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元たばこ屋夫婦のつれづれ

つれづれなるままに

箱根での一泊・囲碁三昧

2010-02-22 | 煙草




   東方紅囲碁会のご案内を頂いたのが1月のこと、2月20日21日・箱根での一泊囲碁大会である。会の名称の謂れは分らないが、T大学のサークルの名称のようで、会員の大半は先輩・後輩の囲碁愛好者、それに会員の友人と言う繋がりも加わっての囲碁仲間の集いである。
   三年前に、この仲間に入れていただいた。全く面識のなかった人たちとの交流の始まりが、碁盤を中にしての挨拶からであった。初めての参加で、少し緊張もあったが、対局開始と共に明るく温かい雰囲気に包まれ、すっかり時の過ぎるのを忘れて最後まで席を暖め、席亭夫人の手料理を肴に久々のビールで乾杯をと言う有様。以来3年に亘る会員なのである。
   前書きが長くなったが、幹事役の大関、桐本両氏に声をかけていただき、箱根での一泊の囲碁大会、今回で2回目の参加である。
当日、小田急の新宿駅西口に集合。タクシーで乗り付けたkさん以外は時間前に顔あわせ、突然の腹痛に襲われて心配したのは私だけ、食べず飲まずでロマンスカーに乗り込んで、仲間の皆さんの快活な舌合戦に飲み込まれて、いつの間にか復調。箱根鉄道に乗り換えて強羅駅、待っていた送迎バスに乗り込み饒舌益々盛り上がる。
   寒いと思った箱根は、残雪は所々にあったが東京より暖かい、
急な勾配を右に左に巧みなハンドルさばきで登り、会場の箱根荘に到着。部屋割りもそこそこに、用意の整っている大部屋に荷物を抱えたままなだれ込み、すぐさま対局開始である。決められた部屋に入る気配は微塵もない。時を惜しむように石を握るのである。囲碁に憑かれた11人、例外はいないのである。3時ごろから夕食を挟んで夜10
時過ぎまで打ち続け、「この部屋もお風呂も終りになります」の声で、打ちかけやむなしの閉会。
   ここで決められた部屋に入る。これがいつものパターンである。今回は珍しく勝ち進み夕食時点で6連勝。「ひょっとすると」と考え出したら、たちまちポカの連続いや実力、このあと翌朝の対局(早朝6時から朝食をはさんでチェックアウトの10時まで)で4連敗でザ・エンド。いつもの常連が商品の山分けである。睡眠時間の不足は帰宅後でゆっくり取るのである。元気なお仲間は、このあと湯河原から山歩きを楽しむという。実に羨ましいかぎり、いつかこの仲間にも入れてもらえるかもと考えている。

藤田まことの急死を悲しむ

2010-02-19 | 煙草
   「お父さん藤田まことが急死だってよ!」夕刊を広げたと同時に妻が大声を上げた。「エーなんでー」あまりの事に思わず席を立って新聞を手にした。間違いない「藤田まことさん死去・76歳」とある。”17日午前7時25分、大動脈破裂のため大阪府内の病院で亡くなった。76歳だった。”
   毎日テレビで会わない日はないほど、会っていた人である。時代劇が大好きな私は、ジェイコムの時代劇チャンネルと囲碁を交互に見る日課が続いていたので、必殺シリーズの中村主水・剣客商売の秋山小兵衛。それに現代版ドラマ・はぐれ刑事純情派の安浦吉之助刑事での藤田さんの姿は、まさにはまり役。その人物が藤田まことを演じているように同化していた。どれも筋立ては全て読めるのでハラハラドキドキはないが、硬軟両面をたくみに表現する役者。とくに随所に人情味があふれ、涙を誘われる事も度々であった。
   俗世間から旅立ったが、役者としては永遠である。これからも悲しみを捨てて不滅の彼に会い続けるであろう。

健康被害を錦の御旗に不当な禁煙運動

2010-02-18 | 煙草
   新聞報道によると、受動喫煙による健康被害を防ぐために、厚生労働省は近く、全国の自治体に対して「学校や病院、飲食店、事務所など多数の人が利用する施設を原則として全面禁煙にするよう求める」通知を出すことを決めた。とある。
   いつの間にか「受動喫煙」が一人歩きをはじめ、いまや人が吸っている煙が重大な健康被害を与えると言う事になり、禁煙区域の拡大に始まり、遂にその対策が不十分と判断されて、その区域で全面禁煙とすることになったのだという。
   タバコをまるですべての病気の原因と決め付ける様な風評をあおり、目の敵の如く、ヒステリックに禁煙を叫ぶ人たちを見ると、どこか狂っているのではないかとすら思う。嗜好品の分野まで踏み込んでああでもない、こうでもないという程度ならまだ許されるが、国家権力でそれを押さえ込むとなると黙っていていいものかと憤慨するのは私ばかりではないと思う。
   タバコの煙が問題となるならば、それ以上に問題となる事があるだろう。食品公害、添加物の実態告発があるのにその対応はどうなっているのか。マスコミを騒がした自動車の排気ガス問題はどうなったのか、毎年のように苦しむ花粉症の原因との関連性が問われているがどうなっているのか、実害に苦しむ問題を棚上げしているように見えるのは、私の偏見であろうか。
   マスコミも、煽り立てるだけ煽り、あまり責任は取らない例が多い、公平をモットーとしているようだが、記事は完全に偏っている。試みにこのような記事にダメ押しをするように載せているのは、
これを推進する団体の代表者だけで、最も被害をこうむる相手側のコメントは全くない。
   タバコの存在は、今入りの問題ではない、あるときは税収の華のようにもてはやし、タバコの消費を強力に推し進め、小売店の営業時間延長まで口を挟み、売上げの上位店を東京都、各区で表彰していたのは、どこの国のことか思い出して欲しい。
   その国策に振り回されながら利益率の低いタバコの売り上げに努力してきたタバコ店は、いつのまにできていたのか「健康増進法」なる錦の御旗の前では、まるで無抵抗でいいのか、タバコの功罪を検証することもなく一方的に決め付ける厚生労働省の行政は不当極まりない。
   
 



放置できない基礎学力の低下

2010-02-11 | 煙草
    「日本人はバカになった」は本当か。この特集記事に書かれていることは、少しオーバーではないのかといわれたが、読者の声に投稿された中にはっきりと答えを出している人がいた。
    「2月13日号”日本人はバカになった。は本当か”の問いに対する、元教員の私の答えは”本当です”その原因を作ったのは、平成4年度から始まった現行の教育課程。それまで子供や保護者は”学校で学ばなければならない”という義務感を持っており、教員も居残りをさせてでも基礎基本を学ばせなければという使命感がありました。現行の教育課程は”嫌なことをやらせると豊かな個性が育たない”という誤った個性尊重教育を実施し”基礎基本を学ぶ”という義務感を奪い取りました。それが子供たちからやる気を失わせ、勝手な行動へと走らせました。これを是正するには、昔のように、必ず基礎基本は身に付けなければならない。と言う義務感を持たせ、厳しくやり通すことです」(東京都・渡辺忠栄・67歳)と。
    特集記事に戻る「大学だけでなく、中学、高校の教育現場でも、補習教育が盛んに行われている。京都府は08年に行われた全国
学力テストの結果、中学校3年の数学で小学校レベルの分数問題が解けない生徒が約12%もいたことから、昨年より中学1年生に小学校
の学習内容を教える”振り替え集中学習”の実施を開始した。四角形
の角度の計算方法や小数の計算などを復習させるという。」
    「大手教育支援企業・ベネッセコーポレーションが700校近くの高校を対象にした調査によると、”10倍したり10で割っ足りすることが出来ない””徳川家康を知らない”といった生徒のいる高校も少なくなく、50%の高校が”小学校段階から教育をやり直す必要がある”と答えている」という。
    「何故これほどまで基礎学力が低下しているのか。”生徒の勉強時間が短くなっている事が学力低下の原因”とこの教師は指摘するが、実際日本の中高生の学習時間は、国際的に見ても短い事が、財団法人日本青少年研究所の調査でも明らかにされている」また「おそらく彼らは、小中学校時代に何かを一生懸命頑張ると言う事を、あまり経験しなかったのではないでしょうか」とも言われている。
    どうやらこの問題は、現行の教育課程に原因がひそんでいるような気がする。非常に大事なことなので、教育行政の緊急課題として関係各位の賢明な検証を切望する。(特集記事は、まだまだあるがここらでまとめとする)

若人の学力の低下は特にひどい

2010-02-10 | 煙草
   未来を託す若人、磨かれざる原石と大いなる期待を抱いている世代の学力が、著しく落ち込んでいると言う現状を知ると、寂しさを通り越して不安すら覚える。中でも一流大学の学生にも見える基礎学力の不足は、大きな問題であろう。
   私が10代の頃、大学生を非常な尊敬の眼差しで見ていた。特に同居していた早稲田大学の義兄の勉学の姿勢を見ていたので、その
想いが強いのかもしれない。三畳間の一室は本が山積で、机に向っている時の言葉をかけられないような緊張に満ちた姿勢を、今でも目に浮かべることができる。その兄に連れられて早稲田大学の大隈講堂を覗いた時の興奮はなんだったのだろう。
   その兄から手渡された最初の本が「蟹工船」だった。あと人民短歌の月刊誌を手に取った事もあった。父の工場が倒産して、全ての夢は消え、命をたやさぬための必死の生活。自ら選んだ定時制高校で
教壇に立つ兄と対面した時の不思議な興奮、苗字が違うので仲間には
気づかれなかったが、それからの兄の授業は楽しみの一つとなった想い出がある。やがてこの兄は、毎日新聞社に入り重役を経て新日本放送のトップになり、輝かしい道を歩んでいたのを知る。
   横道にそれたが、大学生には、特別な感情を抱いていたのはこんな背景があったからかもしれないが、今は大学生といっても履いて捨てるほどいると言われ、不勉強の代名詞になっていると聞かされて
いたが、これほどひどい事態になっているとは思わなかった。
   記事に戻ると「理系の知識はどうか。私立大学情報教育協会が
私立大学の1500人近くの学生を対象に行った調査によると、大学生の2割が、四則演算のとき、”掛け算割り算を、足し算引き算より優先するというルールを”分っていなかったという。」「六大学の一校で物理学を教える教授の話は、さらに衝撃的だ。”物理の基礎的な
講義で、全く授業内容が分らないという学生が三割ほどいました。これでは授業にならないので、何故分らないのかを学生に尋ねたところ、<基礎を忘れた・・・テキストが文字ばかりで読みづらい>という意見が多かった。そこでやむなく教科書に<マンガで分る物理>を使用することで決着しました。勿論初めての試みです」
   「大学で補習授業が行われる光景は、もはや珍しいものではない。日本私立大学団体連合会の調査では、学力低下に対応するため入学後に補習授業を実施する大学は67%に達しており、民間の教育支援企業に補習授業を委託する大学も少なくないという」
   まだまだ衝撃的なことが出てくる(続く)

世界で笑われている日本人の学力

2010-02-08 | 煙草
   週刊現代2月13日号で「”日本人はバカになった”は本当か」のタイトルで8ページの特集が組まれていた。しかもサブには、「字が読めない書けない、勉強しない、働かない。世界が嗤っている」とある。そんなことがあるかいなと言いたいけれど、やはりと思わざる
えないことばかりにぶつかる。
   字が読めない書けないは、いうまでも無い、上は日本人の代表
とされる人たちから始まっている。なによりもラジオ・テレビに出てくる有名人・芸能人の情けなさである。お笑い番組にいたっては、あきれを通り越して怒りを覚える事もある。公共の電波を何だと思っているのかと・・・勿論、全部の人ではない、それぞれの分野で世界のリーダーとして輝いている人も多くいる。日の当たらない分野にも頭の下るような活動をされている人は大勢おられる。
   字が読めない書けないというと、どんなことかと、記事を見るとこうである。「都内有名私立大学に通う学生が、授業のレポート提出をインターネットの検索で買い入れたレポートを操作し結論を変化させて手っ取り早く課題を片付ける。しかも多くの友人がやっていると言う」「これに気づいた学校側は、これを見破るソフトを誕生させて対抗すると言う、自分の頭脳を使って考えたり、文章を書く事を自ら捨てている学生が多いのである」
「取材を進めると、信じがたい話が出るわ出るわ・・・法政大学の川成洋教授が嘆く。”大学では英語、政治学、そしてヨーロッパ文化を教えていますが、後者二つはベーシックな知識が無くても何とかなります。問題は英語です。基礎の出来ている学生と、出来ていない学生との差が激しすぎる。主語と動詞はなんとなく分るが、補語と目的語と言われても何のことやら、と言う学生はまだマシなほうで、なかにはアルファベットの順番が分らない学生や、次の英文を日本語訳せよと問題を出すと、全部ひらがなで書いてきた学生もいて、手がつけられない”」
   「中央大学の山田昌弘教授も、学生の信じられない言動に頭を悩ませている。”他の大学に勤務する先生に聞いた話ですが、学術本を読ませるのは難しいだろうと思って、新書を一冊読んでレポートを書いてきなさいと課題を出すと、<新書ってなんですか?新しい本ですか?>と学生に言われて愕然としたそうです。また私のところにも<ソ連が崩壊したのは戦前ですか?>と平然と尋ねて来た学生がいましたね。我々が常識として知っている事を知らない若者が確実に増えています。」とある。想像を超えている学力の低下、いや常識も通じない世代が続々と誕生していると考えると、日本の将来に不安を感ぜざるを得ない。(続く)
    
 
 

年初から不安だらけの業界

2010-01-06 | 煙草
  「新年明けましておめでとうございます」通年の正月の通りの挨拶は交わすが、そのあとに続く、本音はなかなか厳しい。政権交代と言う大きなうねりを乗り越えたが、国内の景気動向は全く変化なし、それどころか二番底が来るという先行き不透明な経済情勢である。
   ひっそりと静まり返った商店街もさることながら、消費者の懐、ますます堅く、テレビに取り上げられる一部の消費者の姿は別世界の感がある。特にたばこ業界は今年も値上げの動きが、ほぼ決まりのようで、タスポ導入に続く嵐の連続到来であり、タバコの愛好者の不満と悲鳴が早くも吹きだしている。「一箱100円も上がるなんて、何を考えているんだ」「外国の事例を出して、一箱700円とか1000円とかマスコミで流して、あえて値上げの幅の少なさを強調する姑息な手段を弄するなんて、ひきようなやりかただよ」「100円上げたら本気で止めるよ」「しかも健康志向を売りにするなんて」「健康を云々するなら、タバコ以上に被害をまき散らしているのはいくらでもあるだろう」「かっては、自治体が税収を上げるためにタバコの売上げ増進を図り、売上げの多いところを表彰していたのは、どこの国だったのか」「とにかく矛盾がありすぎる」などなど、数え上げればきりがない。
    それにしても、業界大手メーカーの危機感がないのもあきれる。現場の第一線で活動している人たちと、トップにいるお偉い方のギャップがありすぎる。その一例をあげると「日本たばこでは、この最中にマイルドセブンの全銘柄の包装を
新しくすると言う、ブランドを高めて売上げ増進をと言う意向とのこと、何を考えているのか。愛煙家はこのところのあまりにもチョクチョク替わるので戸惑っており、味まで替わると不満の声が多い、小売店の立場からいうと、ふざけるなと言う思いである。莫大な費用をかけての変更、そのたびに苦労するのは誰なのか、愛煙家と販売店である。
    この業界にどっぷり浸かっているからこそ見えることが多い。一介のタバコ小売店の叫びは、いつも雲散霧消であるが、闘う気持はいささかもゆるぎない。



タバコ業界が出した要望書

2009-12-08 | 煙草
  タバコ税率引き上げに対して、全国たばこ販売協同組合連合会が財務省に提出した「要望書」とは、どんな骨子なのか、業界の「緑新聞」の記事から取り上げさせていただくと、次のようである。
  「①たばこは成人各々がリスクを認識した上で判断する合法的な「嗜好品」であること。②担税物品として、徴税費用を要せず国及び地方財政に安定的かつ多大な貢献を行っていること。③平成二十年度に於ける国・地方たばこ税合計額は、約2兆1千億円超と推計され財政貢献を行っていること。④たばこ総販売数量は、平成10年12月のたばこ特別税創設以降、数量減少に転じ、私ども販売業界は極めて厳しい状況におかれていること。⑤こうした中で万が一たばこ税増税が行われると、零細なたばこ販売店はもとより全国29万店のたばこ販売店は多大な影響を受け、地域の商店街や地方経済にも影響を及ぼすことが懸念される。⑥たばこ事業法で規定された許可制・定価制に基づいた制度によって、私ども中小・零細たばこ販売店では、日々商売に専心すると共に未成年者喫煙防止や喫煙マナーの向上への取組みなどを行っていること。⑦このような様々な観点から私どもは、たばこ税の据置きを要望するとともに、たばこに関して幅広くバランスのとれた検討が行われるよう、お願い申し上げます。以上
  とある。この要望書がどのような働きをするか、見守ることにするが、不合理がまかり通る昨今では、期待薄である。


またタバコ税率引き上げ論議

2009-12-08 | 煙草
  タスポ導入でゆれぬいた昨年、壊滅的な打撃を受けた自動販売機の販売に閉店
を余儀なくされたタバコ小売店の多くは高齢者の方が多い。長い間営業努力をされ、老後の生活基盤として店を支えてきたのに、それを一方的に廃業に追い込み、しかも何の保障もない。何か片手落ちの、この流れに怒りを覚える。
  そのタスポ騒動がようやく落ち着いてきたと思ったら、またタバコ税率引き上げの動きが始まっている。さる12月3日政府税制企画委員会は、来年度に予定されている税制改正の主要課題の扱いを固め、その中で「タバコ税」について将来大幅増税はするが、当面は一本あたり2円から3円程度の値上げを検討しているという。
  1本2円の値上げでは約2700億円の増収が見込まれていると言う。これらは11日に予定されている税制改正大綱に盛り込む段取りとなっているが、参議院選挙を控えていることもあり政権与党内では増税に否定的な空気もあると言うが、健康目的を主軸に理解を求めていくと言う論議が生まれているようである。
  このほか国会内では、超党派の国会議員でつくっている「禁煙推進議員連盟」が図った増税案では一本20円引上げを狙い、さる11月25日に国会内で総会を開き
これを決議採択したと言う。現政権とは直接関係は無いと言うが、不気味な動きである。
  このような動きに先立ち、全国たばこ販売協同組合連合会は、財務省大臣官房総合政策課に「要望書」を提出。以後、全国各地の連合会及び単位組合を通じて、
地方自治体の市町村長などに「要望書」を提出しているという。

どうした民主党の公約実現

2009-11-18 | 煙草
   政治問題は、少し静観と、色々あるが黙って新政権の2ヶ月の歩みを見ているが、公約実現の法案はどうしたことか今の臨時国会には提出されず、難問山積の内政はさっぱりと言う観がある。どちらかと言うと外交ばかり、政権発足後の金融サミットを皮切りに、初来日のオバマ大統領との日米首脳会談、シンガポールでのAPEC首脳会談、ロシアのメドベージェフ大統領との会談、さらに来月もコペンハーゲンで開かれるCOP15に出席の予定という。
   毎日のようにテレビに映し出されるのは「ムダ削減の事業仕分け」、その熱
心さには感心するが、肝心の景気対策はゼロに等しい。公約に盛り込んだ目玉政策や、補正予算などの景気対策の実行はどうしたのか、この状態がいつまで続くのか年末にかけて景気はますます冷え込んでいくばかり、「財源は必ず見出すことができる。優先順位の高い政策を早く実現する」と声を張り上げていたのはだれであったか。政権交代に託した民意を裏切ってはならない。

スモーキングコレクションに参加して

2009-10-30 | 煙草
   10月27日の火曜日、午後から店を出て有楽町の東京交通会館に向った。
2009年のスモーキングコレクション(タバコ・喫煙具フェア)の開催日である。JRで有楽町に、駅前の交通会館12階のダイヤモンドホール・カトレアサロンAの会場に入る。午前10時開場なので、すでに来客者の熱気に包まれていた。
   総合受付を通りダイヤモンドホールに入るとフィリップモリスジャパンをはじめプリティッシュ・アメリカンタバコ・ジャパン、太豊通商、ブルーベル・ジャパン、日本たばこアイメックス、日本たばこ産業、TSネットワーク、SERタバコジャパン等のタバコメーカーが顔を揃え、更に喫煙具メーカー柘製作所は扱っているタバコを陳列してPRをしていた。
   カトレアサロンAには、秋山産業、ファイヴシー、インターコンチネンタル商事、日辰貿易、昇陽物産、ヒロミエンタープライス、ティー・エル・シー、インターコンチネンタル商事・シガークラブ、スモーキンジョー・ジャパン、ティ・アール・エム・タバコ等が出展し競い合い、それを囲んで喫煙具メーカーが、パイプ、ライター、灰皿の新製品を多数展示していた。
   今回のテーマは「本物のタバコ店を考える」であったが、逆風真っ只中のタバコ業界の現況は、イベントの各所にやはり色濃く出ていた。タバコを悪とする流れは容易ならざる方向に進んでいるのを感じ、心を固めて帰途についた。 


スモーキングコレクションの招待状

2009-10-07 | 煙草
   開店早々にJTの地域担当の方が見え「スモーキングコレクション」の招待状を届けてくれた。2009年のタバコ・喫煙具フェアである。会場は有楽町東京會舘12階のダイヤモンドホール。会期は10月27日・28日の二日間、一般の方は入場出来ないので同業の希望者があれば同道することにする。
   第1日目は、日本たばこ産業の主催で「日本の粋な大人・タバコ文化」と題して、たばこと塩の博物館の学芸部長・半田昌之氏が講演。(AM11時~12時)続いて(PM14時~15時)SFRタバコジャパン主催で「オーガニックタバコ栽培、及び地球に優しい栽培方法」と題してサンタフェナチュラルタバコ社のマイク・リトル氏が講演。最後に(PM15時30分~16時30分)柘製作所主催の「柘恭三郎のここだけの話」前篇の講演がある。
    2日目は、柘製作所主催の「柘恭三郎のここだけの話」後編が(AM11時~12時)講演される。続いて(PM14時~14時30分)フジサワ主催で「喫煙具・タバコの販売店、喫煙のできるカフェを併設した新業態店ONE・SMOKE~昨今の喫煙を取り巻く環境を考え生まれた消費者への提案~」と題して藤沢直純氏の講演がある。
    二日間のテーマは「逆風の時代を創意と工夫でどう生きぬくか」「本物のタバコ店を考える」のようである。興味があるので参加してみようと思う。
   

久々のブログに自ら叱咤

2009-10-06 | 煙草
   雑事に追われてブログに手が出なかった我が身を叱咤している。あちこちに気が散ると駄目なんですね・・・それにしても9月5日が最後の投稿だったとは情けない。この4日に青木栄一義父の23回忌法要をにぎやかに済ませて、やっと一区切り、ブログを開けて驚いた、こんなに留守にしていたのだと反省、さっそく駄文を綴る。
   昨日は休み明けの月曜日、来客の応対が楽しい、タバコを買いに来ながらの長しゃべり、でもその中に生活模様が垣間見えてほほえましい・・・明るい哄笑を別れとして、でもこれがなんとも癒しとなるのである。
   高島平に外出した合間に北坂戸の弟から電話が入った、店に戻って早速連絡を取ったが、肝心の用件が判然としないので、本日午後一で北坂戸を訪問する。住友生命の変額保険に関する件であった。自分がしっかりしている間に道をつけておきたいのであろう、しきりにそれに関した話となる。そして初めてであるが私にお茶を入れてくれた。自分が大丈夫なことを示しているのだと察知して茶をすすった。
   ひとしきり話を咲かせた後、心配事が無いかと訊ねたが「自分にはない」という、14時30分頃、席を立つと、買い物があるとかで一緒に外出、歩いて裏手のカインズホームに足を向けた、少し心配になって行動を共にするが、チョクチョク来ているらしく店内を迷うことなく歩き回り、目的の物を買い求めているの見てわかれた。自分のエリアと言う自信があるようで少し安心して成増に戻ってきた。
   この18日に母貴美代の23回忌と姉かね子の7回忌の法事の案内連絡を確認した時も費用の心配をするの見て、その心根の優しさを大事にしてやらねばと改めて心に誓った。






   

   

短期の介護施設を本日退所の弟

2009-09-05 | 煙草
    21年9月5日の午前11時、介護老人保健施設「コスモス苑」を無事退所した弟(紀一)の顔は、自由を得た安堵と次の新しいスタートへの期待と不安の入り交じった表情に見えたのは、私の心象かもしれない・・・。
     脳梗塞を起こしたのが本年2月中頃、大事な部分を避けたので本人自覚が無いままに過ごしたのが2週間。その異常に気づいたのは、ひょんなことからで、6年前に亡くなった義姉の未処分の土地相続問題が生じたのがきっかけであった。兄弟が揃って駆けつけてから弟の生活環境はがらがらと音をたてて変わった。
     埼玉県北坂戸に転居してからの15年間の男一人住まいは、表現し難い生活状態になっていた。全てに手を入れなければ続行不能、なによりも病院での診断結果は、一人でこのままにはできないと言う状態。兄弟6人、中でも二人の妹夫婦の支えは強力で、将来の生活設計への道を開く原動力になった。
     2月26日から今日に至るまでの6ヶ月半、神経の休まることはなかった。
趣味の世界は全部中断、何を考えても頭の片隅にあるのは弟の将来である。幸いにして生活の基盤である預貯金が残されてあったのが救いで、ボロボロの一戸建てをリフォーム・二世帯住宅に生まれ変わらすことが出来た。だが、これからが又、大変である。救いは基本路線が固まった事で、それを着実に進めていくことである。
       

9月2日は神国日本が消えた日

2009-09-02 | 煙草
    今から64年前のきょうは、すなわち1945年(昭和20年)9月2日は、東京湾の洋上に停泊する米戦艦ミズーリ艦上で、連合国に対する降伏文書調印式が行われた日である。
    神風を信じて本土決戦まで決意した日本国民が、天皇陛下の玉音放送・終戦勅語を嗚咽して聞きいっていた姿を思い浮かべる。この日、神国日本が音を立てて崩壊した歴史的な日でもある。
    日本側の全権を託されたのは、重光葵外相と梅津美治郎参謀総長。連合国側はマッカーサー最高司令官と各国代表が署名、太平洋戦争終結が確認されたのである。
    マッカーサーは、日本統治に関して3項目のGHQ布告を提示していた。1.連合国が直接軍政を敷いて公用語は英語に・・2.占領政策に逆らう者は米軍の軍法会議で裁判にかける・・3.米軍が軍票を発行する・・などの内容だったという。
    これに対して、重光外相は翌3日に行われたマッカーサーとの会談で、「軍政で直接、行政実行の責任をとるのはポッダム宣言以上のことを要求するもの。日本側の予期せざるところで、日本政府の誠実なる占領政策遂行の責任を解除し、混乱の端緒を見ることとなるやも知れぬ。その結果に対する責任は、日本側の負うところではない」と激しく反発したという。
     態度硬化によるゲリラ戦勃発を恐れたマッカーサーはこれを承諾、軍政の施行という日本にとっての最悪の事態は回避された。との記録をみる。敗戦国でありながら、全権を任されたものとしての国を守る気概かくの如し、いまの政治家にこの気概ありや・・・