喜納尚吾容疑者周辺2014年8月
「何があったのか…」 沖縄出身、俊足・野球部エースだった喜納容疑者
【新潟女性殺害事件】3人の女性が遺体で見つかったすべての現場の遺留物から、喜納尚吾容疑者のDNAの型が検出
喜納尚吾被告の裁判2022年11月
「極めて強い性欲の持ち主」…
無期懲役判決の男
「20歳女性に車内で性的暴行し殺害」無罪主張の言い分
一審に続き控訴審でも重い刑が下された。
5月17日に東京高裁で無期懲役の判決を言い渡されたのは、殺人や強制わいせつ致傷などの罪に問われている喜納尚吾被告(41)だ。喜納被告は’14年1月に、新潟県新発田市内で当時20歳だった女性に性的暴行を加え殺害したとされる。しかし物的証拠が少なく、喜納容疑者は「まったく身に覚えがない」と無罪を訴えていた。
検察側、弁護側ともに控訴した。
新発田市内で女性にわいせつな行為をはたらいたうえ殺害したとして、殺人などの罪に問われていた喜納被告の裁判。’22年11月18日、新潟地裁は無期懲役の判決を下した。しかし11月30日、検察側と弁護側の両者とも判決を不服として東京高裁に控訴したのだ(検察側は死刑を、弁護側は無罪を主張)。
「事件が起きたのは’14年1月です。被害者は製菓工場に勤めていた当時20歳のAさんでした。事件当日Aさんは早朝4時にアパートを出て、自身の車で勤務先の工場へ。しかし出勤時刻の4時40分になってもAさんは工場に現れず、行方不明となります。
一方の喜納被告は夜間の仕事を終え、複数の同僚と未明まで飲酒。ラーメン店に移動する途中で、1人だけ別行動をとったようです。起訴状によると、性的行為を目的に女性を物色していたとされます」(全国紙社会部記者)
検察側の主張によれば、喜納被告は出勤途中だったAさんを見つけて興味を持ったとされる。車外から声をかけ車に乗り込むと「抵抗すると痛い目にあうぞ」などと脅迫。下半身をさわるなどのわいせつ行為におよび、全治1週間のケガを負わせたという。
「その後、喜納被告は近くの川へ車を移動させます。事件が発覚するのを恐れたのでしょう。Aさんの顔を掴んで川の中へ突っ込み、首を絞めるなどして殺害したとされるんです」(同前)
わいせつ略取誘拐、強制わいせつ致傷、殺人の罪に問われた喜納被告。逮捕・起訴されたのは、今回だけではない。
「’13年から’14年にかけ、新発田市内では若い女性を狙った強姦などのわいせつ事件が続発していました。強姦致傷や建造物等以外の放火などで服役していた喜納被告が、刑期を終え新発田市内で暮らし始めたのは’13年7月。喜納被告は、市内の少なくとも4件のわいせつ事件に関わっていたことが判明しています」(別の全国紙社会部記者)
Aさんを殺害した事件の公判で、喜納被告は都合の悪い質問に対し「覚えていません」「記憶にない」と驚愕の証言を繰り返した。物的証拠を提示されても、事件への関与を完全に否定。無罪を主張したのだ。
Aさんの車からは、彼女と喜納被告の混合DNA型も検出されている。検察側は喜納被告の主張に対し、こう反論し死刑を求刑していた。
「(喜納被告は)極めて強い性欲の持ち主といわざるをえない。意のままにわいせつな行為ができるなら、誰でもいいという無差別的な犯行。嫌がる女性をムリヤリ姦淫することに性的興奮を覚え、本質的に強姦への強い欲求がある。Aさんの殺害は、事件の発覚を防ぐ目的があった」
控訴審でも無期懲役の判決を受けた喜納被告。Aさんの遺族は〈被告には極刑が相応という気持ちは今も変わっていない〉とのコメントを発表している。
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