図書館で風野真知雄の棚を眺めていると「あれ、若様同心がある?」と思い手に取ってみると「新が付いている」。そうなんです、徳川龍之介が復活して、それも前シリーズの2巻から5巻までに収まる内容となっているのです。
今日は武者人形を入れる箱作りです。先ずはケヤキの角材をターニングし易いように、バンドソーで8角形に整形。
仕上がり寸法より3mm大き目の円柱にターニング。
そのままチャッキングした状態で内側を挽きます。
三つ爪チャックに取替え、裏返して高台部分を削り出しますが、割れないようにホースバンドで締め付けておきます。安全第一ですからね。
外周は治具に差し込んで、テールストックで押し付けて挽きます。10個挽くのは大変だ(^^)。
鯉の腹に支持棒用の穴をあけます。治具を作っておくと正確にあけることが出来るのです。
鯉の目玉も治具でスイスイ出来ます。
人形の手に穴をあけています。
デザインシートを剥がし、細かいところをサンゴペーパーで磨いて第一段階をクリアです。治具の図面等は最後にホームページで紹介します。
四月に生まれる予定の孫へのプレゼントに、小黒三郎さんのデザインシートから節句の武者人形を作ってみよう。材料はブナ。ドラムサンダーで厚さを14mmに。
円盤状に切り抜きます。
文化三年の大火で孤児となった爽太が芝露月町の鰻屋「十三川」に引き取られてはや十三年。おふくとの間に二人の娘をもうけ、幸せに暮らす身だ。が、爽太には若主人の顔とは別に、同心朝田主馬から十手を預かる岡っ引きの顔があった。表題作ほか「おろくの恋」「残り火」など江戸下町情緒溢れる連作短篇七篇。
北原亞以子の傑作短編集。江戸の喧騒の中を懸命に生きる七人の女たちの営みなどを艶やかな筆で描く短編集。表題作の「妻恋坂」は、主人公のお町が番附売りの周二と出会い、男振りのいい周二から過去の話を打ち明けられたお町はいつしか恋心を抱いた。だが周二の話にはたった一つ、ついてはならない嘘があった。ほか八編。