今回は日本の地下鉄の安全運行を支える舞台裏の秘密に迫るぶらタモリ、興味津々である。舞台は、中野区と杉並区の境目にある中野区富士見町の中野車両工場。そのなかにある研修施設である。
最初に地下鉄の秘密を知り尽くしたスペシャリスト・梅垣氏の再登場。その案内にしたがい、初公開という地下鉄業務の研修施設に潜入である。ここは、東京メトロで働く2000人を超える駅職員が年に一度、接客サビースを研修する設備である。最新の自動券売機、自動改札機などの取り扱いをマスターさせるなど、日常の業務に支障が起こらぬような研修をするところ。新入職員は、まずここからスタート、研修完了の後に現場に配属されるのである。
ここをステップアップステーションセンター(SSC)と称する。その内部には四つの駅が再現されている。銀座線の上野駅、日比谷線の上野駅、東西線の落合駅、有楽町線の辰巳駅。このなかで上野駅が二つあるのは別路線への乗り換えを再現するため。落合駅、辰巳駅は、他社線への乗り換えを想定するためなのである。実際の研修状況を再現、タモリ氏が飛び入りして挑戦する。応対する言葉使い、場所や方向を示す場合の手の上げ方など、チェツクは意外と細かい。
この後、もう一つの研修施設に向かう。ここは更に一段と厳しい施設である。
それもその筈、新人の運転手、車掌の育成の施設。現役の運転手も車掌も定期的に訓練を受ける場所でもある。すごいのは、特注で造られた巨大なシミュレーター機材。ここであらゆる災害、事故などに対応する運転技術の訓練を受けるのである。
特に本格的な運転のシミュレーターが特別に公開された。興味津々のタモリ氏は、許されて取り組む。映像を見ながら決められた駅のホームの停車位置にきちんと停車できるか、簡単な事ではない、だがこれが基本中の基本でもあるのだ。
続いて地下鉄の整備工場に入る。車の車検のように地下鉄車両も定期的な検査がある。4年に一度、走行距離が60万キロを超える前に必ず、台車と本体が完全に分解され整備される。バラバラに分解された機器を、一つ一つ精密な点検検査の上、再び組み立てられ路線に戻るには20日間を要するという。台車専属のエンジニア、電気系統・制御制動系統など担当も専門別、それぞれで念密な点検整備が行われている。
分解された機器が組み立てられていく作業がCGで映し出される。黙々と作業する一人にタモリ氏の質問が出る。この裏方に徹する気持ちを問うが、「縁の下の力持ちです」と微笑をたたえて応える姿に使命感に満ちた技術者の気概を見た。
続いて案内されたのが、初公開という、来春に銀座線にデビューするというハイテク新型車両の雄姿。名古屋工場で製作されたもので、まだ届いたばかりだという。
その輸送大作戦、愛知県から東京までの300キロに及ぶ輸送に密着取材した貴重な映像が公開された。浜名湖の上を通り抜け沼津、川崎、東京では深夜、大型の専用車に乗せられて運ばれる映像は圧巻だった。この車両はすべてデジタル、LEDがふんだに使われている。ボデイは黄色、塗装ではなくフルラッピングという今までにない方法で作られている。メインの前照灯、車両内の照明もすべてLED、これにより40%の節電を実現するという。
この後、地下鉄の総合司令所、特別なセキリテイ部門を外から見る。カメラだけが入ることを許される。地下鉄の安全運行のすべてをコントロールする心臓部の一部だけが公開である。さすがの巨大システム、部外秘が保たれるべきところでもある。日本の世界に誇れる特殊な機能を診るようでもあり、深く感動した。
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最初に地下鉄の秘密を知り尽くしたスペシャリスト・梅垣氏の再登場。その案内にしたがい、初公開という地下鉄業務の研修施設に潜入である。ここは、東京メトロで働く2000人を超える駅職員が年に一度、接客サビースを研修する設備である。最新の自動券売機、自動改札機などの取り扱いをマスターさせるなど、日常の業務に支障が起こらぬような研修をするところ。新入職員は、まずここからスタート、研修完了の後に現場に配属されるのである。
ここをステップアップステーションセンター(SSC)と称する。その内部には四つの駅が再現されている。銀座線の上野駅、日比谷線の上野駅、東西線の落合駅、有楽町線の辰巳駅。このなかで上野駅が二つあるのは別路線への乗り換えを再現するため。落合駅、辰巳駅は、他社線への乗り換えを想定するためなのである。実際の研修状況を再現、タモリ氏が飛び入りして挑戦する。応対する言葉使い、場所や方向を示す場合の手の上げ方など、チェツクは意外と細かい。
この後、もう一つの研修施設に向かう。ここは更に一段と厳しい施設である。
それもその筈、新人の運転手、車掌の育成の施設。現役の運転手も車掌も定期的に訓練を受ける場所でもある。すごいのは、特注で造られた巨大なシミュレーター機材。ここであらゆる災害、事故などに対応する運転技術の訓練を受けるのである。
特に本格的な運転のシミュレーターが特別に公開された。興味津々のタモリ氏は、許されて取り組む。映像を見ながら決められた駅のホームの停車位置にきちんと停車できるか、簡単な事ではない、だがこれが基本中の基本でもあるのだ。
続いて地下鉄の整備工場に入る。車の車検のように地下鉄車両も定期的な検査がある。4年に一度、走行距離が60万キロを超える前に必ず、台車と本体が完全に分解され整備される。バラバラに分解された機器を、一つ一つ精密な点検検査の上、再び組み立てられ路線に戻るには20日間を要するという。台車専属のエンジニア、電気系統・制御制動系統など担当も専門別、それぞれで念密な点検整備が行われている。
分解された機器が組み立てられていく作業がCGで映し出される。黙々と作業する一人にタモリ氏の質問が出る。この裏方に徹する気持ちを問うが、「縁の下の力持ちです」と微笑をたたえて応える姿に使命感に満ちた技術者の気概を見た。
続いて案内されたのが、初公開という、来春に銀座線にデビューするというハイテク新型車両の雄姿。名古屋工場で製作されたもので、まだ届いたばかりだという。
その輸送大作戦、愛知県から東京までの300キロに及ぶ輸送に密着取材した貴重な映像が公開された。浜名湖の上を通り抜け沼津、川崎、東京では深夜、大型の専用車に乗せられて運ばれる映像は圧巻だった。この車両はすべてデジタル、LEDがふんだに使われている。ボデイは黄色、塗装ではなくフルラッピングという今までにない方法で作られている。メインの前照灯、車両内の照明もすべてLED、これにより40%の節電を実現するという。
この後、地下鉄の総合司令所、特別なセキリテイ部門を外から見る。カメラだけが入ることを許される。地下鉄の安全運行のすべてをコントロールする心臓部の一部だけが公開である。さすがの巨大システム、部外秘が保たれるべきところでもある。日本の世界に誇れる特殊な機能を診るようでもあり、深く感動した。
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