京の一枚

京都 紅葉100シリーズ 紅葉カエデに映る池泉回遊式庭園 天授庵(南禅寺の塔頭)NO.102



臨済宗南禅寺派大本山・南禅寺の塔頭である。

暦応2年(1339年)に虎関師錬(こかんしれん)が南禅寺を開山した無関普門の塔所(墓所)として建立。

戦国時代には衰退したが,慶長7年(1602年)に武将だが歌人としても知られる細川幽斎により再興された。
細川幽斎により再興された柿皮葺屋根の建物で、内部は長谷川等伯筆の障壁画で飾られている。


障壁画(長谷川等伯筆)(重要文化財)

禅宗祖師図 - 禅の教えを表現した禅機図を等伯晩年の簡略化された筆遣いで描いたもので、等伯独特の人物表現がみられる。
商山四皓図(しょうざんしこうず) - 中国秦末の国難を避けて商山の山中に隠棲した4人の高士が従者を伴い,ロバに乗る姿を描いたもので、大徳寺・真珠庵にも同じ画題の障壁画を描いている。





庭園
方丈前庭(東庭)
白砂の庭を苔に縁取られた菱形の畳石が横切る枯山水庭園で、切石を組み合わせた直線的な構成は小堀遠州の発案である。



書院南庭
杉やカエデが鬱蒼と茂る池泉回遊式庭園で、明治期に改修されているが南北朝時代の姿も残す。


細川幽斎とは・・・
細川 幽斎/細川 藤孝(ほそかわ ゆうさい/ほそかわ ふじたか)は、戦国武将、歌人である。
幼名は萬吉、通称は与一郎。
兵部大輔、侍従、二位法印。
幽斎玄旨と号した。
足利将軍家の奉公衆三淵晴員の次男で、母は著名な儒学・国学者清原宣賢の娘・智慶院。
晴員の兄の和泉守護細川元常の養子となる。
正室は若狭熊川城主沼田光兼の娘・麝香。
嫡男に細川忠興がいる。
初め13代将軍足利義輝に仕え、その死後は15代将軍足利義昭の擁立に尽力するが、後に織田信長に従い丹後宮津11万石の大名となる。
後に豊臣秀吉、徳川家康に仕えて重用され、近世細川氏の祖となった。
また、藤原定家の歌道を受け継ぐ二条流の歌道伝承者三条西実枝から古今伝授を受け近世歌学を大成させた文化人でもあった。
後に、正統伝承者である三条西公国(実枝の子)、その子三条西実条に返し伝授をする。

 
アクセス
地下鉄蹴上駅から徒歩7分
料金
大人400円、高校生300円、小・中学生200円(修学旅行生は半額)

時間
9:00~17:00(冬期は~16:30)

駐車場
駐車場あり(有料)
2時間1000円(その後1時間毎500円)


所在地
京都府京都市左京区南禅寺福地町86-8
電話番号      075-771-0744









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