久しぶりにシンセの話を。
今年はハードシンセの当たり年なんじゃないかと個人的には思ってます。
ROLANDからはJUPITER-80、KORGからはKRONOS、これでYAMAHAがMOTIF以外のフラッグシップモデルを
今年中に投入したら、歴史に残る年になるような気がします。
楽器屋さんに数回通ってJUPITERもKRONOSも何回か弾いたり、説明を受けたりして買おうと思ったこともあったのですが、
現在はちょっと様子見です。理由は僕には扱いきれないかなぁ~という印象だったので。
買ったシンセの特性や特徴を活かし切れないということはそのシンセが僕のところにある意味はないと。
アナログシンセが好きだからとかデジタルシンセは嫌いだからとかいうことではなくて、なんとなくなのですが、
せっかく相棒となるシンセには活躍できる環境でいて欲しいなぁと思います。
JUPITERもKRONOSも素晴らしいシンセだし、きっと歴史に残る音源を残してくれるシンセと思います。
少し様子を見ながら、(プロの方たちの実際の音作りやアンサンブルを参考にしながら)
自分の音楽への使い方がひらめいたりしたときにもう少し真剣に考えてみよう等と思ってます。
で、
表題のROLAND JUNOですが、
僕が一番最初に触ったシンセサイザーはROLAND JUNO-6というシンセです。
これは当時、僕の兄の友達が持っていたシンセでした。初めて触るシンセサイザーという楽器、まるで魔法の箱のように
思っていたのですが、実際音を出してみると、YMOの音とはぜんぜん違っていて、ハッキリ言ってショックでした。(笑)
今でこそ、VCO、DCOの違いや、シンセそのものの音作りの流れなどを少しは理解していますが、当時は街に1台あるかないかの
貴重なお宝。(笑(ちょっと極端かも知れませんが、当時、街の楽器屋さんにはシンセは置いてませんでした。(香川県))
シンセはどんな音でも出せる!という情報しか僕にはなく、ファーストシンセのJUNO-6の音のショボさに(←今はこんなこと思ってません。)
幻滅してしまいました。(たぶん、小学5、6年生の夏だったと思います。)
こんなことを書くと、JUNO-6がショボイのかと思ってしまいますが、実は今、一番欲しいシンセが、このJUNOシリーズだったりする訳です。
JUNOの冠を持つシンセもいくつか販売されていますが、やはり欲しいのはJUNO-6、JUNO-60、JUNO-106の3台のうちどれかになります。
6と60は音色はほぼ同じと言っていいと思います。60が56個の音色をメモリー出来る機能があります。6は音色メモリー出来ません。
きっとメンテナンス代を考えるとシンプルな作りの6のほうが壊れにくいのではないかなぁと思います。ただやはり音色は保存出来たほうが
便利ですよね。今では当たり前のこの機能もJUNO-6発売当時は音色もメモリーが出来ないシンセもたくさんありました。
音色の違いですが、これはあくまでも主観になります。簡単にいうと6、60は106より繊細な音で106の方が雑な感じ。良い言い方をすると
荒っぽさが良いとも言えます。
音作りは至ってシンプルですが、ハイパスフィルターとコーラスの使い方で、この機種独特の雰囲気のあるPAD音なんかを作れます。
ソフトシンセでもJUNOをモデリングしたものもいくつかありますが、
似てるけど、違います。やっぱり本物しか出せない音というのが当然あるのでそこが実機の魅力ですよねぇ。
時々、見かけるヤフオクで状態の良いものがあれば、考えたいなぁ~と思ってます。
NORWAYの音楽、そしてYMOのcoverで是非、使ってみたいなぁ~。
現在JUNO系の音は ElektrostudioのSiX month Juneという下記シンセで作ったりしてます。(なんとFree!)
他にもTAL U-NO-60等もありますが、僕的にはいまいちでした。
↓JUNO-6を使った【Envelope Generatorくん】のRydeen動画×2↓
ん、やっぱ実機はいいな!
Taccs
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