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京の一枚

京都 桜シリーズ 桜の円山公園  NO.20


桜が咲き誇る園内で、ひときわ目を引くのが、「祇園しだれ」の名で親しまれているしだれ桜。


先代の樹齢200年余の老樹が惜しまれて枯死したのち、2代目が植樹されて87年ほどになります。


夜桜で名高く、篝火に浮かび上がる花姿はちょっと艶かしいほど。


円山公園の夜桜もそのような演出は行われていますが、円山公園ならでは、と言えるのがかがり火によるライトアップです。


本物の火が照らし出す桜の姿は、他とは一味違う趣があり必見となっています。


園内の坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像も、花見を楽しむように立っています。




期間:3/13(金)~4/12(日)(※過去の例)


時 間:日没~翌1時






円山公園の大枝垂れ桜と兄弟桜


現在は2代目で、樹齢は約80年。


枯死した初代の桜の種から育てた若木を桜守の15代目佐野藤右衛門氏が植えた「祇園しだれ桜」。


この兄弟桜は意外とたくさんいるようです。


円山公園の先代の枝垂れ桜は、京都府綴喜郡井手町にある地蔵禅院の親木から株分けしたものなのだそう。


また、他の兄弟桜は京都府庁旧本館の中庭や高雄の個人宅にも立派に根を下ろしています。

地蔵禅院(京都府綴喜郡井手町大字井手小字東垣内16) 0774-82-2810


九鬼周造は「 この美の神のまわりのものは私にはすべてが美で、すべてが善である。


酔漢が一升徳利を抱えて暴れているのもいい。


群集からこぼれ出て路端に傍若無人に立小便をしている男も見逃してやりたい。


どんな狂態を演じても、どんな無軌道に振舞っても、この桜の前ならばあながち悪くはない。」 と書いているそう。





清水へ祇園をよぎる桜月夜 こよひ逢う人みなうつくしき与謝野晶子「みだれ髪」







交通アクセス


【電車】JR・近鉄京都線京都駅から市バス206系統で約20分 祇園下車徒歩5分


京阪本線祇園四条駅から徒歩10分


阪急京都線河原町駅から徒歩15分




【車】名神高速京都南ICから約25分




駐車場


134台  260円/30分


円山公園


住所   


京都府京都市東山区円山町


お問合せ:京都市都市整備公社 075-541-6371


※写真は全て過去のものです









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