京の一枚

了徳寺・鳴滝の大根だき 12月9日・10日

鎌倉時代の建長4年(1252年)、浄土真宗の開祖である親鸞聖人が愛宕山中の月輪寺に師である法然上人の遺跡を訪ねた帰りに了徳寺を訪れ、村人たちに教えを説きました。
その教えに感銘を受けた村人たちがお礼に塩炊きの大根を馳走しました。
親鸞聖人はそのもてなしに応え、すすきの穂の束を筆代わりとして、鍋の残り煤で「帰命尽十方無碍光如来(きみょうじんじっぽうむげこうにょらい)」という十字の名
号を書いてそのお礼として残されました。

この故事に因んで行われる報恩講の通称が「大根焚」になります。
毎年、12月9日と10日に行う報恩講「大根焚」では3,000本の青くび大根を炊き、
多くの参拝者が訪れ、京都の冬の風物詩のひとつとされています。


■場 所: 了徳寺
■期 間: 12/9・/10(※毎年同じ日程です)
■時 間: 大根焚:9~16時 法要:11時~
■料 金: 大根志能券1000円、お斎券:1,600円
■アクセス: 市バス26「鳴滝本町」または
      京福「宇多野」駅より徒歩約10分
■お問合せ: 075-463-0714
■詳細ページ:https://www.ryoutokuji.or.jp/





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