今年も夏のお盆を中心に催される伝統芸能の代表、六斎念仏(ろくさいねんぶつ)の季節がやってきました。
京都の夏の風物詩と言えば六斎念仏踊り。
京都近郊の農村部に伝わっているもので、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
京都の夏の風物詩と言えば六斎念仏踊り。
京都近郊の農村部に伝わっているもので、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
その多くが観客を楽しませる芸能的な要素が強い芸能六斎で、様々な演目で見る者を魅了します。
面をつけ、セリフを言いながら演じる「劇の芸能」の念仏狂言のに対して、太鼓・鉦・笛の囃しに合わせ、踊りながら演じられる「音楽の芸能」の六斎念仏は、初めてご覧になる方も親しみやすく、気軽に楽しめる芸能です。
8月11日から数日間は、「勧善回り」として西陣地域の各家々の門前を囃して廻り、最終日の8月14日(月)の夜に、ゑんま堂境内で、現在の千本六斎会の全ての曲が演じられる「いっさん打ち」が、夏の締めくくりとして披露されます。
六斎念仏のルーツは平安時代に空也上人が民衆強化のために始めた踊り念仏。
大変珍しい伝統芸能です。
上演されるのは「四つ太鼓」など約15曲。
盆行事中、参詣者で混み合うので、19時頃がよいでしょう。
六斎念仏はそのほとんどが8月に行われ、目先の六斎念仏は、8月31日の蔵王堂光福寺の久世六斎念仏と、9月4日に松尾大社の八朔祭で奉納される嵯峨野六斎念仏が主だったものになりますが、機会が合いましたら是非ご覧になってみてください。
千本六斎は11月13日に空也堂でも奉納されています。
■場 所: 千本えんま堂
※駐車場はありません
■期 間: 六斎念仏:8/14
お精霊お迎え:8/7~/15
お見送り:8/16(※毎年同じ日程です)
■時 間: 19時頃~
■アクセス: 市バス206「乾隆校前」「千本鞍馬口」
■お問合せ: 075-462-3332
■詳細ページ:http://yenmado.blogspot.com/
※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。
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