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元たばこ屋夫婦のつれづれ

つれづれなるままに

赤塚公園を一周してみたら

2010-12-15 | そぞろ歩き


2日続きの雨もあがりきょうは暖かくなりそうです。
初めて赤塚公園を一周してみようと出かけました。
日曜ほどではないけれど結構人がが歩いています。
歩き始めて同じ歩調で歩く70代くらいの夫人が並んだので声をかけてみました。
「きょう私初めてここで歩いてみるんですよ」「皆さん歩くの早くてね、いつも三周しているんだけど」「お近くですか」「高島平一丁目目です。 シタがおかしくて」「舌ですか」「こうやって歩いていてお話しするの二人目です」「そうですか。私商売してたからすぐ人に話しかけてしまうの」
そのうち、其の方が言うにはよく眠れなくて安定剤を四錠も飲んでいて、それでも眠れないと言うのです。
「ひょっとして鬱じゃないですか」「そうなの。もう先生に薬を出してもらえなくなるかのしれない」「でも歩いて疲れれば少しはいいんじゃないですか」
驚きました。ここで鬱が出てくるなんて。

一周が終わってその方にお名前を聞いて別れました。森田さんて名乗られました。

公園を出て家路につき、交差点で前を歩いていた男性に赤信号で追いついてしまったので、また
話しかけました。
私が椎間板のヘルニヤの手術のあとで、あまり歩けなくなったので、少しでも良くなりたくて歩いて
いるのだと言ったら、いろいろなことを教えてくれるんです。
早く歩くのではなくて日本舞踊のすり足のように上半身はあまり動かさないとか。こうですか?と
聞くと見ていてくれて、まっすぐにね、とか、お腹をつきだすのじゃなくて膀胱を前に出すような気持ちで、腕は自然でいいとか。

「よく御存じですね」と言いましたら、老人ホームでリハビリの仕事をしているそうなんです。
でも寝たきりの人ばかりだから、あまりある意味ではやる仕事もないということなんですね。
同じ方向に歩いていくようなので「どちらにお住まいで」と聞いたら三丁目の図書館のそばと
仰った。「あの高い団地ですね、あそこには知っている方が住んでいます。じゃあ、このへんで帰るようですね。いろいろ教えていただいてありがとう」と別れました。
男の人には名前は聞きません。でも皆さん健康のためには努力しているんですね。(roko)

赤塚公園の日曜日

2010-12-12 | そぞろ歩き
 赤塚公園は道路をはさんで消防署・板橋西郵便局・高島平警察署・区民センター・図書館から高島平駅と続くので車やバスで横を通っているのですが、あるいてみるのははじめて。
 芝生地・競技場・野球場・テニスコート・バーベキュー広場と結構広いのです。
それらのまわりはヒマラヤ杉等高い木々にかこまれ、一周一キロという遊歩道が作られています。
 この遊歩道にはマラソンをする人、ジョギングの人、散歩の人たちが10数mおきくらいにマイペースで歩いている。ちょっと声をかけてみましょう。
 そんなに急いでなくてひとりでいる人がいいと思って70才前後と見える男性に声をかけてみる。「ちょっとすみません。毎日、ここを歩いていらっしゃるんですか」「なぜ、そんなことを聞くんですか」「はじめてここを歩きにきたもので、ずい分大勢の方が歩いているので伺ってみました」
 「土日は多いですね」「足を止めさせてすみませんでした」
 きっと人に話しかけられていやだったのかな。わたしは客商売が長いから、どんな人にもこんな答え方はしたことがないのに、よほど変なばあさんに見えたのか。やっぱり男性はいやだ。
  こんどは50代くらいのきれいな女性に聞こうっと。
  「こんにちわ、毎日あるいているんですか」「休みのときだけですが、主人が健康のために歩くのにつきあって」「でも私の分はノルマは終わったの。この一周は一キロで、一周10分で歩くといいと思うわ」「じゃあ、ふだんはお仕事ですか」「ええ、そう」「なんてお名前?」「丸山です、またお会いするかもしれませんね」「私は白石です。では失礼しました。さようなら」

  やっぱり、女性はいいな。いま○○女子会というのが流行っているようだけど、すぐにうちとけて楽しいもんね。
  高島平は最初から計画的に造られた街なので道路も整然としているし、緑も豊か。
12月と思えないほど暖かくて晴れた日でした。(roko)

広々とした芝生広場を歩く

2010-12-10 | そぞろ歩き
1昨日歩いた崖線沿いに東へと進むと芝生の広場が続きます。
「沖山地区」「番場地区」と名付いています。
 昔、と言っても大正から昭和初期には農家が高台にちらほらとあり、この一帯は田んぼや湿地帯で荒川の氾濫時には5~6メーターくらいの深いところがあったと、本にありました。
いまでも高島平の住宅地は地盤の良くないところで地震にはこわいところと言われています。

この広場は犬を連れた人たちが歩く場所なのでしょう。看板に「犬にはリードをつけて下さい」という表示がありました。
ご婦人に連れられたワンちゃんに会いました。飼い主にワンちゃんの名を聞くと‘チャコーレ’と教えてくれました。
私たち世代の者は、犬はタローかジローかポチが主流の名でしたから、覚えにくいなという感じがします。洋犬なのでそうなるのでしょうか。

高速道路をはさんで左側に赤塚公園が見えてきました。
道路を渡って公園沿いに曲がると高島平の駅が見えてきました。駅近辺は高層の高島平団地です。
団地住人も高齢化が進み、空き家も多いと聞いています。小学校も閉鎖されたところもあります。
3,40年も経てば世の中も変わっていくことはしかたないけれど何だか寂しいような気がします。(roko)

落ち葉を踏んで

2010-12-08 | そぞろ歩き
午前中の家事が終えたら11時をまわっていたが、銀杏の葉は落ちてしまったか見にでかけました。
ここは高島平。団地で有名でしたから皆さんご存知ですね。
この団地が建つ前は徳丸ヶ原という地名でしたが、日本ではじめて西洋式の砲術の演習がおこなわれたところです。
時は幕末、西欧列強のアジア侵略から日本を防衛するためには、洋式砲術を採用すべきという意見書を幕府に提出した高島秋帆が演習した場所で、その業績に因んで高島平と名づけられました。

いまはもう無いのですが私が卒業したのは東武練馬にある都立北野高校でした。
高校の裏手に立つと土地が崖のようになって、はるか向こうに荒川の土手が見渡せました。
今はその場所に住んでいるわけですから不思議な気がします。

きょう私が歩いているのは都立赤塚公園の一部で崖線と首都高速5号線に挟まれたグリーンの長細い樹林帯です。
樹林帯はさらに4地区に特徴をもって分けられている。今あるいているのは大門地区と名づけられサンクチュアリとなっています。

この前に来たときは鳥の声がにぎやかでしたが昼時なので鳩がいるだけです。
銀杏、さくら、欅、ホウなどの落ち葉の積る中、人気はありません。
右手に高速道路を見ながらはずれまで歩きます。左側の湿地帯には区の花ニリンソウが今は眠っています。
4月にはきっとお見せできるでしょう。大門地区だけでかえるなら3,40分のそぞろ歩きです。
このつぎはすぐとなりの芝生地区にいってみます。(博子)



これで良いのか歩道の自転車道化の危険

2010-12-03 | そぞろ歩き
  ぶらりぶらり歩き始めて気がかりになるのが、歩道の安全性である。広い歩道では共存も可能であろうが、二人並んで歩けないような狭い歩道を自転車乗りがベルを鳴らして追い抜いていくのには驚いた。マナーの問題であろうが、あまりにも無作法である。しかもその歩道にはこれでもかこれでもかと言うほど「自転車は降り押して歩行を・・・」との建て看板が左右にあるのにである。
  日本人は日本語を読めなくなったのであろうか、それとも携帯文字ばかりを見ているのでおかしくなったのか?。もちろんきちんと降りて自転車を押して歩いている人もいる。そんな方と会うと、ほっとするとともに「ありがとう・・」の言葉が出る。
  バスに乗っても、電車の中でも、こんな事がありなのかというマナー無視の姿にぶつかる。それもこの人たちがと言う年代層でもなのである。店に立っていたのではわからなかった生活変化にぶつかっている。当たり前の日常生活の形が音をたてて崩れてきているのを感ぜずにはいられない、河島英五の「時代遅れ」の歌詞ではないが、嘆いてばかりではならないその中を泳いでいかねばならないのである。




ぶらりぶらりの散歩も味がある

2010-11-28 | そぞろ歩き
   時間に縛られるように働き続けた数ヶ月前を、なつかしむような夢を見続け、目覚めて現実の日々に戻るこのところである。生臭い事件が次々に起きている世界情勢、国内の政界の混迷ぶり、取り上げたいことは山ほどあるが、あえて目をつぶり、ぶらりぶらりの散歩の中で何かを探りもとめている。博子もどうやら同じようである。
   閉店後の店の問題の解決が残っている、北坂戸の弟の将来を考えての介護問題、高齢者の義母の介護、一つ一つを正面からぶつかると、気を抜けぬ状態である。だがこれに押しつぶされてはならないので、ノウ天気の振る舞いで紛らわす、得意の分野なので苦にならない・・・。
   車を置いて、もっぱらわが足を利用。ぶらりぶらりの散策、26日の金曜日は練馬区の光が丘公園に足を伸ばした。銀行利用の要件をかねて、朝早めの外出なので、この日は車を走らせ、公園内の駐車場に止めて、散策となった。紅葉樹林に囲まれた起伏のある自然公園の素晴らしさに感嘆の声をあげる博子、大満足の様子なのがいじらしい。
   やがて目配りが落ち着くと、さまざまな情景がとびこんでくる。愛犬家の散歩姿が多いのに驚いたり、カメラをぶら下げての優雅な散策の人たちに羨望のまなざしを送る自分を見たり、立ち寄った小さな店の明るい主婦との会話に暖かいぬくもりを感じたり、どれもが普段の日常生活の一こまであるが、何か新鮮なのである、「こんな時間にこんなすばらしい場所にきているなんて初めての経験ね・・」つぶやく博子に相槌を打つ・・・。今までの生活では味わえないものなのである。

朝の散策で高島平大門の魅力を発見

2010-10-26 | そぞろ歩き
   何かと落ち着かない日々を送っているが、介護の方に助けられて車椅子で義母が外出
したのを好機に、帰宅するまでの小一時間、我々もそこらを散策するかと、連れ立って歩き始めた。目的のないあるがまま足の向くままというやつである。
   高島平5丁目からの脱出というわけで、5号線の高速道路をまたぐ階段を登りぐるりと迂回して大門に入る。ここは板橋区の公園課が管理する大門高架下の通称樹林公園。いつもは車で眺めて通過しているところ、ゆっくりと歩いて木立の中を見渡すと落ち葉に埋め尽くされた平地に折れた枯れ木があちこちに見える、自然界のたたずまいそのものの調和とでもいうのであろう。妙なことに感心していると思うかもしれないが、時に追われない静かな散策での発見である。
   区の花「二輪草」の群生地と言われるところは、静に休んでいる時期なので、その面差しも感じられない。あたりの木々の空間に目を凝らすと、雨しずくをたたえた大きな糸がたゆんでいて、2センチ大の蜘蛛がぶら下がっていた。それがあちこちに見える。「ここにいる生物はみんなバランスを保って共存共栄なんでしょうね」とつぶやく妻の声を背中に歩を
進めると、横合いを通り過ぎる人から「こんにちわ」と軽やかな挨拶を頂いた。返事を返しながら面識のない人が自然に声を交わす・・・これも自然界につつまれた中で生まれる妙なのだとつぶやきながら、散策を終えた。楽しみの道はまだ先が長いので、これからに期待は大である。