ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

燃えろ!誌のアルバム点数

2016年11月05日 | 音楽
漸く帰京出来ました。

燃えろ !誌が幅を効かせていた時代、私なんかは
この雑誌のレコード点数と評価を元にアルバムレンタルしたり購入していました。
90年代初頭位迄、当時の私を初め
我々、保守メタラーには良質な作品が沢山リリースされていました。
正当に評価する担当者、個人的好みで好き嫌いが激しく影響する編集者。
まあ、様々です。
繰り返しますが良作が多かった時代ですから。
後に、ハードロック、ヘビーメタルにとっては長い暗黒の時代となるのですが。

私がお小遣いで購入した号はオジーオズボーンバンドをクビになり
新しくバッドランズを結成したジェイクEリーが表紙を飾った号でした。
それぞれのアーティストはまだ血気盛んで吠えまくってましたしね。
この号ではジェイク自身がオジーオズボーンに嫌われてた事を初めて語った号でした。
その号のレコ評TOPはRIOTの「プレビレッジオブパワー」でした。
編集に拘り過ぎたSEが 長すぎたり、タワーオブパワー達、ブラックミュージックの
ホーンセクションを導入し賛否両論だった作品で楽曲は全て良質。
大体は80点以上。ただ偏向現編集長は78点を付け、結構アラ探ししていましたな。
大人気だったこも作品でしたが、現編集長の大好きなジョーリンターナーが
ゲストで参加した事でボーカリストのトニームーアが叩かれてましたし。
まあ、私もハイトーンボーカリストなんでトニームーアの気持ち分かりますが
ライブでは相当ピッチが悪く、バックステージでダメ出しされムクれていたそう。

この頃も名盤が出ていました。
ジューダスプリーストの「ペインキラー」は91点
ドリームシアターの「イメージ&ワーズ」は92点
ブラックサバスの「TYR」は90点位
WASPの「クリムゾンアイドル」は軒並み90点台
トニーマカパインを全面に出したプロジェクト
「ドライバー」も92点位。コレはおかしい。腕は良くても楽曲クオリティは
ダメ出しされていたし。
クリーターの「フラッグオブヘイト」は笑撃の「1点」(!!!)
SHOW-YAの大HITした「限界LOVERS」が入ったアルバムは「56点」位でしたな。
歌唱力の低いボーカリストが!とかケチョンケチョンでした。
初代編集長は大のデスメタル嫌いでした。

で‥‥現編集長は偏向で個人的には滅茶苦茶。
自分の好き嫌いでかなり評価したり特集組んで貶してた事が数々。
「暗黒の90年代」と呼ばれた頃はクオリティの低い作品でも90点台の
チトなぁ‥‥と思う作品でも平均80点台。
コレはレコーディング環境の変化で良質なミキシングが出来る時代になり
予算の低いバンドでもクリアで聴きやすいサウンドのレコーディングが出来た事も
大きいでしょう。

まあ、メタルリスナーからは大きく離れて居た頃でも一応、立ち読みで
レコ評だけはチェックしていました。
明らかに過大評価と思う作品は数々ありました。
で、現編集長、大のお気に入り、 日本のダブルディーラーがデビューした時は
もう絶賛のオンパレード。正直、悪く無かった。曲の編集は長すぎる感が。
ただ、私はこの作品でボーカルの下山氏凄さに嫉妬して
メタルボーカリストとして活動復活する事を決意しました。
日本のバンドは大躍進でしたな。良作多かった。
復活メフィストフェレス、サーベルタイガー(札幌)ゴールドブリック、復活アンセム。
まあ、かなり多くの「レインボー寄り」のバンドが現編集長のお気に入りで優遇と。
皆、かなりの高得点を稼いでいました。

で、現在‥‥大きく変わった雑誌となりました。
私的に購入には至りません。
どの作品がどんな点数を付けられているのか?それもチェックせず
個人の判断で自分なりのアルバム評価してます。
そしてネットで得る情報。

兎に角、あれだけケチョンケチョンに叩いていたバンド達、
または作品に高得点付けるのには全く疑問符でした。
中には良い作品も評価されたり埋もれていた時代も多かったでしょうね。
そう云えば、私のやっていたバンドの兄弟バンドがメジャーデビューした時は
ボーカリストが気に入られず、ケチョンパでした。クオリティは高かったですが。

ただ、大プッシュしていたスリップノットの「アイオワ」が00年頃リリースされた時
コレは物凄く正当で真っ当な評価と思いました。
皆が90点台の高得点で微妙に畑違いなバンドでもありましたが
スレーヤーの「レインインブラッド」並 のインパクトありましたな。
ただ‥‥金に困り、即売ってしまったのは本当に後悔でした。
(バンドメンバー全員に提出するデモのカセットテープやMDが買えなかった困窮時代。)
他のメンバーも携帯を止められていましたがね(T_T))

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シングルコイルPUをハムバ... | トップ | 元VOWWOW 人見原基先... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ハッキリ言って醜いです (ぶりぶりざえもん)
2016-11-05 20:44:51
確かに個人的な思い入れはあると思いますが
ここまで行くと「職権乱用」に近いモノがありますね。
日本のブラックメタルバンドSighの
リーダー川嶋未来さん(Vo)が実名を出さず
暗に批判していた記事を見たことがあります。
「レビューを鵜呑みにしたファンが対象のバンド、
アルバムを売れなくする危険性がある、
これも風評被害じゃないのか?」と

ぶっちゃけ、好き嫌いは別にそれぞれのジャンルに
特化した優良なHPやブログがたくさんあるし、
アーティストの動向が知りたいなら
犯人達が運営しているオフィシャルサイトに
行けば良い話なので雑誌という媒体の需要は
年々減少してるわけです。

それに嫌いなヤツが創刊してる雑誌に
金払いたくないが本音です。
大御所の昔の写真を表紙にする時点で
「頭の中は80年代」で止まってると思います!!

そんなヤツに若手バンドや新しい音を
キチンと紹介できますか?
返信する
ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2016-11-05 21:18:31
確かにレビュー側の個人的思い入れも有りますが
販売元レコード会社が怒鳴り込んできて
「もうオタクの雑誌にレビューさせない!」といわれたが
我々は信念を曲げないと、殿様商売状態でしたが
コレは大きな営業妨害でもありますね。
本が売れない現在では当時の殿様商売とはかけ離れた
製作状態になっていますね。
今月はラウドパークレポだけ読みたいと思いますが。

昨日、浜松SAのワゴン中古CD屋でCDを物色していましたが
評価が分からないモノがあり、スマホを持っていたので
amazonの購入者評価を参考にしました。

まあ、どっちにしてもインターネットの時代になり
映像も音楽も本も液晶画面を通さないと
接する事が極端に少なくなる時代となりました。

そう云えば、初代編集長はJ-POPが大嫌いでしたな。
私は高校3年生位迄はロクfやヤンギをメインとしていましたが
燃えろ!誌はバイブル的存在となっていましたし
私も定期購入していました。

基本的に人気のあるアーティストを扱うのが
商売ですが、そういえば元メタルチャーチVoの
デビッドウェイの荒い性格を利用し当時ばバンドVoの
マイクハウの事「オレのフォロワー、フェイクだ!」
と引き出し発言させ担当も(外人だったと思う)「そうですよねぇ!」と言い
翌月号でそのマイクハウにインタビューし
「デビッドウェインはこう言っていたが貴方はどう思う?」
と意地の悪い質問をしていましたなぁ・・・・。
その時のマイクはしっかり「大人の対応」でしたが。
(雑誌側の負け。日本からの意地の悪い質問命令が行っていたとは思いますが)
返信する

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事