完全責任能力があると主張した。これに対し弁護側は被告が事件当時、統合失調症の影響下にあり「善悪の区別がついていなかった可能性がある」などとし、心神喪失を理由に無罪を主張した。

 地裁の鑑定を担当した医師は公判で「被害妄想や精神的不穏が影響を与えた蓋然(がいぜん)性が高い」と証言した。

 判決によると、ナカダ被告は15年9月14~16日、金品を奪う目的で3軒の住宅に侵入し、田崎稔さん(55)と妻美佐枝さん(53)▽白石和代さん(84)▽加藤美和子さん(41)と長女美咲さん(10)、次女春花さん(7)--の6人(年齢はいずれも当時)を包丁で刺して殺害した。

 「被告人を死刑に処する」。佐々木裁判長が主文を読み上げると、ナカダ被告はうなだれたまま身動きせずに聞いていた。判決理由の説明のため、裁判長が椅子に座るよう促したが、しばらく動こうとしなかった。被告は黒のズボンと黒の長袖Tシャツ姿。主文言い渡しの際は、複数の刑務官が周囲を取り囲んだ。

 1月26日から始まった公判で、被告は検察官や弁護人の質問に脈絡のない答えを繰り返したり、意見陳述で沈黙したりするなど、やりとりは終始かみ合わなかった。裁判長から起訴内容の認否を問われると、「カップを頭の上に置きました」などと事件と無関係な発言をした。検察官の質問に複数の人を殺したと答える一方、「それは私ではない」と述べたり、「私が6人を殺した」と突然言い出したりすることもあった。

 刑法39条は、善悪の判断をする能力が失われているなど責任能力のない「心神喪失者」の行為は罰せず、責任能力が大きく損なわれた「心神耗弱者」の行為は刑を減軽する、と定めている。複数人が殺害され死刑が求刑された事件では、これまでにも精神疾患を理由に被告の責任能力が争われたケースがある。 2015年3月、兵庫県洲本市で男女5人が殺害された事件では被告の男に精神障害による入院歴があった。神戸地裁は昨年3月、精神障害による妄想の影響を認めたが、計画性があったなどとして完全責任能力を認めて死刑を言い渡した。

 完全責任能力を認めながらも、量刑で精神疾患の影響を考慮したケースもある。10年5月に大阪市で男性2人が殺害された事件で、大阪地裁は「統合失調症は治療で良好にコントロールされていた」として完全責任能力を認めつつ、統合失調症による妄想が殺害の動機につながったなどとして求刑の死刑を回避し、無期懲役とした。

 最高裁の集計によると裁判員制度開始から17年12月までに43人に死刑が求刑されたが、今年1月までに心神喪失や心神耗弱が認められた判決は出ていないという。

(2018.3.9.毎日新聞)


2015年(平成27年)9月14日・9月16日の計2日にかけて埼玉県熊谷市で発生した連続殺人事件。所轄の埼玉県警察熊谷警察署から脱走して小学生女児2人を含む市民の男女6名を相次いで殺害した加害者の男(事件当時30歳・ペルー人)は「ペルー史上最悪の連続殺人犯」ペドロ・パブロ・ナカダ・ルデニャの実弟だった。

<熊谷4人殺害か>13日、聴取中に逃走 ペルー人の男

埼玉県熊谷市の閑静な住宅街で16日、4人が殺害された可能性のある事件が起きた。「外国人が意味の分からないことを言っている」。埼玉県警によると、13日午後1時半ごろ、熊谷市の消防分署から籠原交番に電話で連絡があった。警察官が外国人を熊谷署に連れてきて事情を聴くと「母国のペルーに帰りたい」「姉が川崎にいる」と話した。

この男が、16日に身柄を確保されたペルー人の男だった。
その後、男が「たばこを吸いたい」と言ったため、午後3時半ごろ、署の正面玄関のすぐ脇にある喫煙コーナーに、警察官1人とともに向かわせた。その警察官が背中を見せた瞬間、男は署の前の国道17号に飛び出し、熊谷駅方面に走り去り、そのまま姿をくらませたという。

同署は周辺を捜索し、川崎市にいる男の姉に連絡して「そちらに行った場合は連絡してください」と姉に伝えた。
午後5時9分、熊谷市石原の住宅の物置小屋に男が侵入していると住民から110番があった。物置から音がして開けたら外国人がいたという。午後5時34分ごろ、別の民家の敷地に男が侵入したと住民から110番があった。

翌14日、田崎稔さん夫妻が自宅で倒れているのが見つかり、その後に死亡が確認された。県警は15日、物置小屋への住居侵入容疑でペルー人の男の逮捕状を取った。その翌日の16日には、さらに4人が殺害された可能性のある事件が起きた。

県警は13日の対応を含めた今回の事態について「必要な捜査を行っていたと理解している」とコメントしている。

(毎日新聞 9月17日)


母子ら殺害後、遺体を隠した跡 熊谷6人殺人

埼玉県熊谷市石原の民家2軒で16日に女児2人を含む計4人が死亡した事件で、4人が見つかった場所がふたをした空の浴槽やクローゼットの中だったことが捜査関係者への取材でわかった。いずれも刃物で刺された傷があった。県警は同一犯による殺人事件と判断。犯人が事件の発覚を遅らせようとした可能性があるとみて調べている。

県警は17日未明、現場近くで身柄を確保したペルー国籍の男(30)の身元について、住所・職業不詳のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者=別の住居侵入容疑で逮捕状=と発表した。容疑者の靴底は現場の2軒のほか、14日夕に刺殺された同市見晴町の田崎稔さん(55)、妻美佐枝さん(53)宅に残されていた足跡ともよく似ているという。

 捜査関係者によると、ふたをした空の浴槽内で血を流して倒れているのが見つかったのは、一人暮らしの白石和代さん(84)。近くの住宅では、女児2人が2階の、もう1人が1階のクローゼット内で見つかった。県警の説明では、いずれも死後数時間が経過していたという。県警は18日、4人の遺体を司法解剖して詳しい死因を調べる。

 県警は白石さんのほかに死亡した3人の身元について、現場の住宅に住んでいた加藤美和子さん(41)、加藤さんの娘で小学生の美咲さん(10)、春花さん(7)と断定した。

 ナカダ・ルデナ容疑者は16日午後5時半ごろ3人が見つかった民家にいるのを警察官に発見された後、2階から飛び降りて頭を強く打ち、意識不明の重体になっている。

(2015年9月17日朝日新聞)

16日夕方、埼玉県熊谷市の2つの住宅で子ども2人を含む4人が殺害されました。警察はペルー人の男の身柄を確保し、同じ熊谷市で発生した夫婦殺人事件も含め、あわせて6人を殺害した疑いがあるとみて捜査しています。

 16日夕方、騒然とした空気に包まれる埼玉県熊谷市。市内の住宅の浴槽で、この家に住む白石和代さん(84)が殺害されているのが見つかりました。白石さんの知人は、いつも朝7時には開くはずの家の門が閉まっていて不審に思ったといいます。

 「きのう朝から門が閉まってたから、姿がないというので、(午後)4時ごろ警察に連絡した」(白石さんの知人)

 その後、近くの別の住宅の2階の窓から、包丁のようなものを持った男が顔を出しているのを警察が発見します。駆け付けた警察官が拳銃を向けている写真も撮影されていました。しかしその後、男は自分の両腕を切りつけ、飛び降りました。現在も意識不明の重体です。

 その後、この男はペルー人のナカダ ルデナ バイロン ジョナタン容疑者(30)と判明しました。

 「必死で家にダダダって入っていって、相当大きい声を出してた 」(目撃者)
 「目の前を20人くらいの警察官が右から左へ走っていった」(目撃者)

 この家では、加藤美和子さん(41)と娘の美咲さん(10)、春花さん(7)の3人が殺害されているのが見つかりました。

 「姉妹仲が良くて、よく遊んでいるところを見た」(美咲さんの同級生の母親)

 ナカダ ルデナ容疑者は、神奈川県藤沢市の人材派遣会社を通じて、先月から群馬県伊勢崎市の食品加工工場で働いていました。工場によりますと、勤務態度に問題はなく、淡々と仕事をしていたということです。

 しかし今月12日、工場に対し、突然「辞めたい」と伝えてきたといいます。そして今月13日、片言の日本語を話しながら熊谷市内の消防分署を訪れ、熊谷警察署で事情を聴かれていました。ところが聴取の合間に逃走したため、警察が5人で行方を捜していました。

 そして午後5時半ごろ、ナカダ ルデナ容疑者とみられる男は、熊谷市内に住む男性に片言の日本語で金を要求したといいます。

 「午後5時半ごろ、ナカダ ルデナ容疑者とみられる男は近所の男性に『カネ、カネ』とお金を要求しました。その後、住宅と住宅の間から逃げていったということです」(記者)

 「警察署方面から男が歩いてきて、通りすがりに私の方に“カネ”と。困っているような、本当に金がないのかなという雰囲気を醸し出していた」(容疑者とみられる男に 声をかけられた男性)

 今月14日には、同じ熊谷市で田崎稔さん(55)と妻の美佐枝さん(53)が刃物のようなもので刺されて殺害されているのが見つかります。

 警察が、市内の別の物置に侵入したとしてナカダ ルデナ容疑者の逮捕状をとったのは、その翌日、15日になってからでした。

 そして16日、田崎さん夫婦が殺害された現場からおよそ1キロしか離れていない場所で惨劇が繰り返されたのです。

 一連の事件の直前に警察と接触しているナカダ ルデナ容疑者。事件を防ぐことはできなかったのでしょうか。

 「こういった大変重い事態を防ぐことはできなかったのかという観点から、対応についても良く見ていく必要があると考えている」(警察庁・金高雅仁長官)

 そして、ペルーの現地テレビ局は、ナカダ ルデナ容疑者が、およそ10年前にペルー国内で少なくとも25人を殺害し、逮捕・収監されている男の弟だと報じました。

 警察は、現場に残された足跡などから、ナカダ ルデナ容疑者があわせて6人を殺害したとみて捜査しています。

(2015年9月17日 TBS)


埼玉・熊谷市で、小学生の女の子を含む6人が殺害された事件を受けて、
ペルーに住む容疑者の姉は、「弟は普通の子だったけど、日本に行って精神的に病んでしまった。
(ナカダ容疑者は)『誰かに追いかけられている、自分は殺される』と言っていた」と話した。
ナカダ容疑者の姉によると、ナカダ容疑者は、10人兄弟の末っ子で、
上から4番目の兄、ペドロ・パブロ服役囚は、17人を殺害したとして、2007年に懲役35年の刑が確定し、服役している。
ナカダ容疑者は兄の殺人を目撃し、精神的にショックを受けていたという。


(Pedro Pablo Nakada Ludeña, 1973年2月28日 - )
通称「死の使徒( "El Apóstol de la Muerte" )」「死の使者」。2000年から2006年にかけてペルーで25人を殺害し、うち、17人について有罪が立証され、35年の禁固刑が宣告された。ペルー史上最大の殺人犯である。懲役35年で服役中である。



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