見出し画像

京の一枚

京都 桜100シリーズ 大覚寺大沢の池


大沢池は、大覚寺の境内にある日本最古の庭池です。


中国の洞庭湖に似せて造られた事から、庭湖とも呼ばれています。


嵯峨天皇が造営した嵯峨院の庭池です。


大沢池は中国の「洞庭湖」を模して造られたところから庭湖とも呼ばれ、池の配置は華道・嵯峨御流の基本形に通じています。


日本最古の人工的な庭池で、百人一首「滝の音は絶えて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほ聞こえけれ(藤原公任)」の名古曾の滝跡があります。


嵯峨天皇の離宮跡地を寺院としたもので、鎌倉時代に後嵯峨上皇、亀山法皇、後宇多上皇が相次いで入山、大覚寺統(南朝)を形成しました。


東にひろがる大沢池の眺めは京都を代表する景観の一つで、特にお月見の名所として知られています。


宸殿、客殿を飾る豪華な襖絵は狩野山楽筆のものも含まれ、重要文化財に指定されています。


ちなみに広い境内は映画やテレビのロケ地に使われることも多く、ひょっとしたらスクリーンで見たことのある風景を発見できるかもしれません。


月見の名所である大沢池は、花見の名所でもあります。


大沢池の周囲はぐるりとソメイヨシノが並び、水面に映る桜や池に浮かんだ花びらを眺める楽しみがあります。


大覚寺は勅使門前の気品にあふれた八重紅枝垂桜が見ものです。






■拝観時間


9:00~17:00(受付終了16:30)


■拝観料


500円、大沢池200円(春・秋のシーズン中のみ)


■アクセス


市バス「大覚寺」下車すぐ、JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」下車徒歩約17分


■住所


京都市右京区嵯峨大沢町4 

■電話  075-871-0071


※写真は全て過去のものです



京の一枚
京都四季折々・祭り その他

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「京都旅行」カテゴリーもっと見る