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FJにXJR1300のキャブを取り付ける_4

2015-10-04 21:14:17 | FJ1200

前回までいじっていたキャブは、復活させるのにあまりにも費用が掛かりそうなので、再度ヤフオクでGetした。

見た目が汚いせいか、比較的安く落札できた。 ラッキー!

 

フロートバルブとチョークがダメになっていたのは想定内だったんだけど、このジェットニードルもダメだったので・・・。

この黒い汚れ、ガソリンのカスじゃなくて、腐食だったんですわ。

1週間キャブクリーナに浸けても変化なし。

青棒で磨いてみたんだけど、当然ながらコーティングが剥げてしまい、おそらく微妙に細くなってしまったため、交換が必須になってしまったのです。

 

新たに入手したキャブのエンジン側はこんな感じ。

 

スロットルバルブを外したところ。 

 

エアクリーナ側のアップ。

どこも茶色に汚れているんだけど、これはガソリンの汚れで、キャブクリーナでキレイになるはず。

 

フロート室は洗浄前で、この状態。通路の詰まりもないようで、一安心だ。

ジェット類・フロートバルブやチョークなどの内部パーツは問題なく外れたし、再使用も多分可能。

 

問題があるとすれば、ここ。

バタフライバルブの軸近辺が汚れているということは、ここのオイルシールが劣化して、ガソリンが噴出しているということだ。ここから二次空気を吸ってしまうので、ちょっと対策が必要だね。

 

4つにバラしたキャブボディを1時間くらいずつ、キャブクリーナに漬けて洗浄する。 

詰まっているわけではないので、短時間でOKだろう。

 

ホラ、こんなにキレイになった。

 

チョークバルブは、キャブクリーナを付けて軽く磨いただけで、キレイになった。

上が洗浄前、下が洗浄後。

 

フロートバルブは、Oリングとフィルターネットを外して、ジェット類と一緒にキャブクリーナに漬け置きする。 

 

洗浄後、綿棒+ピカールで内側を磨く。

軽く擦るだけでピカピカになるよ。 

 

ニードルジェットにはOリングが付く。

これはストレートのキャブ用Oリングセットから、近いサイズのものを使ってやる。

 

フロートのOリングは、ヤマハからそれだけで買えない。スズキ・カワサキの純正パーツで流用できるものもあるけど、ミクニTMR用の補修パーツが使える。

品番はKV/10で、Webikeで1個62円。安い!

FJのキャブにも使えるよ!

フィルターネットもTMR用が使えそうなんだけど、 こちらは未確認。

パイロットスクリューのOリングは問題なく使える。これはFJ用も、というか、大抵のミクニ製キャブで使えると思う。

Webikeで1個61円だった。

 

単体にバラしたキャブを組み直し、洗浄が終わったジェット類をセットする。

くすんでいたジェット類も、キャブクリーナに漬け置きすることで、ピカピカになった。

 

バタフライバルブの軸には、ワコーズ・ビスタックでシールしてやる。

これはスプレーした直後はサラサラしており、少し時間が経つと粘度が上がるグリスで、こういう用途に向いているそうだ。

 

これをバタフライバルブ軸の外側と内側に吹き付けて、何度かバルブを開閉して馴染ませてやる。

 

このキャブを分解して気づいたんだけど、XJR1300のBSR37キャブには2種類あるようだ。

前回までのものが前期型で、このキャブは後期らしい。

解った違いは

・メインジェットの番手(前期:#100、後期:#102.5)

・(ジェットニードルが入る)ノズルの長さ

・ニードルジェット(ノズルの長さが違うためかな?)

・スロットルバルブスプリング(後期の方が短い)

・キャブヒーターの有無(後期がキャブヒーター付き)

というところ。

このあたりは程度がよいからと言って、前回までのキャブと混ぜない方が無難だろう。

 

中身は後期型で、ダイアフラムキャップと、スロットルバルブだけは、前回までのキャブの方が程度がよかったので、そちらを使って組みなおした。

 

次は車体にどうセットするか、検証・加工をするとしよう。

 

2015/09/21・23



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (X1号)
2015-10-05 00:17:55
使っていたキャブは比較的程度がいいですね。それに比べて放置していたキャブのなんと酷いこと。勉強になりました。
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Unknown (tadar)
2015-10-05 22:11:25
同じ放置でも、水さえ入らなければ、ガム状のガソリンだけならばどうにかなるんですけどね。
腐食が酷いと、キャブボディそのものに穴が開いたりすることもあるようです。
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