京の一枚

京都 神泉苑(しんせんえん)・大念仏狂言 3日


今回のご紹介は二条城の南側に位置する神泉苑(しんせんえん)。


神泉苑の場所は、二条城の道を挟んだ目の前。


平安時代の貴族に親しまれ、そして祇園祭の発祥の地でもある寺院、神泉苑を紹介します。


苑内は大池、泉、森林など緑豊かな景色が広がり、市内にあるとは思えないほどの立派な庭園です。






壬生狂言の流れをくむ京都市無形民俗文化財。


鉦や太鼓・笛に合わせて演じる仮面舞踏劇です。


ここは古くから歴代天皇の御遊地。


869年、疫病退散の神事・御霊会(祇園祭の起源)が行われた修法場としても有名です。


屋根付きの椅子席で気軽に鑑賞できます。





善女龍王(ぜんにょりゅうおう)伝説


そんな歴史の古い神泉苑がなにゆえパワースポットして有名なのかというと、その池には古来より龍神が棲むという龍神伝説が伝わる神社だからです。


その龍の名を「善女龍王(ぜんにょりゅうおう)」と言い、雨を降らす龍として名高い龍だそうでなので神泉苑の池はどんなに日照りが続いても枯れたことが無いと言われています。


その龍神様ですが、そのパワーがハンパないほどのパワーがあるそうでひとたび怒るととてつもない大雨が降ったりするのでそのパワーを鎮めるのにお社を作ってお参りする対象となったそうです。






恵方社とは?


恵方というのは、陰陽道でその年の干支により定められる


もっともよいとされる方角のことで、その方向に歳徳神がいるとされています。


この社の最大の特徴は「その年の恵方」に


向かって社殿を動かすことができることです。


大晦日の夜になると、新年の恵方に合わせて 社の向きが変わるため、毎年恵方に向かってお参りすることができるのです。


神泉苑には日本で唯一の“恵方社”です。




小野小町の祈雨


また小野小町の雨乞いの話も伝わっています。


ああ…日照り続きだ。


こう雨が降らないと、やってられない。


穀物も枯れる。


そんな時、わかりました。


私がやってみましょう。


神泉苑を訪れた小野小町が詠みました。






ことわりや 日のもとならば照りもせめ


       さりとてはまた あめが下とは






■場 所: 神泉苑


■本神輿、剣鉾は境内でお祀りされません。


■2023年(令和5年)11月3日(金曜日)~5日(日曜日)


金曜日は18:30~21:30、土・日曜日は13:00~17:30・18:30~21:30です。






手作りの陶器やアクセサリー、衣服や骨董品など、自分だけの品を探してみてはいかがですか?


行事の内容や日時などは、都合により変更・中止されること がございます。


時節柄、ご理解たまわりますようお願いいたします。


ご参詣の際はマスクの着用をお願いいたします。


発熱、咳など体調の優れない時は御参詣をお控えください。






■料 金: 志納


■アクセス: 市バス9・50「堀川御池」

■お問合せ: 075-861-1769


■詳細ページ:http://www.shinsenen.org/


*行事の内容・日時などは都合により変更・中止となることがございます。


※写真は全て過去のものです。





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