ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

プロレス大全科

2020年01月30日 | プロレス
お金持ちの家の子ではなかったので、プロレスとボクシングを扱っていた
月間ゴングなんて高くて買えませんでした。遠く西宮・夙川の母の同級生の家に行く時
同学年の「大ちゃん」に見せて貰い喜んでました。
当時、天龍が帰国しブロディーのインター王座やマスカラスのIWA世界王座に挑戦していた頃です。
駅外の売店で週刊ファイトや大阪スポーツを買いボロボロになるまで読みつくし。
そんな私に根負けしたのか?母が初めて買ってくれたプロレス本がコレです。
秋田書店の出版だった様です。

「プロレス大全科」
TVではタイガーマスク大旋風、ブッチャー引き抜き、国際軍が殴り込み
ハンセンvsアンドレのド迫力マッチなんてあった頃ですが
子供たちのアイドルはミルマスカラスやテリーファンクの頃のモノです。
プロレススーパースター列伝と合わせて、当時の私のヒーローはタイガーマスクでは無く
飛べなくなった頃のマスカラスでした。
表紙が子供向けなのが良く分かりますね。

コレもノリが剥がれてバラバラになっても何百回も読み潰した本でした。
私のプロレスに対する探究心と知識はこの本から始まりました。
たまたまネットで検索していたら3000円で売られていました。

コレでフランクゴッチから始めるNWA歴代世界チャンピオンの名前を覚えたり
(当時NWA王座戴冠者はダスティーローデス迄でした。トミーリッチやリックフレアーはまだ)
数種類分けて選手紹介してました。
生年月日、身長体重、デビュー年、王座戴冠歴、選手の特色、経歴、そして通り名と。
コレがまず、「歴代世界チャンピオン」からはじまり「悪役レスラー」「技能派」
「ファイター」「覆面レスラー」「黒人レスラー」そして
「全日本」「新日本」「国際」プロレスの日本人選手名鑑的な紹介と。
新日本は当時・・・前田、ヒロ斎藤、ジョージ高野
そしてタイガーマスクになっていた佐山サトル位迄でしょうか。
全日本は誰迄だったかな?冬木や菅原は移籍していないか・・・。
国際はもうギリギリでしたから、高杉(ウルトラセブン)位迄の選手が載っておりました。
因みにG馬場監修だそうです。
やはり「世界チャンピオン」コーナーではルーテーズが大きく1ページ使って紹介されて。
「悪役」コーナーの筆頭はザ・シーク。タイガージェットシンも1ページ使っていたかな?
マークルーインやブルカリー、ニックボックウィンクル、オックスベーカー、
キラーカールクラップ、アレックススミルノフ、ブルートバーナード、スカルマーフィー(怪奇派)
そしてオリンピックレスラーのケンパテラも大きな扱いでした。
「技能派」コーナーではドリーファンクjr、ビルロビンソン、ボブバックランド、
バーンガニア、ドンレオジョナサン、テッドデビアス、リッキースティームボート等。
何故かカールゴッチはこの本では全く触れられていない・・・。
「ファイター」の筆頭はテリーファンクでしたかな。後ハーリーレイス、リックフレアー
ダスティーローデス等NWA王者を筆頭に、ブルーノサンマルチノ、ターザンタイラー、
ディックザブルーザー、クラッシャーリソワルスキー、フリッツフォンエリック、
スタンハンセン、ブルーザーブロディー、ジェリーローラー、ジプシージョー、ワフーマクダニエル、
ラリーヘニング、ヘイスタックカルホーンやリッキーハンター、ジェイヤングブラッド等。
最後に載っていたのはウィリアムルスカだったかな?
まだヤングボーイだったハルクホーガンは載っていませんでした。
ファイターな筈のディックスレーターが何故か「技能派」コーナに。
「覆面」はマスカラス、ドスカラスが筆頭ですよね。エルソリタリオやアニバル、
フィッシュマン等ルチャドールに大ベテランのザ・デストロイヤー。
ミスターレスリング1号、2号、
ザ・マミーやザ・コンビクト等怪奇派覆面レスラーも。
当然、まだタイガーマスクはまだデビューしていない頃の本でした。
そして子供心に一番不思議だったのが「黒人」コーナー。
何で黒人は別扱い?と。
筆頭はブッチャーとボボブラジルでしたかな。
ロッキージョンソン、レイキャンディー、トニーアトラス。
最後はまだ改名する前、新日本で修業していたバッドニュースアレンが
アレンコージの名前で載っていました。
書き出すとキリがありません。

一方、海外で活躍する一匹狼達、ヒロマツダ、上田馬之助、マサ斎藤達が紹介されてました。
少しだけ力道山の逸話も。この本では「故力道山」と書かれていたので
力道山を名乗る人は二人いたのか?なんて思ったり。

全日本は馬場、鶴田を筆頭に天龍、桜田、小鹿、大熊、高千穂(カブキ)林、プリンストンガ、
佐藤、石川、そして行方不明?になった伊藤正男とか。(アメリカでグリーンカード取ってレストラン勤務)
新日本は猪木、坂口、藤波が筆頭ですね。木村健吾、長州、星野勘太郎、永源、荒川、栗栖、北澤、
ストロング小林、小林邦明、藤原、剛、浜田、木戸、後平田を入れた上記3名。
国際はやはりラッシャー木村、そしてグレート草津、井上、浜口、寺西、若松、マッハ隼人
米村天心、デビル紫、鶴見、大居山、奄美、そして阿修羅原。

とにかく、貪るように読んで、恐らくボロボロだったから棄てられたか、棄てたか?
関東に来てから、別の本を友達と共有貸出し出来たりしたので。
かなりボリュームの有る本でした。
まだ日プロ時代の外国人レスラーや来日した頃の無い選手まで。

で、一番強く記憶に残っている写真が。2ページ使ってカラー写真だった
ロジャーガービンvsボリスマレンコの凄惨なチェーンデスマッチの光景。
ロジャーガービンの顔がペンキをぶっかけたような頭、顔が血みどろで
ぶっ倒れている光景。コレは怖かった!
ボリスマレンコはチェーンデスマッチの帝王と呼ばれていたので、
ボリスマレンコとは、なんて怖い悪役なんだ!と、凄惨な絵面に
ココは怖くてなるべく飛ばし、たまに怖いもの見たさで読んでみたり。
ので、チェーンデスマッチは私にとって金網デスマッチやネイルデスマッチ、
有刺鉄線デスマッチより一番怖いデスマッチとして君臨しました。
私が初めて観たチェーンデスマッチはデビル雅美vsモンスターリッパーでしたが
「何て恐ろしい事をするんだ!」と子供心に思ったモノです。
そんなボリスマレンコなので、息子のマレンコ兄弟を見た時は
あまりに真逆の技能派、正統派だったので驚いた記憶があります。

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7 コメント

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Unknown (Home In My Shoes)
2020-01-30 03:40:57
太郎さん、真夜中になんちゅう楽しいことをしておられるんですか(*´ω`*)。。

私、たまたまさっき夜中に目が覚めて、昨夜眠くてサボったギター練習をよせばいいのにやってたとこでした。休憩で太郎さんのブログ見て、たまらず書き込み(笑)。お互い何をやってんだか。

しかし強烈なタイムマシンですね、この本。喧嘩番長が技能派ですか。やっぱ、権威はNWA王者ですよね(*´ω`*)。ダスティ・ローデスの頃ですかぁ。キン肉マンで「ビューティ・ローデス」ってキャラで出てたっけ。

ニック・ボック・ウインクルって悪役だったんですね。これは意外というか、知りませんでした。アレックス・スミルノフ、懐かしい。「北方領土は返さない
」とか言ってたっけ。政治ネタの悪役は楽しいですね。湾岸戦争でサージェント・スローターが「フセインに会ってきた」とかはさすがにやり過ぎでしたが。

全日ではロッキー羽田はもういなかったのかなー。「和製アメリカンドリーム」ってわかるようなわからんような二つ名でしたっけ。キム・ドクはまだいなかったのかなー。

いやー、ギターの練習で休憩してたのすっかり忘れてしまいました(*´ω`*)。太郎さん、このネタ面白すぎますわ(*´ω`*)。あははははは。
原点 (喜一)
2020-01-30 21:22:51
太郎さん
こんばんは。
今回の画像、何だか見覚えがあります。
自分も、この本を持っていたかな。。

太郎さんのプロレスファンのスタートは、ミル・マスカラスからですかね!?

洋楽にハマったのも、入場曲のスカイ・ハイだったと以前、仰っていたと思いましたが。。

懐かしいレスラーの名前が並びましたね。

僕は、今回の記事を読んで、中学時代だったか学校の授業で、木製のオルゴールを造ったのを思い出しました。オルゴールのふたの表面にドスカラスを彫ったんですよ。
何故、ドスカラスにしたか…理由までは憶えていなんですが。

僕は、プロレス・スーパースター列伝を同級生の友達の家で読ませて貰いました。
プロレスごっこも、かなりやっていました。。

自分の部屋にロード・ウォリアーズのポスターを貼っていた事もありました。
猪木のタペストリーも壁に掛けておりましたし。

僕は、エレキギター初心者ですが、今日は2時間位やれました。
練習を終えて、ノートPCを開いたんですけど
太郎さんの今回のブログを拝見して、懐かしいなぁ~と、余りにも。

訂正です (喜一)
2020-01-30 21:27:02
理由までは憶えていなんですが→正しくは、憶えていないんですが。
度々、すみません。
Home In My Shoseさん (太郎)
2020-01-30 22:10:03
実は昨年中に記事仕込んでいたのですが、いざ投稿したらまだレスラー名が足りない事に気付き。
ホントアンドレとか書き忘れておりますしで・・・。
夜は早く寝ないとですね(笑)と、眠くて弾きたくなるのがギターだったりで・・・。
余計に目が冴えますしで。
歴代NWAチャンプもエドルイスやスタニスラウスズビスコ、ルーテーズの何時間もの試合とか。
いつ頃からガチンコでは無くなったんでしょうね?
「ビューティーローデス」ですかっ!そんなキャラが居たのですね。生々しいのはテリーマンで。
ホント、喧嘩番長が技巧派とはおかしいですよねぇ。
ニックはヒールなんですよ。それこそキムドクが「ニックこそ「レスリングヒール」だよ!ブッチャーとかと違ってさ!」と
言っておりました。
キムドクはどちらに載っていたかな?全日本かしら?
キムドクが新日本に抜かれる事が分かったから、帰国したくなかった天龍が馬場の命令で帰国したそうで。
和製アメリカンドリーム!そんな通り名が有ったかもです。
ロッキー羽田は相撲出で体大きいのに、ハンセンにやられる姿しか見た事なく。
スミルノフの政治ネタは凄いですね。日本で無かったら殺されるかも?
久々にこの本がネットで引っかかったのでネタにしてしまいました。

今日から公開されたマイティー井上が出演した「真夜中のハーリー&レイス」の
ポッドキャストが配信されアンドレとの友情や今話題のレバノンで
殺されそうになりながらガチンコやった話等マシンガントークしております。
http://blog.jorf.co.jp/bijuuradio/
喜一さん (太郎)
2020-01-30 22:30:30
こんばんは。
コレ喜一さんも読まれていたのですか?
内容はココに書き切れない選手名鑑でしたね。

学校の美術、図工系の授業でドスカラスとは。私と同じですね。
私は6年生の時、凧作りでドスカラスの覆面を帆にデカデカと描きました。
「スカイハイ」をチョイスした日本テレビの担当者のセンスは絶品ですね。
当時ディスコでもかかっていたそうですし。
と、後々、ミルマスカラスのレスラー仲間の間で人間的評判の悪さにガッカリするのでした・・・・。

プロレスごっこもやりますよねぇ。コレは力道山時代から共通でしょう。
プロレススーパースター列伝は今でも全部欲しいですねぇ。
ブロディー迄続くそうでしたが、最後のカブキ迄面白かったです。
実はいい人が悪い人に描かれていたり。
私もポスター貼ったなぁ・・。会場で買ったテリーファンクかな?最後はハンセンでしたが
高校生の時、ポスラー類は当時のトレンディードラマに合わせ一切合切貼らなくなりましたが。
生ウォリアーズは突然、私の近くの椅子席真ん中からリングに突進したので驚いた事あります。

是非是非、エレキギター練習してくださいませ。
そして、このネタは年齢が露骨に分かりそうな本ですね。
前田日明 (アクセル改松岡ルーズ)
2020-02-08 12:46:07
たろーさん、こんにちは!僕がプロレスにはまったのは前田日明です!すごいキックと関節技でUWFと新日本の対抗戦が面白かったです!猪木が前田とのシングルから逃げたりしたり。高田対越中もよかったです。キックとヒップアタック合戦。キックを武器にするプロレスが好きなんですよね、僕。だから外人では、リングスのディック・フライ、ハンス・ナイマン、タリエルとかパンクラスのルッテンとか好きでした。
昨日コンビニ行ったらまだ週刊プロレス売ってました!でもしってる選手は、鈴木みのるとかだけで悲しかったです。
松岡ルーズさん (太郎)
2020-02-08 17:45:30
こんにちは。
この本は競技性の高いUWFよりもっと前のコテコテプロレス時代の本です。
プロレスがガチだったかもの時代の1900年代前半のプロレスはルーズさん好みかも?
早々映像見れないですが、ホントにルーテーズは強すぎたそうで。
旧UWFは後楽園ホールの特別リングサイドで見た事あります。
あの頃はUWFを理解出来ませんでしたが、UWF絡みで一番面白かったのは
やはり越中vs高田です。バチバチの高田のキックに堪える越中に感動したモノです。
前田日明のケリにビクともしなかった上田馬之助も凄かったです。
前田日明vsドン中屋ニールセンも興奮しましたね。
元、日プロ新日本プロの先輩、北澤幹之氏が前田にリングスのレスリー頼まれ10年やったそうですが
面白かった選手はビターゼタリエルだったそうです。
怪我引退もし年齢も50歳位であった北澤氏がスパーリングでハンと引分け、いやハンが倒せなかったという
凄い裏話に驚きました。
フライはハンの事を蹴り倒してやる!と息巻いたけど、ハンに凄く低く構えられ
蹴り倒せなかったという話も面白かったです。
問題の前田vsフライ戦も面白かったですね。

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