Tabby's Bar

タビーとルナとクロスケ・・犬猫家族です

驚愕の実態

2009-06-20 | tabby
伝統の英国クラフツドッグショーの実態を
BBCのドキュメンタリー番組(2008年)でやっていました。

血統書付とかドッグショーでチャンピオンという犬は健康で
血統がはっきり証明されている犬ということかと思っていました。
が、このドキュメンタリーではここ数年で近親交配が進み、
クラフツに登録されているほとんどの犬種に遺伝病が確認されている
という事実。

イギリスで人気の高いキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
の3/1は脊髄空洞症になるといわれていて、大変な頭痛を伴うので
安楽死か手術ということに。(キングチャールズなんて名前なのに
国はなんとかしないのかしら)
しかしドッグショーでは3/1など問題ないかのようにインタビューに
答えていました。

パグの初期の姿もあんなにめくれあがったり、つぶれていません。
興奮すると呼吸困難になり失神するらしい。おまけに
しっぽをくるっと巻く為に脊髄を曲げられそんな犬が
チャンピオンだなんて!
原因は、イギリスの「ケンネル・クラブ」の“犬種標準”に
あるようです。
初期のブリーダーはそんなことなかったのかもしれないが
美しさを追求するあまりここ数年でこんなんことになってきたのかも
しれない、遺伝学的には近親交配が進むと遺伝子の多様性がなくなり
絶滅してしまうらしい。
こんなブリーダーばかりではないと思うが、動物愛護推進国
といわれれるイギリスでさえこんな状態。
欧米や日本ではと恐ろしくなります。

最後まで救いのない番組かと思ったら、ケンネルクラブも遺伝性疾患
を調べたり標準を緩和するなど対策もでているらしい。
しかし規制を厳しくしすぎると多くのブリーダーが脱退して勝手に
繁殖をするようになり、まったく把握できなくなるという危険性が
あるため時間がかかるそうです。
コメント
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