クリムゾングローリー

この仮面バンド、クリムゾングローリーは凄まじくハマりました。
仮面を付けているのはギリシャ神話をモチーフにしている様で、
ボーカルの名前は「ミッドナイト」（恥ずかしい）
この音楽性は私に大きな影響を与えました。（80年代）
何とも綺麗なツインギター、４オクターブを操るミッドナイトのボーカル、
そして、様式美で情調的な楽曲。
このバンドのツインギターはリードとサイドギターに分かれてます。
下は秀作2ndの「トランスセンデンス」のシングル「ロンリー」です
http://www.youtube.com/watch?v=BH3h0OS84tM&mode=related&search=

そしてアルバム2曲目のかなりハードな曲、「レッドシャーク」超絶ボーカルです。
http://www.youtube.com/watch?v=kwAMyJmqZWI&mode=related&search=

1stは結構売れたと思います。B面の1曲目の「メイデー」なんかは
かっこいい上に超人的ハイトーン。
2ndはこんなに素晴らしいアルバムなのにちっとも売れなかったんですね。
とにかく売れなかったそうです。
時代がLAメタルだった事も関係あるかもしれないし、
ロブハルホード的ハイトーン、そして楽曲の方向性も似ていたクイーンズライクの
ブレイクと重なってしまい、しかも、クイーンズライクのフォロワー扱いをされて。
特に、ミッドナイトのハイトーンや歌いまわしなんかもジェフテイトの
真似みたいな扱いでした。（ミッドナイトはZEPのロバートプラントの影響を公言してた）
そして、あまりに超音波的ハイトーンなんで、嫌がる人も増えて。
更に、日本公演が史上最悪の「極悪ライブ」だったそうなんです。
彼らへの賞賛も声は聞かなくなってしましました。

でも、特に2ndの「トランスセンデンス」は私の好きなHR/HMアルバムの
TOP10に入れたい位です。
クイーンズライクの「オペーレーションマインドクライム」も名作ですが。

因みに時を経て発売された3rdは仮面を取り（皆ハンサム）様式美を捨て、
幻滅してしまったアルバムでした（BURRN！では70点位だったと記憶してます）

その後、特に日本では彼らの名前は聞かなくなりました。
もう少しデビューが早かったら、もっと賞賛されたバンドだと思うと
悲しいモノがあります。
やり過ぎないツインリード、美しい楽曲、素晴らしい歌唱力。

その後、ミッドナイトは脱退し、今、レザーウルフに加入しているウェイド・ブラックが
加入してます。
私がやりたいサウンド、プリースト+アクセプト+このクリムゾングローリーの様な
サウンドです。
こんな、ミッドナイトのような歌唱は真似出来ません！

素晴らしいバンドでした。
今でも活動しているみたいです。