京の一枚

京都 お火焚祭 伏見稲荷大社 8日


火焚祭とは今年一年間の収穫に感謝する行事で、伏見稲荷大社のものは全国一のスケール。




立ち上る炎に圧倒されます。


本殿の儀のあと、火焚きの儀が行わます。


本殿裏手の斎場に3基の火床を設け、神田でとれた稲のわらを燃やし、恵みをもたらしてくれた神を山に送ります。


その際、全国から寄せられた約10万本の願い事が書かれた火焚き串を焚き、神楽女の神楽舞が行われます。


特に後半が見所。


雨天決行。


御神楽は古の鎮魂祭に基づく神事。


孝明天皇の時代に、禁裏御所の特別の思召しで再興されました。




薄暗い境内の庭燎(にわび)の中で、本歌・末歌・和琴・笛・ひちりきが奏でられ、早韓神が歌われるなか「人長舞」が舞われます。








■場所:伏見稲荷大社(伏見区深草)


■期 間:11月8日(※毎年同じ日程です)


■時間:本殿の儀:13時~、火焚神事:14時~


■御神楽(人長舞):18時~


■料金:拝観自由


■アクセス:JR「稲荷」駅、京阪「伏見稲荷」駅


■お問合せ:075-641-7331








お火焚きとは?




11月に入ると、京都の各神社から煙が立ち昇ります。


お火焚きと呼ばれ、江戸時代から京都地方などで行われる神事で、陰暦11月に社前において火を焚き、祝詞や神楽でもって神意を慰めるものです。


秋の収穫感謝の新嘗祭(しんじょうさい・にいなめさい)の一種、または古くから庭燎(にわび)を焚いて神楽を舞ったものの名残であるとも言われており、神社だけでなく民間でも行われ、みかんや饅頭、おこしなどを供え、神社が参詣者に授与したり、民間の子供たちに与えたりします。


また鍛冶屋の鞴(ふいご)祭りなどが行われることもあったようで、火を用いる業種(鍛冶屋や染物屋、造酒屋など)でこの様なお火焚きの日が決まっていることが多くあります。


お火焚き饅頭を食べよう!お土産にしよう! 小豆のこしあんを入れた小判形の紅白饅頭に、宝珠の焼き印をつけたもの。


お供えのおさがりとして近所の人や普段お世話になっている方々に配って回ります。


昔は、子供たちは、今日はここ、明日はあっちと近所をまわって、お菓子を貰いに行くのが楽しみだったそうです。


※写真は全て過去のものです。


※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。


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