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ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

PRIDE.21 ドン・フライvs高山善廣

2008年06月28日 | 格闘技
私はこの試合を観た時、もう凄さで感動してしまいました。
この試合はプロレスではなくリアルファイトです。
ドンフライは元祖金網リアルファイトのUFCでチャンピオンになり
UFCのチャンピオン達を集めて行われたトーナメントで
優勝した真のチャンピオン。レスリングチャンプ。
ボクサーとしてもプロのヘビー級で数戦のキャリアがある。
そして、プロレスラーとしても新日本のリングに上がっていた。

一方高山は遅いプロレス入りでUWFインター、キングダム、全日本、NOAH
フリーと、プロレス道を歩いてきた男。

しかも、高山が参戦を決めたのは試合数日前、
年齢的には峠を越えていても、元、リアルUFCチャンピオン。
高山の勝ちは極端に少ないのです。

しかしやってくれたこの男!
パンチの所に何故か、少し、スピードアップ的操作が有る映像ですが

PRIDE.21 ドン・フライvs高山善廣


男の魂をぶつけ合った、そして、お互いに本当のプロの姿を見せ付けた
壮絶だけど、凄い!感動で一杯になる試合でした。
何度もレンタルDVD借りました。

ノーガードで殴りあう!これは、リアルファイトの中ではありえない危険です。
おデコをぶつけ合う距離で、ド突きあう!
危険なリアルファァイトの中で更に危険な事をやって
その前の試合まで、判定とかスッキリしない観客のフラストレーションを
発散させた所か、感動を与えた凄い試合です。

まさにプロレスラーの戦い。
戦いの原点のような試合です。

私のPRIDEのベストバウトは、やはり桜庭vsホイスグレーシーですが

この試合は、凄惨なのに美しい、芸術のような気すら起きます。

やはり、トータル面で分の有る、フライが勝つ訳ですが、
負けて、「男を上げた」のは高山でした。
フライはこの試合を最後にヴァリトゥード、MMAを引退する予定で
インタビューに応じていましたが、もう、スッキリした顔が印象的で
この試合を「今までのベストバウト」に挙げ、高山に最大級の賛辞を
与えています。

方や、高山は元から凄い顔が更に物凄い顔になりましたが、UFCチャンピオン相手に
全く引かず、恐れる事なく、まさに「ノーフィアー」魂で闘いました。

そして、その年のプロレス大賞の「MVP」となり
その後、プロレス界の帝王となるのでした。

頑張りすぎて、試合中に脳梗塞になりましたが、奇跡の復活をしました。
勇気を与える、この高山vsドンフライの一戦でした。

「勝負で負けて、試合で勝った」この典型的パターンですね。


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2 コメント

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UFO (GRECOおやじ)
2008-06-27 21:08:21
当時は敵なしだったドン・フライ対高山ですか。正直、覚えてはいないのですが、すごい殴り合いですね。日本人では、高山しか出来ない試合だったのでは。

先日、娘と日清UFOのCMを見ながら、「この変なおじさん、昔はガチンコファイターやったんやで」と教えたら、驚いてました。
返信する
GRECOおやじさん (太郎)
2008-06-27 22:18:11
あれは、高山だけでしょうね。
あの不器用な真っ向正面衝突は。

本当にプロレスラーです。
勿論、ドンフライも。
プロの姿ですね。

UFOのCMに出ているんですか?
返信する

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