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時々TaccsNoName

NORWAYというバンドを中心にアナログシンセ、ソフトシンセ、DAW、日常等を不定期にupします。

Linplug CronoX 3

2011-12-04 11:11:51 | Plug-in

普段から新しいソフトシンセやハードシンセの情報にはアンテナを張っていますが、
全部の機種を試せるわけでもないですし、なかなか今の状況を変えて新しいものを導入するというのは勇気がいります。
そんな中でも最近入手して面白いなぁ~と思っているソフトシンセがあります。

Linplug CronoX 3


元々このメーカーのシンセは好きなものが多いのですが、音作りやパラメーターの操作が独特で、
操作を憶えるのが大変なので、なかなか導入することが出来ませんでした。
ある知人と話していたときに、最近のハードシンセのプリセット音についてこんな話になりました。

【ウェットな音が多いよね?】

ちょっと解り辛いかもしれませんが、要するにアナログシンセを持っている人なら解ると思うのですが、
昔のシンセはエフェクトも凝ったものは搭載されていませんでしたから、音作りをしたとしても、
元々の波形に近い音(凄く電気的な音)が出てくる場合が多かったんです。
ここ最近のハードシンセはスタジオ一軒分くらいのエフェクトが搭載されているような感じで、
そこにアルペジエーターや色々な音作りをする機能がのっかっているので、プリセットの音色は
ぱっと聴いた感じ【おぉぉ!このシンセすげぇ!】と感じるような、派手目の音が多いように思うのです。
良い悪いではないんです。可能性は凄く感じますし。

話は戻りますが、その知人も僕も元々の波形に近い音色が好き、、、または最近出したい音だよね。という話です。
そして教えてもらったソフトシンセが【CronoX 3】でした。

複雑な音も作れますが、入手したばかりでやり方が判りません・・・・w
なんですが、とりあえず色々弄っていて、何か形にしたくなるんですよね。やっぱり。。。。。w

なのでちょっと自分でも笑ってしまいましたが、こんな曲を入手記念にcoverしてみました。
よろしかったら聴いてみてください。
以前、YMOがピンク・レディーのウォンテッドをcoverしたことがありましたが、
そこにヒント?を得て、【UFO】・・・なんという短絡的発想・・・すみません・・・w

ピンク・レディー UFO cover


Taccs


moogのシンセ

2011-02-16 12:41:39 | Plug-in

moogのシンセといえば、松武さん所有で有名なⅢC、それからロングヒットとなったminimoogあたりが一般的には有名なところだと思います。
私がcoverするYMOではminimoogがかなり活躍してくれます。毎日出音が違ったり、不機嫌でピッチがあっちこっちしたり(笑)時には、
高額なメンテナンス代を弾き出す。とんでもないヤツですが、1年に数回、トラックにビタっ!とハマるサウンドを提供してくれるminimoogが
とても好きです。プロではないのであくまでも趣味範囲で気長に気楽に待っていられるというのも良いのかもしれません。
minimoogはminimoogで良いのですが、その他にもmoogには気になるシンセがたくさんあったりします。
【PRODIGY】という2VCOの典型的なアナログシンセなのですが、以前、中古楽器屋さんで少しイジった時に、非常に電気的でまさに70年代後半~
80年代初期の音色を聴くことができました。現在の中古相場で10万円くらいですが、このスペックで10万円って少々高い気もしますが、(笑)
それだけ現存数が少量で人気もそこそこあるのかもしれません。実機を持つというのはかなり勇気もお金もいるのでと思っていると、
これがまたウマイ具合にPlug-inで出てくれたりするんです!(笑)
実機を所有している人、実機の音を知っている人にはどういう風に聴こえるのか判りませんが、(Elektrostudio)という会社からFREEウェアで
(Model Pro)というplug-inが出ています。
早速Sonarにdllを読み込ませ、(インストーラタイプではありません。dllを直接VSTフォルダへコピペするタイプです。)立ち上げてみました。
イジってみました。うん、うん、なんとなくこんな感じだった(笑)と曖昧な記憶が蘇ります。
filterの効きもよくって、アナログライクな音色もそのままテクノになりそう!
機器の構造が単純なのでアナログシンセの基本的な流れを見るのにもちょうど良いかもしれません。

実機の音は曖昧な記憶の中ですが、実機の音はよく覚えてませんが、これはこれで良いのではないかと思わせてくれます。
いい加減かもしれないが・・・・・楽しい。。。。。

Elektrostudio Model Pro


P.P.G wave 2.2 or 2.3ください!-1

2011-02-02 19:43:20 | Plug-in

YMOやYMOのcoverとは直接関係ないのかも知れませんが、1981年に発売された奇才Wolfgang Palm氏が手がけたハイブリッドシンセです。
本機の登場により、後のシンセサイザーがWavetableという本機独自のシステムを採用するする方向へ動き出すほど、音作りの発想、
操作、音色のどれをとってもインパクトのあるシンセでした。Prophetもリングモジュレーションという独特の機能を搭載して、
今まで聴いたことのないような音色を作り出すことに成功していましたが、本機のWavetableというシステムも音色を劇的に変化
させることが出来、他にはない異色な存在感を当時も今も放っています。

アナログシンセの名機ってどうしてこんなに見た目がカッコいいんでしょう?(笑)
PCM音源時代に量産されたものやDX-7以降の機能限定FMシンセの見た目のチープさはズバ抜けてかっこ悪いです。(あくまで私的意見)
音色や機器のコンセプトも個性的なのですが、私はアナログシンセの見た目も非常に好きです。
特にこの当時は本機の見た目はずば抜けて未来的だったのではないでしょうか。
ただ、中身はかなり雑な作りだったとも聞きます。200万円以上出して、雑ってどうよ?とは思いますが・・・・・
Wolfgang Palm氏の奇才ぶりがこんなとろでも発揮されているのかもしれません。(笑)
悪口ではありません。ただ、すきなんです!!
しかし例によって、実機は持っていません。が、2.2を10年前に購入した友達がいて、今は既に音が出なくなっているのですが、
友達の家の倉庫にハードケースとともに保管されている個体の音色を聴いたことがあります。
まさにHoward Jonesの音でした。印象としては【硬い・冷たい・金属的】で、どの音色も存在感が凄くありました。


もちろんPPG WAVE 2.V、PPG WAVE3.Vも購入し、使用しています。(2.Vは現在インストールされていません。)
2.Vから3.Vへのバージョンアップに約10年。長いですよね。でもこうして脈々とアナログシンセの魂は受け継がれていくんですね。
素敵です。


Prophet-5ください!-1

2011-02-01 10:33:02 | Plug-in

本日から2月スタートですね。なんだか入院したのが年末、退院したのが比較的年始だったため、正月ムードを
味わうことなく始まった私の2011年!しかし去年はYMOのcoverを通して沢山の出会いがありました。
本当に嬉しく思います。今年は【健康、体操、YMO】をスローガンに大人の2011年を過ごしていきたいと思います。
前置きはこの辺りで良いとして、今回はYMOと言えばProhet-5、←私は持っていませんが(笑)ArturiaのProphet-Vを
持っています。Prophet系のプラグインも多数発売、フリーでも出ていますが、その辺りの話を。
実際のProphet-5の音というのは色々な方がYMOや坂本龍一さんのcover動画を実機使用でupしていますので、ある程度の
音色というのが聴けると思います。私的結論からいうとプラグインでProphet-5の音が【ドンズバ】出るかというと、
出ません。(残念ですが・・・)VintageSyntheのProphet-5にはバージョンが存在し、また、個体差もある
ハードウェアです。どの固体をシュミレーションしたかにもよって、ソフトウェアの【くせ】みたいなものもあると
思います。私の中ではあくまでもProphet-5風の音色が出る、ソフトウェアという位置づけです。が、、、、
音色によってはハードウェアにかなり近づくことも出来ると思うので、エフェクターとの絡みやMixでのちょっとした
処理により、【おっとこれは!!】となる可能性も多々ありますので研究の日々を送るしかありません。(笑)
一番最初に手にしたProphet系プラグインはNative Instruments-Pro-Fiveでした。(今となっては懐かしいぃぃ~)
この時点ではProphetの実機に触れたこがありませんでしたので当時話題となったこのPro-Fiveが私の中では
Prophet-5だったことは間違いありません。後々、Prophet-5の実機の音色を友人宅で聴くこととなり、その違いに、
驚いたことは言うまでもありません。このPro-Fiveは大きく分けて3バージョンあり、Pro-Five,Pro-52,Pro-53という
なんだか実機Prophet-5ばりのバージョン違いが存在します。Pro-FiveからPro-52へのメジャーチェンジの際には
インターフェイスも大きく変更があり出音も違っています。Pro-52とPro-53も出音は違った印象ですね。
現在は2011年、Pro-Five発売当時は2000年。既に10年の時が流れていますのでその内、ソフトウェアもVintageとして
扱われたりするのかな?(笑)ちょっと興味があります。
2003年頃、実機の音色を目の前で聴いた私のPCからその後Pro-53の姿は見ることがなくなりました。

2006年に入って、ArturiaからProphet Vが公開されました。Pro-53と実機の差が激しかった為、あまり期待もせずに
気にはしていたものの半年ほど放置していました。その間、色々な方が使用してレビュー記事などをWEBで見かける
ようになり、評判も上々のようだったので購入しました。びっくりしたのがBrass系の音色の再現度でした。
私がcoverした東風、RydeenはこのProphet VのBrass系の音色が多用されています。物足りないなぁ~と感じたときは、
OberheimのOB-8やOB-12のBrassの音色を少し足してやったりしてますが、このProphet Vの音色は非常に効果的だと
感じました。以降、v1.2、v2.0のバージョンアップも順調にこなし、YMOのcoverを行う上では欠かせない存在となりました。
私にとっては記憶の奥にあった音を思い出させてくれるようなそんな存在でもあります。
ちなみに、Prophet VSを再現したセクションはほとんど使いません。というか、音作りがよくわかりません。(笑)
Poly-6とDX-7の違いくらいよく判りません。(笑)
時間があればせっかくの機能なので理解してみたいですが・・・・。

いつか本物を手に入れたいですね。Vintage Syntheの好きな人にとっては永遠の名機であることには変わりがないですから。

最高!Prohet-5&坂本龍一氏