ＴＮＴ

毎度の事ですが、高校時代、テープが擦り切れた位聴いたバンドです。
当時は北欧メタルと呼ばれ（元祖はヨーロッパかな？）、
その終焉期頃に特に、日本では
大ブレイクしたノルウェーのバンドですね。
特に、２ｎｄ～４ｔｈまでは聴きまくりました。
ジャーニーに匹敵するコーラス、そして綺麗な美しい曲、ＰＯＰながら
哀愁を感じるメロディー、そして、時には、メチャクチャハードに。
（最初、スレーヤーかと思いました）
ボーカル、アメリカ人のトニーハーネルの素晴らしい歌声、
ロニールテクロの独特なミュートピッキングを主体にしたプレイ。
そしてバンドのクオリティーも高い。
その、感じる哀愁感がたまらないのですね。
ＭＳＧのボーカルだったゲーリーバーテンを振ってまで、トニーハーネルを
獲得したんですね。

アルバム的には４ｔｈの「インテューイーション」が一番知られていますが、
この３ｒｄも捨てがたいんですよ。
事実上、こちらの方がＲＯＣＫバンドとしては上かな？と思います。
　　　　↓
http://www.youtube.com/watch?v=DEAb4XaLK6Y

こういうＰＯＰな曲があったり美しい、北欧の湖が想像出来るバラードの
「ノーザンライト」そして、何だ！いきなり凄まじい切れ味のリフから
始まるスピードメタルのタイトルトラックの「テル・ノー・テルズ」
内容たっぷりで３０分弱という信じられなさ！
とにかくクドくありません。
４ｔｈでブレイクして、かなり良いステージをやりました。
ボーカルのトニーハーネルは荒くて、フラットばかりでしたが。

しかし５ｔｈでいきなり方向性が変わるんですよね。
勿論、北欧のバンドらしさはしっかり残っているんですが。
その時、中野サンプラザに観に行きました。
トニーハーネルの歌はＣＤ通り、ピッチは全然ズレない、演奏力も高い。
けど、ちっとも熱くならない、気持ちの入らないステージで
完全に拍子抜けしました。
何故か？というと、この時、解散が決ってたんですね。
だからか？やる気無いのか？まったくエネルギーは感じませんでした。

その後、メンバーはバラバラに活動しますが、
ＲＩＯＴのギタリストマークリアリと、このＴＮＴのトニーハーネルが
コラボした、曲は（ラジオで聴いただけです）かなり良かったです。

そして、ＴＮＴは再結集。まあ、良い感じです。

しかし、最近、トニーハーネルが脱退してしまったそうで
ＳＨＹのボーカリストを迎えてアルバム出したと聞きましたが、
私、まだ聴いていないんです。

やはり２ｎｄ「ナイトオブニューサンダー」３ｒｄ「テル・ノー・テルズ」
４ｔｈ「インティユーイーション」は良いなぁ！