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京の一枚

京都 桜100シリーズ 常照皇寺の九重桜


常照皇寺の九重桜はエドヒガンの一変種タルシダレザクラに属し、ベニシダレといわれる品種です。


花はやや紅色、花弁5枚、おしべ平均23本、めしべ1本、花径約2cmで、3ないし4花からなる繖形花序(さんけいかじょ)になっています。


根元の周囲4.4m、地上から1.5mの高さで周囲3.6m、樹高10mに近い巨木です。


枝張りは最大で20mにも達し、長く枝が垂れて見事です。


南北両朝の渦中より抜け出して、山里へと身を移した光厳天皇の厳しい暮らしを慰めるため、皇弟光明天皇が都から持参し、共に手植えしたのがこの「九重桜」と伝えられています。


樹齢600年ともいわれる九重桜は国の天然記念物。


京都に国指定の天然記念物は少なく、この九重桜、深泥池の生物群、清滝川のゲンジボタル、


大田神社のカキツバタ、善峯寺の遊龍松だけ。


根尾の淡墨桜に較べると特に古いというわけでも大きいというわけでもなく、まずまずの古木。


山あいということ、寺の境内にあるということが幸いして、この時期になると人出が見込まれるのだろう。


花の咲く時期は4月中旬ごろで、この名木の花ざかりには多くの人々が来訪されます。


昭和13年に国の天然記念物に指定されています。




【 時 間 】


午前9時~午後4時


【 料 金 】


 志納(300円~500円程度)


【桜の本数】


 少し


【 交 通 】 


JR「京都駅」からJRバス「高雄・京北線」に乗り「周山」で下車。京北ふるさとバス「北黒田」行きに乗り換え「山国御陵前」下車、徒歩約5分。


※写真は全て過去のものです。



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